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劇場版「空の境界」感想【第5章 アカシックレコード】

2010年10月02日 18時34分12秒 | おしらせ
 劇場版「空の境界」第5章「矛盾螺旋」を見た。
 これを見るのは2回目だが、この話の演出上、2回見るのが正しいと言える。
 2回目のほうが、ハマる。
 何故ならこれ、時間軸が複雑に入り乱れるのだ。
 初見では微妙に上手く繋がらない。
 二度見るくらいがちょうどいい。
 だから今回、見て良かった。
 どこがどう繋がっているのか、よく判ったのだ。
 今のところ、この章が一番盛り込まれている。
 アイデアの渦のような印象。
 そして出て来る、アカシックレコード。
 作中では《根源の渦》もしくは単に《根源》と言っていたが、最初の説明でアカシックレコードとも呼んでいる。
 まさにタイムリー。
 魔術師(魔法使い)は皆すべからく《根源の渦》(アカシックレコード)を目的に精進するという。
 要は、《世界の真理を目指す》《常識から逸脱した者》達を、総じて《魔術師》《魔法使い》と呼ぶのだろう。
 自分と寸分違(たが)わぬ、己以上でも以下でもない、全く同一の人形を作り上げた人形士、
 蒼崎橙子。
 そして常識外の者に対しての常識外となる存在、
 両儀式。
 魔術師の本質、根源を求め続け、矛盾に螺旋し続けた男、
 荒耶宗蓮。
 彼ら彼女らが複雑に絡み合い、いかな物語と成り行くのか……
 矛盾螺旋はオススメです。
 ただ、時間軸がごちゃごちゃしているので、そのことに注意してご覧下さい。
 あと、第1章~第4章を見ておくと、より理解が進みます。
 私に対してどっちが本物かなんて、そんな問いに何の意味が? by人形士

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