暇人に見て欲しいBLOG

別称(蔑称)、「暇人地獄」。たぶん駄文。フリマ始めました。遊戯王投資額はフルタイム給料の4年分(苦笑)。

青い嘘日記。 6月21日

2006年06月21日 16時36分48秒 | 日記系
 昨日。
 朝にクモの巣へとダイブした私は、その後も悲惨な目に遭った。
 ハエに好かれたり、ハチに好かれたりした。もう一度クモの巣にひっかかったりもした。
 ハエは私の胸に堂々ととまった。横にいた友人が、
「お前、ハエに好かれているよ」
 と言った。
 まさか、すでに死臭でもただよわせているのか私。
 ハチは私の後頭部にとまった。それに気づかず私は髪をいじった拍子にハチを振り払ってしまった。
 手に変な感触がしたなと思って地面を見るとそこにハチがいた。
 弱っているのか彼が再び空を飛ぶことはなかった。
 こんな調子で私は蟲にいじめられている。
 私は蟲が大の苦手なのでこれは精神的にとてもとてもショックでありひどいダメージである。
 よく優しいという意味で虫も殺せないような人というような表現がされるが、私は優しくないのに虫が殺せない。単に嫌いなのである。人間に対するのとはまた違った恐怖を感じる。
 そういうわけで私は冬が好きである。寒さでこごえるが蟲に出会う頻度が少ないというだけで幸せである。だから夏は暑いしじめじめするし陽光でくらくらするしプールがあるし蟲にたかられるしで散々である。大嫌い。
 おまけに昨日は人間関係のほうでも失敗した(彼には会うたびに迷惑をかけている)し、もうあまり言いたくないが鬱だった。

 夜。
 そのような気分を少しでも晴らすために乙一作品を読むことにした。
 天衣無縫、驚天動地の短編集『ZOO』所収の「SO-far そ・ふぁー」という作品である。
 一読して、思った。
 乙一は凄い……
 プロの作家と比べるなんて愚かなことだが、私の作品など足元にも及ばない。
 物語の着想から言葉選びに至るまで、どの部分どの要素を比べてみてもまるで歯が立たないという気がする。勝ち負け以前の問題。段違い。桁違い。格が違う。違いすぎる。
 いっそ気持ちよいほどの負けっぷりである。純粋に尊敬できる。
 もう3回目の読了なのに、この破壊力……。
 神、乙一。

 最新作『銃とチョコレート』も好評なようである。
 早く読みたいが、なんだか装丁が物々しいらしく、迂闊には手が出ない代物らしい。
 買うか? 楽天のポイントが1400円分貯まっているから、それを使うか? そうすると送料は無料で現金は700円必要になるのか……。むう、難しい……。
 だからって人に借りるのも……ねぇ。まだ新刊なんだし。新品を汚すわけには……。
 図書館に頼んでみるか。いつ入るかわからないけど。


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