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音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

私設音楽であそぼう!

2008-12-26 23:41:08 | 音楽で遊ぼう

寒くなりました。我が家は隙間だらけなので、息が部屋の中でも白いです。私は寒がりなので、冬はつらいです。

今朝は、友達が休みの間だけやっている私設の留守家庭児童会のお手伝い。
朝、10時~2時間だけ、「音楽であそぼう!」ワークショップをしました。
絵本に音をつけたり、自分で絵本を作ってそれに音をつけて発表してもらおうとおもったのですが。
絵本作りがとっても気に入ってしまい。枚数も2枚一組のお話をいくつもいくつも書くこどもや、一枚の画用紙を細かく仕切って漫画のようなストーリーをびっちり描くこどもが出てきて、音楽をつける時間がなくなってしまいました。まあ、それもありのワークショップなので、とっても楽しかった。

例によって、音楽や、絵を描く力や、お話をする能力を伸ばすといった事が目的ではありません。
それは副次的なもので、ワークショップで一番大切なことは、どのような考えや、感じ方をしてもそこでは受け入れられる。という体験を保障することです。

そして、友達の感じ考え方に対しても、保障していく場になるように啓発します。
そのことによって、お互いの話に耳を傾け、どんな考え感じ方をもってもOKで、いろんな感じ考え方があるということはおもしろく楽しいって言うことを感じてくれたら大成功です。

それは、どの人の考え方、感じ方も大切にされる。人としてどの子どもも大切であり、多様性を保障するということです。もちろん現実の生活で何か事を進めるためにはその考えを、すり合わせたり、より良い方法を一つだけ選んでいくということが多いかもしれません。その場合でも、考えていることを頭から否定せずにきけば、どんなにばかげた方法と思えるものの中にも、素晴らしい思いもかけない良い方法が混ざっているかもしれないし、自分では思いつけないような突飛な方法を試してみるのもたのしいものです。

中には怖い話をする子もいます。それは、そういう思いをしたことを他のお話に託しているのかもしれません。今日は、障害を持った5年生の男の子が、たくさんたくさん怖い話を描きました。終わってからも、私を車まで荷物を持って送ってくれました。その間中彼は、ずっとその話をし続けました。「さようなら」を言って車のドアーを閉めるまで。彼は、一見障害だとはわかりません。4年、5年どんどん友達との学力の差が開いてきます。夏には「死ね。」と口癖のようにいうので「そういうことを言われてるの?」というと、「こんなんたいしたことない、毎日友達に言われてる。」「言われて傷ついたの?」というと、怒りながら「ええねん、おれなんか死んだら良いねん。」こんな子どもに悪態をつかないように注意しても効果はありません。荒れ狂い、暴力を奮う彼を止めながら、「私は死んで欲しくない。私はあなたが大切だよ。あなたにはいい所がたくさんあるよ。」と言い続けました。

今日の彼は怖い話を描きながらとても、明るく、楽しそうで、自信に満ちているようにみえました。表現できるってどんなに人に力を与えることでしょう。わかってもらえること、話を聴いてもらえることを子どもは本当に待っているのだと私は思います。今日はこどもたちに会えて本当によかった。子ども達に感謝こんな場を作り続け、私をよんでくれたTさんに、感謝


レインツリー製作当日

2008-11-22 22:33:47 | 音楽で遊ぼう

ふれあいフリースクエアで小学生にimagesimagesレインツリーを作成してもらいました。
地域に住むおじさんに、壁紙を巻いてあった芯を寄付していただき、そこに、4mm口径の穴を電動ドライバーであけてもらいました。

そこに、4mm口径のストローをこどもたちに刺してもらい、片方の口にふたをし、中にお米をいれます。
それからもう一方の口を閉じます。

試作品は3mm口径だったのですが、同サイズのストローがなく、4mmに、すると2点の意外な事が、起こりました。

3mmのストローは腰が強くギュウギュウ差し込んでもOKだったのに、4mmは表面積が大きくなったせいか、折れてしまいます。用務員さんから、釘を借りて、穴を広げながらの作業になりました。
もう一点の誤算は、3mmでは、穴を通らなかったお米が4mmではストローの中を通り、振ると少しづつ出てきます。こっちは予想していたので、あらかじめ買ってあった折り紙を貼ってもらうことにして、事なきを得ました。

