月の海

月から地球を見て
      真相にせまる

日式ラーメンの誕生 3

2018年09月16日 01時06分33秒 | グルメ

以下は2015年3月3日に掲載したものの再掲載。

 中国からのかん水の量は限られていた。
このため中国より化学工業が盛んだった
日本では工業用の苛性ソーダや重曹など
から人工的なかん水を作り上げた。
このかん水で増大するラーメンの需要に
こたえたのだ。
この人工かん水がラーメンの大量生産に
つながり日本をラーメン大国にした要因の
ひとつとなった。
 しかし、酒の代わりに工業用のメチル
アルコールを飲んだ人が失明するなどで
工業用の化学薬品を使用したかん水に
批判が集まった。
現在、食品添加物として販売されている
かん水は植物等から抽出した炭酸ナトリ
ウムを主成分とした物で中国から伝わった
かん水とはかなり違っている。
 現在のかん水で作られるラーメンは
ラーメンとうどんの中間的存在になっている。
当時のラーメンを知る人は色も濃く透明感が
ありコシが強い当時のラーメンの方が誰もが
美味しかったと口をそろえて言う。

この項続く。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