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音楽の喜び フルートとともに

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世界最速のインディアン

2010-01-24 21:47:54 | 本・映画など
映画『世界最速のインディアン』を昨夜BS2でやっていました。ちょっと、見るつもりが最後までみてしまいました。バート・マンローと言う人の実話で、1967年に出した彼の作った改造バイク『インディアン』が出した最速記録は未だ誰にも破られていないそうです。

記録よりも私が感動したのは、彼がニュージーランドの片田舎で静かに暮らしている63歳。年金生活も長くなったある日、30数年来夢であったアメリカボルドウィンのバイクの大会に出場しようと、意を決して出かけること。頻尿で、心筋梗塞。改造したバイクの原型は20年前の古い型。300キロの速度に耐えるタイヤは自分で古タイヤを削ってつくったり、軽量釘はワインのコルク栓。


この主人公は、さまざまな困難な状況も、「まてよ、こんな方法ではどうだ?」「こうすればどうだろう?」「この方法ではだめだ、それならこれで行こう。」と自問自答しながら、どんどんよりよい方法を見つけて動いて行きます。だめだと思っても、彼には腐ったり、ぼやいたり、固まったりしている暇は無いです。

そしてそんな彼に、手を差し伸べる人々が集まってきます。
大会の現場に行って登録は1ヶ月前に締め切られていたことがわかりますが、彼の夢をかなえたいと言う強い希望に共感した人々の助けによって、その動かすことが不可能と思える状況も突破されていきます。

…この映画を見ていると、自分が、若さ、健康、力、金、時間など、何かが無くて夢が叶わない、人生がうまくいかないという考えに取り付かれていることに気づかされます。
また、試してみる前から、諦めている自分にも気づきました。とても元気が出る映画です。