マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

愛の讃歌=エディット・ピアフ物語

2006年05月24日 | 観劇・ライブ
Umeda060524

ミュージカル「愛の讃歌」を観てきました。
破天荒な天才シンガー
「エディット・ピアフ」の生涯を描いた物語です。


10代でパリの街角で歌い、貧しい家族の生計を立てていました。
彼女の歌声はどの辻でも人垣が出来るほど魅力的でした。
そんな彼女の歌を高級クラブの経営者が聴いていて
彼女を世にデビューさせました。
「天才!聖なる怪物、女王ピアフ」の誕生です。


Piaf3_1

けれど彼女の人生は平坦ものではありませんでした。
殺人容疑をかけられたり、愛娘の病死、恋人の事故死。
人生に翻弄されながらも彼女は歌い続けました。


恋多き女の彼女はいくつもの恋をしました。
どん底にいる時は膨大なギャラは酒と麻薬に消えていきました。
そしてまた新しい恋をして、不死鳥のように蘇って歌いました。


Piaf1_1

彼女が人生最後に愛した男は21歳年下のテオでした。
ピアフとの愛とともに音楽に目覚めたテオは
彼女の指導のもとで歌手デビューを果たしました。


その頃彼女は重度の肝炎を患っていて
テオとの結婚生活はわずか1年ほどでした。
ピアフは亡くなる直前までテオの音楽のレッスンの指導をしました。
最後に病で衰弱しきったピアフを支えたのはテオの純粋な愛でした。


Piaf2

過去の恋愛のおいても
ピアフはすべてをかなぐり捨てて
ひとつの恋にのめり込んでいきました。


幼い頃の貧しい生活と
何事にも溺れすぎてしまう彼女の激しい性格が
やがてその強靭な精神でも立ち向かえないほどに身体を蝕んでいきました。


48歳で亡くなる3年前からは、ステージかベットでしか過ごせなくなり
舞台の上で倒れることもしばしばだったそうです。


けれどその功績は今もなお称えられ
没後40年以上経った今でも彼女のお墓には世界中からファンが集まり
献花の絶えることはないそうです。


Ainosanka

舞台ではエディット・ピアフを美輪明宏さんが演じました。

第2幕の最後に
美輪明宏さんが原語で歌った「愛の讃歌」は
生涯忘れることがないほど素晴らしいものでした。


他にもエディット・ピアフの有名な曲として
「ばら色の人生」
「ミロール」
「水に流して」    などがあります。


彼女のシャンソンは悲劇的な生涯を反映した痛切なバーラードです。




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