「動かすと、不思議な音がするよ。」というと、
「おもしろい音のする楽器だね。」
「へー!これって、おもしろい。」
「つくれるの?持って帰っていいの?」

と、低学年はもちろん、高学年のこどもたちも、よろこんで作ってくれました。音楽というと、いつもは懐疑的な高学年の男の子達も、熱中。

写真は、試作品の方なので、折り紙を貼っていませんが、子ども達が製作したものは、らせん模様、水玉、森の木のモチーフ、家、動物など、さまざまで、個性豊かな作品ができあがりました。

ただ、難点は、音楽室の床が米だらけに…。ストローの切れ端は、たいしたことなかったですが、お米は、木製の床タイルの間に入り込んで、出てこない。
いつもは子ども達に片付けまでしてもらうのですが、帰ってもらい、Sさんと二人で、床掃除。
タイルの目地のお米をカッターの先と、釘でホジホジ。

思わぬ時間と労力をとられました。
それでも、色とりどりのレインツリーを持ち帰る子ども達をみると、充実感
今日は良い日でした。


レインツリー試作

2008-10-14 00:32:46 | 音楽で遊ぼう

今頃の朝顔。信じられないけれど16時39分。この時期、結構あちらこちらで、この時間まで、咲いています。毎年、そうだったのかな?私はブログのために花の写真を撮り始めて、気がつきました。目って本当に見たいものだけを見ているんですね。

今日は自宅と「音楽であそぼう!」のパートナーSさんと、レインツリーを試作してみました。
本来はオーストラリアのアボリジニが、レインツリーと言う植物の実(?)を乾燥させて作ります。細長く、一メートルくらいある中身は、空洞で、細かいとげが中に向かって突き出ています。その空洞に、小さな豆とか種を入れて、両端をふさいで、ゆっくり上下を返すと、水の音がします。

「ラップの芯に、楊枝を刺して、お米を入れたらできるよ。」と聴いてから。子どもといっしょに作りたくて、作りたくて。

「ラップを使わないので、芯が集まらなくて・・・。」と、ふれあいで、地域のおっちゃんにちょっと、その話をしたら、
「俺の会社で、生地を巻く芯で、長いのがあるけど、つこたら捨てるだけやけど、おいといたろか?それは長すぎてあかんかな?」
「もちろん、ラップより、ずっといいのができます。下さい!お願いします。」
ということで、2ヶ月かけて、芯を集めといてくれました。
「で、レインツリーって何?」
「芯は固いから、ドリルで、穴もあけといたげるで。どんなふうにあけるんか。教えてや。」
という、わけで、本当にありがたいおっちゃんのおかげで、試作品作りとなりました。

楊枝より、マグマグ用の細いストローがいい音がして、安心なことが判明。楊枝で、子どもが指とか刺したらこわいからね。また挿し穴はまっすぐな列にせず、らせん状に、少しずつずらしてランダムにあけた方が、ストローが少なくても、お米が通る時に抵抗が大きくなって、ゆっくり長く落ちるので、おもしろい音がすることがわかりました。
細いのは、ストローが同じ本数でも、ゆっくり落ちてリーズナブル。太いのは当然ながら、たくさん挿さないといけないので、不経済です。でも、太い方が音が大きくて遠くまで聞こえます。
細いのは、高い音、太いのは低い音がします。
子ども達にもいろんな太さのつくってもらって、発見してもらおうと話しました。

また、アボリジニは、絵の具を使って独特の模様をツリーに描きますが、子ども達にも好きな模様をつけてもらいます。できあがったら、レインツリーを使って合奏もしなくちゃ。
何の曲がいいかな?またまた、
楽しくなってきました。


音楽であそぼう!10月

2008-10-12 00:33:55 | 音楽で遊ぼう

音楽であそぼう!10月のはじまりは、はい、いいえ、どちらでもないゲーム
「運動会が楽しかった人?」
「楽しかったけど、痛かったからどちらでもない。」
「痛かったの?」
「組み体操で、一番下やった。足も手も痛くなったわ。」
「楽しかったよ。踊るのが楽しかった。」
「いいえ、ぼく、走るのきらーい!しんどかった」

