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ネーデルランドの黄金の日々

2022-12-18 08:58:00 | ルネッサンス
今朝は伊藤公一先生のマスタークラスでした。
音階とアルペジオだけでほとんど終わりました。
本当に細かい。奥深いです。


今日は、午後から牧野で発表会前最後のレッスンなので、写真を撮る間もなく帰りました。
クリスマスや新年にふさわしいハレの日ワンピースや、ボレロが気になったけど、強い意志で帰宅。

雨が降ってきました。
聖ニコラウスのお祭りは、1665年ネーデルラントの中流家庭のクリスマスを描いています。

女の子にはお人形のプレゼント、男の子には、しつけ用の鞭が入っていました。不平の声を上げる男の子に祖母が手招きします。
ここには本当のプレゼントが入っていますよ。と

作者のヤン・ステーン(1626-1679年) ライデン生没

聖ニコラウスのお祭り
1665制作アムステルダム国立美術館蔵
裕福な醸造家で宿屋を経営する父の元に生まれます。
グラマースクールに通い、ユトレヒトでドイツうまれの画家クニュヒパーに学びます。
1648年画家の聖ルカ協同組合を作りました。
有名な画家ホイヘンの助手になり、娘のマルグリットと結婚します。
8人の子どもをもうけます。
1672年災いの年に絵画市場が落ち込んだので宿屋を経営します。
1673年再婚。
1679年ライデンで亡くなります。

災厄の年は、スペインとの覇権争いが終結。ネーデルランド連邦共和国が認められ、オランダ東インド会社の黄金時代がやってきますが、イギリス東インド会社ともめ、1656年兵器製造所、造船所を作ります。
1662年イギリスと宣戦布告します。
同じ年フランスからも宣戦布告され、この年をオランダの災厄の年と呼ばれています。

これからの戦争の日々でついには1821年、黄金の日々は終わり、覇権を失い、オランダ国旗を上げているところは長崎の出島とアフリカ西海岸のエルミナ要塞のみになっていました。

ヤン・ピーテルスゾーンスウェーリンク(1562-1621年)
デーフェンテル生まれ、アムステルダム没
オルガニストで作曲家。
鍵盤楽派ともいわれ、和声や対位法に精通していました。
ルネッサンス後期からバロックに位置づけられています。

ネーデルランド黄金期の作曲家。

モテット「今日キリストは生まれた」






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2 コメント

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ヤン ステーン (takan32)
2022-12-18 08:01:41
久米さんへ、私の展覧会のブログにいいね!をありがとうございます。
きのうの夜、テレビ大阪の新 美の巨人たちでこの展覧会のことが取り上げらけていました。
アムステルダム国立美術館には行ったことがあります。ヤン ステーンの絵画もいくつか見ました。
返信する
Unknown (m-fluteangel16)
2022-12-19 23:31:01
@takan32 さん、アムステルダムにも行かれたのですね!
生でヤン・ステーンを見れるなんて!
いいなぁ!
返信する

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