お久しぶりのセンメルトリオ。

フルート、ヴィオラ、ピアノ全員揃いました。
昨年3月からピアノの坂田さんが入院。やっと復帰されたと思ったら、11月に金重さんが転倒して、ヴィオラの弦を押さえる手を骨折。
2月に出演予定のコンサートには「ピアニカ出でようか?」と言っていた金重さん。
大丈夫。
間に合いました。

3人でトリオできる幸せ。
噛み締めました。
曲はビゼー作曲、シンプソン編曲「カルメン幻想曲」。
もともとはフルート、ファゴット、ピアノのためですが、金重さんがヴィオラに書き換えてくれています。
なかなかおもしろい編曲です。
「アラゴネーズ」「間奏曲」
「アルカラの竜騎兵」「ジプシーのうた」の4曲組曲になっています。
歌劇「カルメン」の第三幕への「間奏曲」はこの激情的なオペラの中の癒しの一時です。
真面目な官吏ホセがたばこ工場で問題を起こし、捕らわれたジプシーのカルメンに恋をします。
ホセはカルメンに誘惑され、法を破って彼女を牢屋から逃がしてしまいます。
酒場でカルメンと落ち合ったホセは帰営ラッパに帰ろうとしますが、カルメンに激怒され、彼女を追っていきます。
密輸団入るかどうか迷っていると、衛兵隊長が帰還を促しにアジトにやってきます。
心揺れるホセですが、密輸仲間に見つかり隊長は捕らわれ、密輸団に加わることになってしまいます。
この後演奏される第三幕への「間奏曲」。
つかの間のカルメンとの蜜月。
第三幕では「以前ほど愛していない。束縛しないで。」とカルメンはホセに言い放ち、闘牛士のエスカミーリョに心奪われていきます。
そんなカルメンにホセはどす暗い情念にとらわれていきます。