goo blog サービス終了のお知らせ 

音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

テレマンの吹き方

2014-07-03 00:11:15 | 音楽

このところ夕方になると、大雨が降ります。
梅雨…というより、スコールのようです。亜熱帯化する関西って感じ。
雨でせっかくついた2番花が早く散って、残念です。

テレマンの時代のフルート、キーがたった一つだけついた古楽器。木で作られたフルートです。笛といえばリコーダーが主流の時代です。

基準の音は442hzではなく、440hzあるいはもっと、半音ほども低い音。

ピンと張った弦楽器は、おそらく演奏している間に弦が伸び、調弦した直後からドンドン下がっていっただろうと思われます。

その弦とのアンサンブルを考えると、やはり低めだったろうと思います。

楽器そのものの音量は出ず、宮廷のサロンや、石造りの天井の高い教会の壁に助けられて音が響いていたはず。

タンギングはスタカートの様に短めに切らないと、音が重なり合ってぼうっと聞こえてしまいます。

なんといっても、フルートは、吹き出した息と笛との距離が遠い、管楽器の中でも特異な形状をしています。
唇を閉めておいて、息を吐いたのでは、音は遅れてしまいます。
開けておいて歯の間に置いておいた舌を動かすことで、音の頭を作ります。

そのまま伸ばすこともできますが、一音ずつ音を引き上げることで、より弾んだ感じがでます。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