このところ、このブログでは珍しく料理の話が続いてしまった。
今回も味の話になってしまった。
中国では古来、味は４つの味覚を中心に考えていた。
甘味、塩味、辛味、酸味の４つの味覚で料理を考えていた。
それに対して西洋ではそれに苦味を追加した五つの味覚で
料理を構成していた。
そして、日本ではさらに旨味を加えた六つの味覚で
料理を作っていたのだ。
日本ではこの旨味を考えたため、料理がシンプルになった。
例えばコンソメスープを作るには、旨味を理解していないため、
色々な物を何時間も煮込んで、結果的にトマトや肉などから
グルタミン酸やイノシン酸が出て旨味を出していたのだ。
しかし、日本の味噌スープは鰹節や昆布等でだしを取り
旨味を抽出するだけだったので、数分でできてしまうのだ。
こんな日本だからこそ、旨味物質の根本、味の素を
発見できたのだ。化学調味料を毛嫌いする人もいるが、
味の素こそ日本の料理の原点ではないだろうか。
以下の写真は内容に関係なく昨日の私です。
ここのところ東京は寒い日や天候の悪い日が続き、
私も体調を崩していました。昨日は久しぶりに暖かく晴れたので
なるべく日に当たるようにこんな格好で散歩していました。
これではいつまでたっても結婚なんかできませんね。