幻想伝説エッセイ

早く船を完成させて、大海原に飛び出したいのよ。

個性のある素材が好き その2

2005-03-01 22:07:38 | エッセイ
自分のシナリオで使われるMIDIはカードワースのシナリオの中でもかなり贅沢な部類に入るのではないかと思います。
非常にいい曲といいますか、自分の好み全開バリバリって感じですね(笑)。
もちろん単純にいい曲というだけではなく、使いどころも非常にうまくいっていると思います。
どんなに曲が良くても場面に合っていなければ曲自体が浮いてしまう可能性があるでしょうし。
ちなみに『蜃気楼の塔』のラスボス戦で使われているBLACKRAYさんの『踊れ我が手で』という曲は凄く好きな戦闘曲ではありますが、あとになって知った曲でしたので最初のバージョンでは使われていませんでした。
素材を交換するのはあまり好きではありませんでしたが、曲が凄く良いのと曲の持つ儚げな雰囲気が敵キャラにぴったりであるということと、同じような敵キャラを今後出すことはないであろうことから使うチャンスは二度とないかもしれないと思い、曲を差し替えることにしました。
音源がXG対応ですのでGS音源で聴くとショボイのが残念ですが(GM版もありましたが敢えてXG版を使いました)、XG音源で聴くと滅茶苦茶カッコイイです。
そんな感じで他にも好きな曲はあるのですが、合う場面がなくて使いたくても使えていない曲がたくさんあるわけです。

こういったMIDIや個性を持ったカード画像は自分のように文章力のない人間でも良い雰囲気を作り上げることが出来ます。
ですから素材を使用する時はその素材が持つ個性やインパクトといったものを前面に押し出すということを意識しています。
こういったことははっきりと形に出るものではないですから、プレイヤーの方にどう伝わっているかはわからないんですけどね。
それと思う事は自分のシナリオはある程度素材が充実してきていたからこそ作れたものであって、カードワース初期の頃には作れなかったであろうとも思ったりします。

逆にシナリオ作者が良い作品を作れば素材作者の方にインスピレーションを与えるといったこともあるでしょう。
そうやってお互いに良い影響を与え合ってカードワースを高めていくというのはひとつの理想の形などと思ったりもします。
もちろんシナリオ作者同士もね。