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チョット一言

刈田山笠(けんか山笠)

2013-10-09 | weblog
秋は実りと収穫を迎える頃です。
その実りと収穫を祝う祭りの多い季節でもあります。

10月の第一日曜日、けんか山笠としても有名な、
刈田山笠の祭りを見に行きました。

出発は10時。
10時半過ぎには、刈田町役場に到着。
11頃から、刈田町の14の地区から山笠が次々に、
町役場前の駐車場に集まってきます。




刈田町の空に、鉦や太鼓の音が鳴り響き、
色とりどりの高さ15メートルのヤマが次々と入ってきます。









其々の地区を出発して、町役場に到着したヤマは、
全長15メートルの長さのヤマを、2度、3度と旋回させ、
観衆に猛アピールをします。
勇壮です。



14基全てが、旋回の猛アピールを繰り返し、
一列をなします。
まさに圧巻。



一つ、一つのヤマの姿です。


台座には武者人形が飾られ、ここで鉦や太鼓が鳴らされていました。

午前中、12時過ぎまでに14基が並びます。
 
お昼は、出店の屋台で焼きそばを買って、近くの公園で食べました。
そば麺と、キャベツだけの簡単な焼きそばの上に、
みじん切りの紅ショウガがパラリ。
質素な焼きそばでしたが、値段は500円。
幾分ぼったくり気味、でもこんなもんでしょ・・・と、一同納得して、
午後2時半からの、けんか山笠を待ちました。

午後2時半から、神事が取り行われ、神輿が神社へと・・・。

その後、予め決められていたヤマが2基向かい合って並びます。
「けんか山笠」の異名の由来でもある「突き当て」が行われます。




制限時間は、ヤマが列から動き出して10分間です。
何度も、何度もぶつかりあいます。
時には、お互いが遠く離れて、勢いのままぶつかって、
木と木の、ぶつかり合う、「カァ~~~~ン」という音が、
大きく響き、圧巻でした。

「突き当て」を終えたヤマは、その場で何度も旋回して強さをアピール。、
鉦と太鼓を鳴らしながら、地元地区へと戻っていきます。

初めて見た、刈田の山笠でしたが、
その勇壮さとヤマの美しさと大きさに感動でした。

その昔は、街中の一般道路で突き当てを繰り返していたそうです。
多分、今のように車も少ない頃の事でしょうけれど・・・。

今、刈田町と言えば日産の工場も有り車の街です。
北九州空港も有りますし、
町の風景も、地形も変わっています。

祭りの形も多少は違ってきているのでしょうが、
ヤマを担う人の気持ちは昔のままかもしれません。