私は暗闇の中にいた。
気がついたら辺りは真っ暗で、何も見えなかった。
後頭部や背中、腰などの感触から、自分があおむけになっていることが分かった。やわらかいので布団の上だろう。
私は眠っていたのだろうか。しかし、眠っていたという意識がない。いつ眠ったのかも覚えていない。
…………。
私はとりあえず、自分のことを思いつく限り挙げてみた。
水守有志。三十四歳、独身。A型。一九七一年九月七日 . . . 本文を読む
今、村上春樹氏の『カンガルー日和』(文庫版)を読んでいる。
村上氏の作品は、不思議である。
内容はとんでもなく日常的なのに、なぜか読んでいて気持ちがいい。
読後感のよい作品である。
そこで私もそういう作品を書いてみたいと思って、昨日、書いてみた。
が、ぜんぜん、いいものにはならなかった。
後ほど掲載してみるが、ホントに全然大したことない。
しかし、ショートショートは分量的に書きやす . . . 本文を読む