最近、風邪が流行っているらしい。もっと流行って学級閉鎖になればいいのに、と思う。
最近、乙一氏が高専時代にやっていたような、金属材料の硬さ試験をやっている。こう言って「あれか」と思い当たる人は少ないだろう。端的に言えば、あの金属片をバコーンと叩き割ったりするあれである。
この説明で瓦割りのような状況を思い浮かべた方は素晴らしい。私と同じ波長の人間である。おめでとう。
人間のチョップで金属が割れるかどうか。答えは割れるときもあれば割れないときもある。いや、「とき」というより「場合」かもしれない。
たとえばある漫画で、スプーンをもって念じるだけでポキッと折るマジックをやっていた。破壊限度いっぱいまで金属疲労を起こしておけば、わずかな振動だけで破壊できるという原理だった。要するにもうすぐ壊れるというところまで力を何度も加えておき、あとは手で力を込めたときの振動により、トドメを刺すという方法である。
これと同じことを金属板にも施しておけば、チョップでも割れるかもしれない。しかし面倒臭い。
そんな知識がなくても、たとえばとっても薄い板なら割れるんじゃないかと考えることができるだろう。私もできると思う。
このように、金属を素手で叩き割ることは不可能ではない。割れやすい金属というのもあるかもしれないし。
もう少し飛躍させて、金属を手でちぎり、破ることもできる。たとえばアルミホイルなんかは、簡単に破ることができるだろう。
金属を叩き割ったり破ったりするのは、一見不可能のように思える。しかし場合によっては可能なのである。
このように、一見不可能なことを可能にしてしまうのが、いわゆるトリックである。
今回の場合は、叙述トリックとも言える。
金属を手で壊す。と、一言に言えばたいていの人が厚い金属の塊を思い浮かべてしまって不可能だと思う。その裏をついて、実は金属というのはアルミホイルなのでした。という、これが叙述トリックである。
もっと簡単な例を挙げよう。僕は女子トイレによく入る、と聞くと誰もが変質者の「僕」を思い浮かべるだろう。しかし実は「僕」は女の子なのだ。自分のことを「僕」と呼ぶ女の子。だから女子トイレに入って当たり前なのだ。
これも叙述トリックである。
このように、叙述トリックというのは非常にアンフェアである。だからトリック大好きな人種の中にも、叙述トリックを嫌う者が大勢いる。
しかしこの世には不思議なことに、騙されるのが快感だという人間が存在する。私もその一人だ。
そういう人たちは叙述トリックを重宝している。
叙述トリックは確かにアンフェアで卑怯といえば卑怯なのだが、とても感心できる、面白い、言葉のマジックなのである。
嘘ではない言葉で人を騙す。これってかなり面白い。
しかし実生活で騙されると損害があるので、気をつけたほうがよいかもしれない。
「このドラ焼きは中のあんに超高級特選小豆を使用しています」という文句のドラ焼き(大きさ普通)が1個50円で売られていたら思わず買ってしまうだろう。
しかし実は、高級小豆はほんのちょっぴりしか使っておらず、ほとんどが遺伝子組み換えの激安小豆なのかもしれない。
今の科学力はすごい。まずいものを美味しくしてしまう薬が開発されていたりする。あなたもきっと気づかない間に、そういった科学の力に騙されているだろう。
たとえば安い弁当に入っている玉子焼きはたいてい白身だけの代物である。黄色い色をつけただけである。これは本当。法学の先生が言っていたから。
最近、乙一氏が高専時代にやっていたような、金属材料の硬さ試験をやっている。こう言って「あれか」と思い当たる人は少ないだろう。端的に言えば、あの金属片をバコーンと叩き割ったりするあれである。
この説明で瓦割りのような状況を思い浮かべた方は素晴らしい。私と同じ波長の人間である。おめでとう。
人間のチョップで金属が割れるかどうか。答えは割れるときもあれば割れないときもある。いや、「とき」というより「場合」かもしれない。
たとえばある漫画で、スプーンをもって念じるだけでポキッと折るマジックをやっていた。破壊限度いっぱいまで金属疲労を起こしておけば、わずかな振動だけで破壊できるという原理だった。要するにもうすぐ壊れるというところまで力を何度も加えておき、あとは手で力を込めたときの振動により、トドメを刺すという方法である。
これと同じことを金属板にも施しておけば、チョップでも割れるかもしれない。しかし面倒臭い。
そんな知識がなくても、たとえばとっても薄い板なら割れるんじゃないかと考えることができるだろう。私もできると思う。
このように、金属を素手で叩き割ることは不可能ではない。割れやすい金属というのもあるかもしれないし。
もう少し飛躍させて、金属を手でちぎり、破ることもできる。たとえばアルミホイルなんかは、簡単に破ることができるだろう。
金属を叩き割ったり破ったりするのは、一見不可能のように思える。しかし場合によっては可能なのである。
このように、一見不可能なことを可能にしてしまうのが、いわゆるトリックである。
今回の場合は、叙述トリックとも言える。
金属を手で壊す。と、一言に言えばたいていの人が厚い金属の塊を思い浮かべてしまって不可能だと思う。その裏をついて、実は金属というのはアルミホイルなのでした。という、これが叙述トリックである。
もっと簡単な例を挙げよう。僕は女子トイレによく入る、と聞くと誰もが変質者の「僕」を思い浮かべるだろう。しかし実は「僕」は女の子なのだ。自分のことを「僕」と呼ぶ女の子。だから女子トイレに入って当たり前なのだ。
これも叙述トリックである。
このように、叙述トリックというのは非常にアンフェアである。だからトリック大好きな人種の中にも、叙述トリックを嫌う者が大勢いる。
しかしこの世には不思議なことに、騙されるのが快感だという人間が存在する。私もその一人だ。
そういう人たちは叙述トリックを重宝している。
叙述トリックは確かにアンフェアで卑怯といえば卑怯なのだが、とても感心できる、面白い、言葉のマジックなのである。
嘘ではない言葉で人を騙す。これってかなり面白い。
しかし実生活で騙されると損害があるので、気をつけたほうがよいかもしれない。
「このドラ焼きは中のあんに超高級特選小豆を使用しています」という文句のドラ焼き(大きさ普通)が1個50円で売られていたら思わず買ってしまうだろう。
しかし実は、高級小豆はほんのちょっぴりしか使っておらず、ほとんどが遺伝子組み換えの激安小豆なのかもしれない。
今の科学力はすごい。まずいものを美味しくしてしまう薬が開発されていたりする。あなたもきっと気づかない間に、そういった科学の力に騙されているだろう。
たとえば安い弁当に入っている玉子焼きはたいてい白身だけの代物である。黄色い色をつけただけである。これは本当。法学の先生が言っていたから。
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