「秋の歌ってどんなのがあるかな?」
「あかとんぼ」「もみじ」「こぎつねこんこん」「夕焼け小焼け」「七つの子」
「秋の・・・なんだっけ?リコーダーで習ってるの」
「じゃ演奏してくれる?」
「いいよ、」ということで、5年生二人、リコーダーでデュエットしてくれました。
なかなか、いい感じの曲でした。
「今度は私たちの演奏を聴いてください」
あかとんぼを演奏、フルートとピアノで吹くと、はじめは落ち着かなかった1年生の男の子達も、だんだん静かになってきいてくれました。

「今日はベルで夕焼け小焼けをします。」まってました。
「私「そ」やりたい!」と早速手を上げる子。
「「み」を使えるのは3人だから、話し合って何とかしてください。」「じゃあ、私「ら」でいいよ。」
いつものように、時間がかかります。

「ぼく指揮したい。」「どうぞ、」
「あれ、絵描いて。指揮の。」「はいはい、4拍子の絵ですね。」
描いたものをなぞりますが、なかなか、左にいけません。どうしても、3拍子になってしまいます。結局私が、はじめは手をもって、「1,2,3,4.」そのうち離して、大成功。
「ちょっと、早いで!」とか声があがっていましたが。

「うまいうまい、指揮者になるんとちがう?なれるよ」
「いや、なれへん。電車の運転手になるから。」「そう、運転手。いいなあ。がんばってね」

「次は、音楽室の楽器の中で、好きなのを使って夕焼け小焼けをします。」
「大太鼓もつかっていいの?」「いいよ。でも、使った楽器は必ず元にもどしてね。」
今日は、大太鼓、スネアドラム、トーンチャイム、キーボード、マリンバ、鉄琴、リコーダー、ビブラフォーンで、それぞれ、練習してあわせました。1年生から、5年生までいましたが、打合せ5分で、プロも真っ青の合奏でした。

今日も楽しかった。来月はレインツリーをつくってあそびます。







またまたまたしゃぼん玉遊び

2008-09-28 02:00:07 | 音楽で遊ぼう

今月のSさんと私の「音楽であそぼう!」は、しゃぼん玉遊び。
子ども用のビニールプールの真中に、立ってもらって、しゃぼん液のついたフラフープを足元から引き上げます。すると、大きなしゃぼん玉の中にすっぽりと入れます。

しゃぼん玉おじさんも、私の友達。大手技術系サラリーマンですが、自分の子どもと遊ぶために、しゃぼん玉遊びを開発。日夜しゃぼん液の研究を重ね。子どもが成長した後も、ボランティアで、いろんな小学校、幼稚園、お祭りをまわって子ども達としゃぼん玉遊びをしています。もう、4年くらい一年に一回来てもらっています。

今日は風が強く、なかなか巨大しゃぼん玉ができない。何回も途中で割れ、やっとできたときには歓声があがります。順番待ちの後、
お行儀よく並んで待っていたのは、はじめのうちだけで、そのうちプールに手をつっこみたがって、何度言ってもやめません。みんなが、シャボン玉の中に入リ終わって、やっと、手を入れるの解禁になったら、パワー炸裂。
大きなわっかを手に、液につっこんで夢中で振ります。できたシャボン玉をつぶしたり、追いかけたり。息を吹きかけて2重玉をつくったり。今年は、団扇の骨を寄付してもらい、それを振ると、四方一面が小さなしゃぼん玉だらけになります。これに夢中になる子が続出。運動場が泡だらけに。

洗濯糊が入っているので、つぶれると、煙のようなかすがでて、頭に降り注ぎ、手をつっこんで、揉むと白いパックのようになります。全く平気。どろどろ、ズルズルの宴たけなわ。
泡を立てると、「しゃぼん玉ができにくくなるから」と気をつけていたのもつかの間。
泡だらけ。泡をすくっては捨ててもらっていたらそっちの方が、楽しくなってしまい。土と泡を混ぜてコーヒー色のぐちゃぐちゃを作って遊びだします。

