。。。まぁるい日々。。。

なんか、ええことありそぉやなぁ~♪

春ほとばしる高取城跡 & noconoco(のこのこ) & ひなめぐり♪

2016-03-29 | 野山を歩く

週末の高取町は、たくさんの人出で活気づいていた。
駐車所へ向かう途中でいただいたマップを見て、「町家のひなめぐり」の期間中だと知る。
そういえば、同じ催しが各地で行われる時期だよねぇ。

しかし、その日は家族で「高取城跡」を目指すことが目的だったから、お雛様は後回し。
夢創館の駐車場を借り、よそ見もせずに土佐街道を上がってゆくと・・・

干支にちなんだ「ミニ ジャンボ申雛」に出くわした。
よく分からないネーミングだなぁ、けっして小さくはないもの。
申雛に見送られながら脇を抜け、その先の「砂防公園」を過ぎる頃には、民家も次第に姿を隠し、山登り気分が俄然増す。

春の暖かい陽射しが心地よい日だった。
木漏れ日は、空のウインクのごとくしきりにまたたく。
木々が途切れると、降り注ぐ陽で日光浴。

「七曲り」をくねくね進むと、その先には「一升坂」(石材などの運搬の際に急坂と重荷の苦しさにへたった役夫に、米一升の加給で励ましたとの言い伝えがある坂らしい。)が待ち受けている。
一升坂を見上げると、一直線の階段が永遠に続いているようにさえ見え、気持ちがへしゃげては大変、と間近に目を落として登る。
私は、二年前に次ぐ二度目で、当時の風景などはつぶさに覚えてはいるものの、しんどかった記憶だけは全て消え失せている。
まあ、前回の雪空と比べればストレスも少なく、晴れやか気分で断然歩きやすいことは確かだ。

息を弾ませた私たちを迎えたのは、城内への入り口である「二ノ門」手前の「猿石」
飛鳥時代に制作され、高取城築城の際、石垣に転用するために明日香から運ばれた物らしい。
郭内と城内の境目を示す「結界石」とした説もあるとか。
これは縁起物やし~ヾ(・ω・*)なでなでしとこかな。
飾り気のない雰囲気に癒され、疲れも軽くなった。

城内には、迫力ある石垣が随所に残っていて圧倒される。
それも然ることながら、ハイカーの多さに飲まれてしまった。
昼時と重なったものだから、数組の団体も加わって、あたり一面鮮やかな人の花が開く。

ほど良く空いた場所を見つけ、シートを広げた。
積もった落ち葉の自然クッションは座り心地満点だし、春陽が背中に遊びホカホカと綻びゆく。
お弁当の美味しさが各段に増すのも、自然の魔法よね。
満腹になると、春暖にまどろみかけたが、それを振り払い来た道を下山した。

下りが苦手な私の、トレッキングポールデビューの日でもあった。
いざ使ってみると思い通りにいかない。
意識し過ぎて、足の出し方までぎこちなくなる始末。
膝への負担は軽減したが、いつもに無い筋肉痛を誘発する結果となった。
練習期間を要するのは、私だけだろうか。
誰も難なく使いこなしているように見受けるのだが。

街なかまで戻ると、ちょうど八つ時。
町家カフェ noconoco (のこのこ)で、お疲れさま~のティータイムとした。

「もちもちぴょこちゃん(苺大福)」と「いちごのショートケーキ」をそれぞれケーキセットでいただく。
どちらにも使用のスポンジは、パティシエのそれとは違い少々硬めで、お母さんが家族のために作りました感が溢れ、素朴な味わいに懐かしさを覚える。
苺大福は、スポンジ、いちご、白餡、ホイップクリームを求肥で包んで仕上げた絶品だ。

疲れは癒えたが、「ひなめぐり」をする余裕がなく数軒だけを見学した。
あるお宅で、我が家と同じく昭和初期の物が飾られていて、そっくりなのに驚く。
雛人形にも流行りがあるようだ。

メイン会場では、大雛段を見上げる。

トレッキングだけの積りが、思いがけず幾つもの副産物と出合え、満ち足りた日となった。

 

 

にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへ   にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 奈良県情報へ


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 名古屋旅行~その2~くつ炉... | トップ | ♪大好物を食す① ♪ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

野山を歩く」カテゴリの最新記事