暇人に見て欲しいBLOG

別称(蔑称)、「暇人地獄」。たぶん駄文。フリマ始めました。遊戯王投資額はフルタイム給料の4年分(苦笑)。

土曜日の行動その7

2006年10月09日 15時26分24秒 | 旅行など
 とにかく北へ。
 鴨川公園を制覇するのだ。
 そして鴨川の始まりの場所を見るのだ。
 よくは知らないけれど、鴨川というのはもともと水量が少なくて舟運に向いておらず、なんとか水をひいて舟運できるようにした川らしい。そんなようなことがどこかに書かれていた。
 鴨川を上流(北)へ行くと、二股にわかれている。鴨川というのは二つの川が合流したものなのだ。
 ひとつは賀茂川。もうひとつは知らない。
 まぁ、だから、鴨川の出発点とも言うべきその合流地点を拝みたかったわけである。
 歩く。
 しかし雨が強くなって橋の下であまやどり。
 手持ちの本『クビシメロマンチスト』を読む。
 京都で京都が舞台の小説を読む。
 いいよなぁ……マジで。
 そしてぼくのささやかな夢のひとつに「鴨川公園で鴨川公園のシーンを読む」というのがあった。
 天気が回復したのを見計らって公園のベンチに座る。
 目の届く範囲にカップルがいるが、気にしない。
 ぉお。
 ちょうど、主人公いーちゃんが鴨川公園でボコられるシーンだった。
 ラッキィ。
 そうやって、いーちゃんが異性になぶられてよがるシーンを喜々として読んで、ぼくは満足した。
 夢叶った。
 自分がいーちゃんよりすでに年上になってしまっているのが悔やまれたが(いーちゃんは19歳。ぼくは先月20歳になってしまっていた)。
 お昼を過ぎたためか人が多くなってきた観のある鴨川公園を、さらに北上。
 やがて、賀茂大橋(川の合流地点のすぐ南に位置する橋)に辿り着く。
 ひゅ~……。
 意外に寒い風が吹いた。
 北風だろうか。
 とにかくさらに進んで、わかれ目が見えた。
 そこにも先ほどのような石の列があり、対岸までつづいていた。
 さっそく渡る。
 中間地点はわかれ目のさきっちょ(三角の頂点)で、鴨川と二つの川を見渡すことができた。
 ひゅ~……。
 と、これは感嘆の吐息。
 また石を渡って対岸に行く。
 他にも人がいた。さすが人気スポット(?)。
 ひとしきり、ひととおり眺めを楽しんで、元の場所に帰る。
 ま。
 あとは来た道を逆走しただけ(走ってはいないが)。
 昼を過ぎたからかカップルが多かった。
 さすがデートスポット(らしいよ)。
 京都精華女子の生徒四人がランニングしてたりもした(というか後ろから抜き去られた)。
 走ってついていきたかったが荷物が重くて断念した(抜かれると抜き返したくなるんだよな……子供だ)。
 京都駅まで徒歩約80分。まぁ近いわな。
 あまりに早く着いてしまって、暇を潰すのに苦労した。
 前回とおんなじ。
 本屋で立ち読みしたり土産物屋で試食コーナーを物色(物食)したり、その繰り返し。腹もふくれて一石二鳥。
 あ。
 もちろんお土産も買いましたよ。
 元母に頼まれていたからね。
 クラスメイトのぶん?
 そんな余裕ねぇよ。
 ちなみにこの日の夕食はバス内でポッキー。それと会社の寮からパクってきたお茶とバス内常備のコーヒー(モーニングショット)。
 バスは18時過ぎ出発23時過ぎ到着。
 いや。
 そういえばバスに乗る前、焦ったなぁ……。
 帰りのチケットが行方不明!
 汚いカバンの中身をさらに汚くしながら人目にさらされながら無心に探しましたよ。
 ありました。
 カバンの中身はぐちゃぐちゃで、どこにあったのかは不明ですが、なんとか見つかりました。
 ふぅ……。
 もっときちんと整理しておくべきだった。
 でもきっと無駄だ。
 ぼくは記憶力が破滅的だから。
 どこに入れたのか、それ自体を忘れる。
 紙かなにかに書いておかなくちゃダメだね、こりゃ(毎回、まさか忘れないだろうと思って書かずにおいておくと忘れるというひどいパターン)。
 うちの親父が鬱になったのもたぶんこの性癖が原因だし(いろいろ会社の重要な物などをなくしたらしい)、だからこそ気をつけなければならないのだが。
 そういえば戯言シリーズの主人公いーちゃんの特技は「普通絶対に忘れないだろうことを忘れる」だったな。
 ますます親近感の湧くキャラクターだよな、いーちゃんって……。
 ま、なんにしろ、京都は楽しかった。
 のんびり一人旅にはうってつけだ。
 京都に永住したいが……まぁ、地方に飛ばされるだろうなぁ、カクジツに。

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