「音楽で遊ぼうと、しゃぼん玉って関係あるの?」って聴かれるから、
「無いよ。子どもと遊ぶのが、楽しいの。」
「Kさんと、Sさんが仲よしで、音楽であそぼうとか、しゃぼん玉で子どもと遊ぶのがたのしいんだね。」
「そうそう。」

こんなことで何になるんだろう?とか、ふと思う時もあるけれど、ぐちゃぐちゃとか、どろどろとか大好き。
音楽も、子どもと遊ぶためのツール。音を聴いて絵を描いたり、子どもの好きな曲を聞いてベルで演奏してもらったり。嫌いな子はいつ帰ってもいい。
4年やっていると、時々、中学の校庭で大きくなって、ブラスバンドに入ってフルートをしているという子に出会ったりしますが、これがつながっているのかどうかわからないし、対効果なんか計れない。

協力しあう大人がいて、叱られない、強制されない、みんなで遊ぶ楽しい時間があると、子どもは幸せ。幸せな子どもを見るのは幸せ。ただ、それだけ。


音楽であそぼう 7月

2008-07-13 00:34:04 | 音楽で遊ぼう

このかわいい花は、黄花千日紅(きばなせんにちこう)っていうそうです。夏祭りに売っている棒つきのアメみたい。子どもの頃は不衛生だからっと買ってもらえなかった。この辺では19日に盆踊りがあります。小学校の校庭でやぐらを組んで、自治会や子ども会の模擬店が出ます。江州音頭は、5人の歌い手さんが来て、太鼓を叩きながら、エンドレス

今日の音楽であそぼう!の始まりは、茶摘みの歌。「八十八夜って何か知ってる?」
「茶摘みの歌詞は?」
「えー!知らん。」
「手を合わせて、叩きながら歌うのは知ってる?」
「知らん!」
これが、今の小学生です。でも大丈夫。
「私、知ってる。」何人か知っている人がいました。
「知らなくても大丈夫。知っている人と同じようにしたらいいよ。じゃあ、ペアーになって」

二回やったら完璧。

「今日は、メロディーベルで『うみ』をやります。知っている人?」
「知ってる。」さすがにこれは大丈夫。
「二つに分かれて、演奏します。どうやって分かれる?」
「はい、グッパ。」
「えーいやや。」
「いやな人は、案を出してね。」
「じゃんけん。」
「好きな人同士、集まって、たらへんかったり、多かったら話し合うねん。」
「「とりとり」」
「とりとりって何?」
「エー知らんの?」「知らんから教えて?」
「代表選んで、じゃんけんに勝った方から一人ずつとっていくねん。」
「他に案のある人?いませんね。では、どうやって決め方を決める?」
「多数決。」
「じゃあいいと思うのに手を上げてね。」
「うん。」
「とりとりに決まりました。」
「代表を選んでください。」「代表をやりたい人。どっちのパートがしたい?」
「とりとりじゃんけん最初はぐー、じゃんけんぽん。」

チーム分けが一番大変。子どもの自主性を育てるのが目的であって、プログラムをこなすのが目的ではないので、子どもが意見を出し切るまでつきあいます。するといつも、子どもたちは絶妙のバランス感覚で折り合いをつけていきます。子どもは、本当に知恵があります。

演奏はここをちゃんとやっていればほとんど大丈夫。ハプニングがなければね。

8月はプール開放でお休み。9月は音楽ではなく、しゃぼん玉遊びをします


音楽であそぼう!6月

2008-06-14 21:55:32 | 音楽で遊ぼう

今日の「音楽であそぼう!」は水の音をたのしむ。images
「みんなは、今頃、出てくるお尻のところが光る虫を知ってる?なんて名前か知ってる人?」
「ほたるや。」「ほたる!」

東大寺の近くでもう蛍が出ているそうです。
私は数年前に井手町の蛍を見に行ったことがあります。井手町は蛍の保護を町の条例で決めている珍しい自治体です。井出川の峡谷から数え切れないほど多くの蛍があがってきます。網でとると一すくいで何匹も取れます。バケツの中にいれてみると、バケツが蛍で点滅します。

