月の海

月から地球を見て
      真相にせまる

生き甲斐 5

2011年09月23日 00時08分07秒 | 人生

形あるものは皆崩れる。言葉を代えれば
自然の摂理とも言われている。
 地球から宇宙へ目を移してみると。
現在、輝いている太陽は水素が核融合を起こし、
ヘリウムとなる事で燃えている。しかし、
核融合を続けると水素は燃え尽きてしまい、
やがてヘリウムだけとなる。
すると今度はヘリウムが核融合を起こし、
もっと大きな元素となる。
 これを続けると50億年後には太陽は
核融合を起こせない元素だけとなり爆発せずに、
燃え尽きると考えられている。
そして、太陽だけでなく、やがては宇宙にある
全ての恒星が燃え尽きる日が来るだろう。
 2002年にノーベル物理学賞を受賞した
小柴博士が研究しているスーパーカミオカンデは
ニュートリノの研究で有名だが、
陽子の崩壊の研究もしている。
 私達の身体を構成している元素にも寿命がある。
特に陽子は30億年程度の寿命で崩壊してしまう。
そのほかの粒子も寿命は長いがやがては崩壊していく。
宇宙にある全ての恒星が燃え尽き、
そして、宇宙にある全ての素粒子が崩壊し、
宇宙は50度のぬるま湯になるだろう。
 私達が何気なく見上げる、夜空に輝く満天の星。
それらは宇宙が崩壊に向けて突き進んでいる証拠なのだ。
そして、それが自然の摂理なのだ。

この項続く。