青い嘘日記。 ６月１２日

　今日から京都へ向かう。
　夜行バスである。
　就職試験は昼からだというのに、私が京都に着くのは早朝である。４分の１日。さて、どう潰そうか。
　以前京都を旅したおりに知り合った知人に会いたいような気もするが、もう半年以上連絡をとっていないので消息不明である。もしかしたら引っ越しているかもしれないし、電話番号知らないし、さて、どうしたものか。
　帰りもほぼ夜行である。高知へ帰り着くのが確実に零時を過ぎる。
　丸二日、帰ってこない。
　その間、メールもできない。
　私の幸せが断たれる。
　断食ならぬ断メール。断メルか？
　寂しすぎて死んでしまわないかと今から心配している。
　帰ってこなかったらたぶん死んでいるので、そのときはよろしく。

　今日出発なので明日の前期中間試験が受けられない。
　公認欠席なので受けられないテストの教科教官にどうすればよいかと訪ねて回った。
　科目数は２。教官も２名。
　１名目。
「見込み点でつけとくよー」
　ふぅ、テストを受けずに済むようである。よかった……。
　２名目。
「金曜日の放課後にテストします」
　８時限目終了後、１７時半から２時間のテストである。そのあと荷物の用意をしてママチャリで家まで帰るとなると、いったい自宅にたどり着くのは何時になるのだろうか……。
　いや、土日にやられるよりはマシだが。
　いやいや。とにかく今は明日の就職試験に向けて対策を練らなければ。
　そろそろ受からないと、学校の威信にもかかわってくるからなぁ……。
　もしかして就職組で内定してないのって、私だけ……？