んん？

　普段話し掛けてこないＴ君が目の前に来て一言、
「あれ、Ａさんは？」
　と言った。
「ん？」
　何故ボクに尋ねるのですか、という感じで聞き返すと、
「いやぁ、いっつも二人でいるから」
　と言われた。
　言われるまでもなく、Ａさんを最近見掛けないなぁとボクも気にしていた。
　しかしボクだってＡさんと連絡を取っているわけではないのでわからない。
　そして何故そんなことが聞きたかったのだＴ君。
　Ｔ君が好きなのはシロナちゃん（ポケモンのヒロイン？）だろう。
　まぁ、最近若い人連合の結束が強まっている感じだし、メンツを気にしているだけなのかも知れない。
　ちなみに、ボクは若い人連合には加盟していない。
　年齢的には参加するべきなのに、何だか入りづらいのだ。
　集団が苦手だし。
　ちょっと、若い人の話についていけない感じもする(苦笑)。
　かと言って年配の方と話が合うわけでもなく、ボクは孤立している。
　たまにホワイトボードに難読漢字を書いて、漢字に関心のある人がそれを読もうと躍起になる現象が発生するくらいで、それはコミュニケーションとしては薄い。
　何と言うか、Ａさんがいないとボクは孤立する。
　Ａさんは、自分なんかよりボクのほうが社交的だと言うけれど、全くそんなことはない。
　Ａさんのほうが人と多く関わっているし、カリスマ性があるから人が寄っていく。
　そして鏡のように相手に合わせるのがうまい。
　ボクのせいなのだろうか、彼女のブログの漢字の比率が高くなっている。
　間違った漢字もちらほらあり、読みづらい。
　漢字は正しく使うべきであり、正確に覚えていない場合は平仮名や片仮名といった「仮名」を使うべきなのだ。
　つまり、無理に漢字を使うと逆に誤解を生むのである。
　無理しないでね。
（話が直角にそれた感じですね）