今日のフォト。
なんば駅前。
難波パークス。
秋晴れの大阪です。
久しぶりに、なんばマルイの「TOHOシネマズなんば」へ。
10月10日封切りの「ヴィヨンの妻=桜桃とタンポポ=」を観て来ました。
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今日の動画。
「ヴィヨンの妻=桜桃とタンポポ=」
2009年は太宰治の生誕100年。
この節目にちなんで、今年から来年にかけて、太宰治の作品を原作とした映画が
4本立て続けに、公開となっています。
今年5月に公開された「斜陽」に続き、10月10日(土)には
「ヴィヨンの妻=桜桃とタンポポ=」と、「パンドラの匣」が、公開されました。
そして「人間失格」は、来年公開予定です。
戦後の混乱期、酒飲みで多額の借金をし、浮気を繰り返す
小説家・大谷(浅野忠信)の妻・佐知(松たか子)は
夫が踏み倒した酒代を肩代わりするため、飲み屋で働くことになった。
道楽ざんまいの小説家の夫に、振り回されながらも
明るくしなやかに生きていく、女性の姿を松たか子が好演する。
生き生きと働く佐知の明るさが評判となって、店は繁盛し
やがて彼女に好意を寄せる男も現れ、佐知の心は揺れる。
そんな中、大谷はバーの女・秋子(広末涼子)と、姿を消してしまう。
そして山中で、心中事件を起こして・・・・。
大谷の愛人・バーの女の秋子(広末涼子)と
佐知(松たか子)に、好意を寄せる真面目な工員・岡田(妻夫木聡)
物語では、この2人の演技も光る。
また、かつて佐知(松たか子)が、想いを寄せていた弁護士の辻(堤真一)
時を経て、出会う。
そしてある決意をして、唇に紅をさし
辻の事務所に入って行く時の佐知は、この上もなく美しい。
佐知(松たか子)が働くことになった「椿屋」の夫婦。
2人は、最後まで佐知親子を見守る。 人間味のある夫婦を演じた。
この作品の根岸吉太郎監督は
「ラストの佐知のセリフのために、この映画は存在している」と言っています。
そのラストの佐知のセリフとは・・・・
「人でもいいじゃないですか。私たちは生きてさえすればいいのよ」
ネタばれ、ごめんなさい。
第33回モントリオール世界映画祭で、最優秀監督賞を受賞。
生誕100年を記念して、太宰治の作品を何か1つご覧になって
彼の心模様を垣間見るものいいものです。
心中事件、自殺未遂事件、麻薬中毒、アルコール中毒
人格的な崩壊に拍車をかけ、まさに「人間失格」寸前にまで至る。
そして妻に、「おまえを誰よりも愛していた」という遺書を残して
愛人と心中をして、この世を去った。
秋は素晴らしい映画が、次々と公開されています。
食欲の秋、スポーツの秋、そして芸術の秋。
休日の2時間を スクリーンと向き合うのも悪くない。
映画を観終わった後には、必ず何かが心に残る。