Sさんと一緒にふれあいフリースクエアで「音楽であそぼう!」を続けて4年目。今日は水の曲がテーマです。

まず、メロディベルで「ほ、ほ、ほたるこい あっちの水は苦いぞ。こっちの水はあまいぞ。ほ、ほ、ほたるこい。」
とみんなで合奏した後は、音楽室の好きな楽器を使ってそれぞれ簡単な伴奏をつけて合奏して楽しみました。

木琴、マリンバ、ピアノ、オルガン。好きな楽器を使った後は、「フィンガルの洞窟」を聴きながら、それぞれのイメージを膨らませた絵を描きました。

「えー!何描くの?」「わからん。」
「なんでも、すきなもの。音楽聴いて頭に浮かんだこと何でもいいねんで。」
ぶつぶついっていたのに、音楽が始まるとみんな集中して、終わるまでに大概の子が仕上げてしまいました。

大きな鯨を描いた子、大きな洞窟に船にのった人を描いた子どもは、その人が捕まえられた女の人を探しているそうです。イルカが小さな魚を追いかけている絵を描いた子もいました。
子どもの絵って何でこんなにすてきなんでしょう?

「なぁなぁ、これって月一回なん?毎週来てくれたらいいのに。」
Nさんは6年生、3年生の時に初めて出会って以来、ずっと「音楽であそぼう!」に来てくれています。
Aさん5年生は「ねぇ、ピアノ弾いてもいい?」となんの脈絡もなく言い出します。「ごめんな、私たち一生懸命プログラム作ってきたから、つきあってくれたらうれしいな。」「うん、ええで」やさしい子です。
Aちゃんには後で、ほたるこいをピアノでみんなの前で弾いてもらいました。

子どもと遊ぶのは本当に楽しいです。来月は何であそぼうかな?


音楽であそぼう!

2008-05-15 00:48:52 | 音楽で遊ぼう

子どもたちの力はすごい。
子どもで土曜日に小学校で「音楽であそぼう!」ワークショップをしてきた。

いつも誰が何人来るかわからない。学年もまちまち。来た子どもたちとする。プログラムはいろいろ、今回は導入に「いもむしごろごろ」といいながら、じゃんけんをする遊びをする。

ちょっと大きなこどもたちは恥ずかしがったり、「エー、そんなんいやや。うごかーん。」「楽器せーへんの」とか一応言ったりする。
でも、私もちょっと恥ずかしい。・・・でも、それでは子どもは乗ってこない。かなぐりすてて「いもむしごろごろ」と歌うといながらしゃがんで歩くと、「えーそんなんすんの?こっちこんといて」と声が上がるのも無視。
私が捕まえた子どもとじゃんけんをする。すると3回も負ける。・・「先生また負けてんの!よわいなぁ」
こうなると、子どもたちの方が乗ってくる。きゃあきゃあいいながら、結局おお盛り上がり。

楽しんだあと、「いよいよ、お楽しみの楽器を使って遊びます。」

今日は「森のくまさん」を好きな楽器を使って演奏する。どの楽器を選ぶのも自由。打楽器を選ぶ子もいるし、リコーダーを吹く子もいる。ぴあにか、マリンバは人気。鉄琴も。数のない楽器を選んで「先生なんとかして」と、いいに来る子もいるけれど私たちがジャッジメントはしない。「話し合って、どうしても話がつかなかったら、助けるよ」というと、すぐに自分たちでけりをつける。大体は。今回は指揮をしたいという4年生の男の子が出てきた。
4拍子の絵を書いてと頼みに来たので、楽譜の横に書くと、それにあわせて練習する。

20分ほどの自主練習、わからない子は聞きに来たり、難しい楽器を選びすぎたと思った子どもは楽器を変えたり。打楽器の子は自分でアレンジしたり。

私たちのワークで決まりごとはひとつだけ、

子どもの自主性を尊重する。

強制も、大声もいらない。
時間を決め、提案する。希望もできる限り受け入れる。制限や、枠はお願いしても守ってもらう。
曲を仕上げることにも必要以上に執着しない。すると、一月に一回、初めての子どもたちでもなんとか、協力してみんなで、音楽を作り上げる。子どもの柔軟性はすごい。今月もパワーたっぷりの音楽ができた。来月は何をしよう。たのしみ