マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

トイレ一考

2006年05月25日 | 私の想い
Asahi060525

今日25日の朝日新聞社会面(32面)の
「青鉛筆」という欄にこんな記事が載っていました。

英国の調査会社が毎年行っている
世界の空港のランキングで
関西国際空港が昨年より1ポイント上げて
過去最高の総合4位に輝いたそうです。
成田、中部の両国際空港は圏外だったらしい。

関空の何が評価されたかというと、公衆トイレの清潔度。
関空では日ごろから
きめ細かく巡回清掃を続けてきたのを評価され
トイレの清潔度では世界の空港のトップに輝いたとか。
大阪人としては大変嬉しいことです。

人間にとってトイレとはとても大切な場所。
家庭のトイレでも一日何度もお世話になります。

私は母の躾がよかったのか
トイレをきれいにすることは美徳と考える人間。
リビングの掃除より、先ずトイレの掃除を心がけて来ました。

訪問した先でトイレのきれいな家は
その家庭の主婦は優秀だと評価するものさしだと言われます。
反対にどんなに高級な調度品を置いた家でも
トイレが汚れていれば、興ざめしてしまいます。

家庭でも家族が共同で使っているトイレは
一人一人が最低限のエチケットを守ってほしいですね。

さてさて・・・・
公衆トイレは千差万別です。
もうどうにも手のつけられない汚いトイレもあります。
またいつまでも入っていたいきれいで素敵なトイレもあります。

昔、私がよく行ったレストランのトイレですが
かつて入ったことのないような素晴らしさで
食事の満腹感とともに、満足感も味わうことが出来ました。

そのレストランのトイレは洋式トイレの他に小便器もありました。
小便器の中には氷が敷きつめられていました。
氷はとけるものだから、時間的に補充していることになります。
男性が用を足した後には、必然的に氷はとけて小さくなります。
それがいつ行っても十分な氷が敷きつめられているのです。

洗面台には季節の花が一輪挿しに生けられて
鏡には水滴ひとつ付いていませんでした。
もちろん便座もとても清潔できれいでした。
お客が途切れるときっと巡回清掃していたのでしょう。

そして洋式トイレと小便器のわずかな空間を箱庭にして
枯山水をイメージしているではないですか。
もう絶句です。

ここのレストランへ友人を連れて行く時、必ずトイレに行くことを薦めました。
トイレに席を立ち、戻って来た友人たちは異口同音に
「すっごく!きれい!」と感動一入でした。

これでこのレストランのポイントがまたあがりました。
たかがトイレ、されどトイレですね。

最近あるレストランで入った風変わりなトイレも忘れられません。
壁と天井がすべて鏡張りというトイレがありました。
床は普通のタイルでしたが
空間はすべて鏡というのも落ち着きませんでした。

トイレに入る姿は自分でもあまりカッコいいものではありません。
自分がトイレに入る姿など自分で見たことがありません。
それが前を見ても後ろを見ても横を見ても上を見ても
「トイレをしている私」でした。
う~ん! 折角のご馳走が半減しました。(笑)

でもトイレ自体はとても清潔できれいでした。
これもオーナーの斬新なセンスなのかもしれません。
昔堅気の田舎者の性格ですから
頭が付いていかなかったけれど、このトイレも忘れることはないでしょう。

トイレの掃除はこまめにするとすぐに終わります。
毎日除菌クリーナーで拭くだけでもずいぶん違います。

賢い主婦の皆さん、私もがんばっていますから
安らぎのたった一人になれる空間のトイレだけは
家族のために清潔で美しくお掃除しましょうね。

トイレは主婦の顔だと思ってください。
お客さまが訪問されて
主婦としてのあなたを評価する最たる場所がトイレなのです。

関西国際空港もトイレの清潔度で
世界ランキング総合4位になったのですからね。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする