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遣米使節記念碑@芝公園●No.032

2009-11-13 09:04:54 | 路傍の石の鑑賞会

これは私のランニングコースにはあまり関係ないのですが、先日お台場から走って家に帰ったときに途中の大門を越えて増上寺前で見つけた路傍物であります。何とも真四角で何の遊びもない無印良品的な形状だと思うのですが、1960年という製造時期を考えると、当時は斬新だったんでしょうかねえ。
背景の増上寺とのコントラストが面白いかと思います。

ちなみに何かというと、碑文を書き出してみると、

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万延元年 遣米使節記念碑

西暦1860年2月9日(万延元年正月18日)新見豊前守正興一行は日米修好通商条約批准書交換の使命をおびて江戸竹芝より米艦ポーハタンに搭乗、初の使節として米国に赴いた。
副使村垣淡路守範正の詠にいう、

竹芝の浦波遠くこぎ出でて
世に珍しき舟出なりけり

遣米使節渡航より百周年にあたり、日米両国民の友好親善の基礎を築いたその壮途をここに記念するものである。

1960年6月 日米修好通商百年記念行事運営会
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ということで、ようするにペリーに開国を迫られて、その後ハリスと日米修好通商条約を(1858年にですが)結び、その条約の批准書をアメリカに届けるために1860年に米艦ポーハタンに搭乗して新見正興など遣米使節が米国に渡ったことから100年経ったときに作ったものみたいですね。ていうか、1960年は日米安保条約が締結された年だから、それもあって作ったんでしょうかね。

それからまた50年経っているわけでありますかあ。

1860年に船で米国に行くのは大変だったんでしょうけど、近頃は向こうの大統領が飛行機でやってきてくれるんだから便利な世の中ですよね。

話変わって、よくわかりませんが、レビューって見直しって意味だったんですねえ。
たしかにつづりはreviewだもんなあ。
もうひとつ、イーコルとかも気になったなあ。
ま、普通に日本語で言ってよねって気もするけど、対等な関係っていうのも日本語で言っても取り方によって意味が違って解釈されてしまうわけであるから、なかなか言葉というのは難しいものでありますね。

さて、今朝は出社後の軽いチャリ鍛錬のみで休足でありました。
皇居まで行ったんですが、すでに天皇即位20年の跡形はなくて通常営業の皇居ランニングコースって感じでありましたね。
皇居って自転車でまわると走るより長く感じるのはなぜなんでしょうねえ。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (マカニ・トモ)
2009-11-13 13:06:52
時々通るのですが、基本的に夜なので気付きませんでしたよ。昼に走ると、いろいろ発見があっていいですねー。
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万延元年のフットボールって (shobun)
2009-11-13 17:45:25
そういえば、安保が下敷きでしたよねー、って読んでないでしょ、言葉が難しいからきらいって言ってましたものねえ。
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この江戸幕府の使節団に (マハロ菊池)
2009-11-14 10:13:51
護衛艦として随行したのが勝海舟の咸臨丸で、その船に福沢諭吉とジョン万次郎が乗っていたわけでありますねえ。

マカニさん、ペリー(ペルリ)提督の顔像なんかも対面に置いてありましたよ。もらってしまったそうで。置き場に困ったのかなあ。。

ショーブンさん、読んでないですねえ。
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