形あるものは皆崩れる。言葉を代えれば
自然の摂理とも言われている。
地球から宇宙へ目を移してみると。
現在、輝いている太陽は水素が核融合を起こし、
ヘリウムとなる事で燃えている。しかし、
核融合を続けると水素は燃え尽きてしまい、
やがてヘリウムだけとなる。
すると今度はヘリウムが核融合を起こし、
もっと大きな元素となる。
これを続けると５０億年後には太陽は
核融合を起こせない元素だけとなり爆発せずに、
燃え尽きると考えられている。
そして、太陽だけでなく、やがては宇宙にある
全ての恒星が燃え尽きる日が来るだろう。
２００２年にノーベル物理学賞を受賞した
小柴博士が研究しているスーパーカミオカンデは
ニュートリノの研究で有名だが、
陽子の崩壊の研究もしている。
私達の身体を構成している元素にも寿命がある。
特に陽子は３０億年程度の寿命で崩壊してしまう。
そのほかの粒子も寿命は長いがやがては崩壊していく。
宇宙にある全ての恒星が燃え尽き、
そして、宇宙にある全ての素粒子が崩壊し、
宇宙は５０度のぬるま湯になるだろう。
私達が何気なく見上げる、夜空に輝く満天の星。
それらは宇宙が崩壊に向けて突き進んでいる証拠なのだ。
そして、それが自然の摂理なのだ。
この項続く。
不可逆性の原理は、言葉を言い替えると、
形あるものは皆、崩れるという事になる。
コップは落とせば割れる。人間はいつしか死ぬ。
紀元前１万年という映画にピラミッドが出てくる。
ピラミッドは今まで１万年近く経っている。
そこで、よく見ると周りはかなり風化している。
後、１万年は今の形を保つかも知れないが、
１０万年は保たないだろう。
また、日本の富士山には大沢崩れがあり、
今も続いている。このまま続けばやがて
富士山はなくなるだろう。
そして、エジプトもそうだが、過去４大文明が
栄えた所は、全て砂漠化している。
地球上の砂漠化は年々拡大の一歩をたどっている。
緑が減少していけば地球の温暖化はさらに進む。
もし、温暖化がこのまま進めば、雨は降らなくなり、
海の水も蒸発してなくなる。
地球の酸素はなくなり、炭酸ガスで覆われた
金星と同じように生物の棲めない星になるだろう。
形あるものが皆崩れるのは地球だけではない。
この項続く。
覆水、盆に戻らずと言う言葉がある。
盆からこぼした水は元には戻らないというものだ。
また、コーヒーカップのコーヒーにミルクを一滴垂らし、
スプーンで右に１０回かき混ぜると、
ミルクはコーヒーに混ざる。ここでスプーンを止め、
左に１０回かき混ぜてもミルクは元の一滴には戻らない。
これらを不可逆性の原理という。
また、実際にはないが０度の水と１００度のお湯を
混ぜると５０度のぬるま湯になる。
しかし、５０度のぬるま湯は０度の水と１００度のお湯
にはならない。
これは熱力学第２法則とも呼ばれている。
ところで熱力学第１法則はよく知られている
エネルギー保存の法則だ。
ボールを落としたときに、位置エネルギーから
運動エネルギーに代わり、
地上に落下して、最後は熱エネルギーに代わる。
しかし、この逆はない。
熱エネルギーが自然に運動エネルギーとなり、
ボールを上昇させ位置エネルギーに代わる事はない。
つまり、熱力学第２法則はエネルギーの不可逆性を言っている。
逆に言うと不可逆性の原理とは、この熱力学第２法則なのだ。
この項続く。 
車を運転していて、橋を渡るときに思うことがある。
もし、この橋がなかったら、川を渡るには
船に乗るか泳ぐしかないのだ。橋を作ってくれた人に
感謝するしかない。
東京にいて思うことだが。板東太郎と呼ばれた
利根川の治水工事は江戸時代から、荒川の
治水工事は明治時代から始められ、大正時代に
終わっている。
治水工事をしてくれた人達は、現在は生きて
いないかも知れない。しかし、その人達が
いなかったら、東京は毎年のように、洪水の
被害にあっているだろう。
アインシュタインがいなかったら原子力は
生まれなかったかも知れない。エジソンがいたから
映画は生まれた。私達が電話で話せるのは
グラハムベルがいたおかげだ。
現在の私達の生活は過去にいた大勢の
人達によって支えられているのは間違いない。
これから進める話は、この事を前提にしている。
話はおかしな方向へと進んでいくが、最後まで
読んでもらいたい。
この項続く。
先週のフジテレビ女子アナの歌を聴いた。
元、ココ調レポーターの石本アナの歌を聴いて
私も涙してしまった。
それにしても、めざにゅーの山中アナと
細貝アナの歌はすごかった。
美香さんは、あの二人とカラオケに行くのだろうか。
私はこのところ発熱が続いているので
昔の記事を再掲載します。
以下、３年前の記事から
「あなたは何のために生きていますか。」
と聞かれて、あなたは答えることができるでしょうか。
そんな時にその答えの一つのヒントとして、
これから書いていきたいと思います。
この項続く。