星空を眺めて

今日はちょっとロマンチックに星のお話です。
阪神タイガースの星野前監督でも赤星選手のことでもありません。
阪神タイガースは昨日卒業宣言いたしました。（笑）


１０日前に故郷に帰った時、１泊したい衝動に駆られた。
１泊しても実家には誰もいなくて夜は寂しいだけなのに
私は昔実家の庭から眺めた満天の星を思い出した。


大阪では信じられないような星屑。
空気がきれいな分だけ、夜空から星が降って来そうな私の故郷。
それを見たいと一瞬思い、その気持ちに蓋をして帰阪した。




そんな私に星空を観る機会を与えてくれた。
大阪で美しい星が観られないのならプラネタリウムへ。
それは今まで思いつきもしなかったことだった。


今日は「伊丹市立こども文化科学館」に行って来た。
大阪中之島には大阪市立科学館がある。
今日は大阪ではなく伊丹まで。




プラネタリウムは投映時間が５０分。
前半はお馴染みの星を観ながらの説明。
後半はサブタイトルとしてスライドを観ながら星のお話。
１０月１日から新しく太陽系の探検
「虹色の星を探せ」という物語になった。
今日はその初日だ。


物語はかなたの惑星、ハイロン星は高度な文明の発展と引き換えに
自然の彩りを失ってしまった灰色の星。
この星から風景写真家の卵グレーが美しい景色を求めてやってくる。
グレーは太陽系のはずれで遭難している宇宙船から一人の少女を救出。
少女の名はグリーン。
彼女の星はグレーが求めている「虹色」の景色を持つ星。
グレーとグリーンの太陽系探検の旅が始まる。


そんな始まりで物語は約２５分間流れた。
もちろんスクリーンは１８０度の大パノラマの天体に映し出された。
そして最後に二人は虹色の星を探し出せるかどうか？
それはプラネタリウムを観てのお楽しみということで・・・・。


物語の中に太陽系の説明を加えて、子供たちに学習させる。
とても骨組みのしっかりした脚本で、観る者の興味をそそる。
いつしかグレーとグリーンと一緒に「虹色の星」を探している自分がいた。


久しぶりに楽しい時間を過ごした。
前半に観たプラネタリウムの星空は故郷の夜空と一致した。
もう故郷に帰れなくても
ここに来れば昼間でも星を観ることが出来ることを知った。


星の勉強をしながら楽しい物語に引き込まれた。
目を閉じるとプラネタリウムの満天の星空が瞼に浮かぶ。