
このところ夕方になると、大雨が降ります。
梅雨…というより、スコールのようです。亜熱帯化する関西って感じ。
雨でせっかくついた2番花が早く散って、残念です。
テレマンの時代のフルート、キーがたった一つだけついた古楽器。木で作られたフルートです。笛といえばリコーダーが主流の時代です。
基準の音は442hzではなく、440hzあるいはもっと、半音ほども低い音。
ピンと張った弦楽器は、おそらく演奏している間に弦が伸び、調弦した直後からドンドン下がっていっただろうと思われます。
その弦とのアンサンブルを考えると、やはり低めだったろうと思います。
楽器そのものの音量は出ず、宮廷のサロンや、石造りの天井の高い教会の壁に助けられて音が響いていたはず。
タンギングはスタカートの様に短めに切らないと、音が重なり合ってぼうっと聞こえてしまいます。
なんといっても、フルートは、吹き出した息と笛との距離が遠い、管楽器の中でも特異な形状をしています。
唇を閉めておいて、息を吐いたのでは、音は遅れてしまいます。
開けておいて歯の間に置いておいた舌を動かすことで、音の頭を作ります。
そのまま伸ばすこともできますが、一音ずつ音を引き上げることで、より弾んだ感じがでます。
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