暇人に見て欲しいBLOG

別称(蔑称)、「暇人地獄」。たぶん駄文。フリマ始めました。遊戯王投資額はフルタイム給料の4年分(苦笑)。

土曜日の行動その3

2006年10月09日 12時12分21秒 | 旅行など
 三条大橋がすごかった。
 写真には撮らなかったが(撮ると橋を渡っている人間が写るから)、ちょっぴり感動。
 木だった。
 木でできていた。
 まぁ、橋を支える柱みたいなものはコンクリで固められていたが、ほとんど木だったのである。
 風情があるよなぁ……。
 またしばらく北上すると、今度は鴨川に石が横一列に並んでいた(写真参照)。
 どうも、対岸に渡れるらしい。
 こういうのを「粋」だと思うのはいささか子供かもしれないけれど、ぼくは粋だと思った。
 雨で濡れていれば滑って危ないのでやめておこうと思ったが、大して濡れていなかったので渡ってみることにした。
 これまで鴨川を見ながら歩いてきた限りにおいて、ぼくは鴨川っていいよなと思っていた。そんな鴨川を橋を使わずに渡れるというのだから、粋以外のナニモノでもないと思う。
 石は等間隔に並んでいた。ちょうど、少し大股にしてまたぐことが可能な距離だ。石の形は四角を基本に、船の形もあった(他の場所には亀の形をしたものが多かった。鴨の形はなかった)。
 川の真ん中あたりで一度、足を止める。360°全方向を見渡してみると、まるで自分が鴨川の水面に立っているかのような錯覚に……童心に返ればとらわれるのだろう。ぼくは、さすがにそこまでは思わなかった。でも、きれいだった。
 対岸に渡ってまた引き返す。
 上下真っ黒で派手めの青ジャージを羽織って巨大な黒カバンを持っているという、あまりに変態的なカッコウをしたぼくが、こんなにはしゃいでいて大丈夫なのだろうか、とも思う。なにより、観光客の皆様に迷惑のような……。マクドナルドの赤い看板を茶色にしてまで景観を守る京都の人々の美意識をもまるっきり無視しているような気もするし……。
 実は道行く人の視線を多々感じていたのだけれど、それは気のせいじゃなくて服のせいなのかもしれない……。
 とかなんとか自意識過剰に思ってみたりして、ぼくは再び鴨川を北上し始めた。

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