幻想伝説エッセイ

早く船を完成させて、大海原に飛び出したいのよ。

『奇物蒐集家』ver0.94(塵芥歪鏡)

2007-03-30 20:36:46 | プレイ日記(ネタバレあり)
ホラー調の雰囲気の中にギャグテイストが見事に調和された作品です。
派手なギャグではないのですが、絶妙な間合い、どこかとぼけたノリといったもので本当に笑わせてくれるんですよ。
こういうタイプの作者さんは今までいなかったんじゃないですかね。

文章は決して読みやすいとは思いませんが、味のある文章で作者さんが言葉で遊んでいるような印象を受けます。
奇物蒐集家とそのメイドも非常に印象的なキャラですね。

戦闘に関しては雑魚敵すべてを倒してからボスを撃破しました。


【お気に入りのセリフ】
奇物蒐集家「……わーい……」

【地理】
《ブロアの森》
鴉が沢山居る森。

【戦った敵】
《悪魔の肉片、蠢く肉塊》

【入手アイテム】
《闇黒銀貨》

【入手技能カード】
《秩序崩壊》

【冒険した奴ら】
《ルルナ、フィリア、マルパッチョ、ナギ、スカルダ》


それから隠者の庵で「対毒防御」「飛翔の翼」を買いました。

『三日月の涙』02/02/05(レシェ)

2007-03-29 18:17:26 | プレイ日記(ネタバレあり)
作者さんの描く魅力的な世界と、その中で暮らしている人々が良く描かれていて、ドラマとしても素晴らしい作品です。
NPCとの会話はどれもが印象的で、ひとりひとりが現実感を伴っていました。
中でもルルナのような男の子の描き方がかわいらしい(笑)。
この辺りは女性ならではと思いました。
そのルルナを連れ込むために2週目もプレイしましたが、あえて2週にしたのは何かしら理由があったのでしょうが、その辺りはよくわかりませんでした。
吟遊詩人志望ということなので、将来的にはそういった技能カードを持たせようかと思います。


【お気に入りのセリフ】
ルルナ「ウィードさんあつまれ!」

【地理】
《アルビノ村》
リューンから馬車で二日の距離にある、香水の名産地として有名な村。

【戦った敵】
《ウィード?》

【お知り合いになった人】
《セリア》
調香師。
《リチャード》
森林学者。
《ゴーディ》
騎士団員。

【入手アイテム】
《葡萄酒、おやつ、ムーンオイル、香水、とうさま人形》

【入手技能カード】
《名探偵、おひるね》

【仲間になった奴】
《ルルナ・エラムス》
アルビノ村で祖父リチャードと姉セリアに大事に育てられた。ふだんはのんき者だが、ディアスの死をきっかけに姉を助けようと決心。とうさま人形と母親の形見の竪琴をいつも持ち歩く、まだまだ甘えん坊な男の子。

【冒険した奴ら】
《プーキー、エイジ》

『やっかいな魔道士』03/6/1(レイ)

2007-03-20 19:25:05 | プレイ日記(ネタバレあり)
非常にテンポの良い、漫画を読むようにサクサク進んでプレイヤーに負担を感じさせない作りに仕上がっていて、文章の多いタイプの作品ではこういったノリは出ないでしょうね。
キャラも魅力でセリフの掛け合いが非常におもしろく、プレイして楽しかったです。
戦闘に関しては、黒騎士戦はあと一歩のところで敗北してしまいました。

新版をプレイするのは今回が初めてなのですが、意味深なオープニングが追加されていて、ちょっと気になっていたりします。


【設定】
《禁呪》
あまりに強力すぎる破壊力を持つ呪文や人道にはずれた呪文や呪術などは禁呪として定められ使うことを封じられる。一般に言うネクロマンシーも禁呪として定められている代表的な呪術の一つである。
《妖魔の君》
上級妖魔の中でもさらに格の高い超一流の妖魔のことをこう呼ぶ。ヴァンパイア、悪魔など種類は問わず、果ては下級妖魔に分類される者でも高い英知と強大な魔力があれば妖魔の君と呼ばれるようになる。

【地理】
《魔道都市ガルメイア》
リューンの西にある、科学による原理研究をうたい文句に強力な魔術体系を発展させたこの国有数の魔法都市。

【戦った敵】
《黒騎士》
黒い鎧を纏った騎士。本名ランス。かつてサイファーと契約を結び妖魔となった元人間である。
《ヴァルス》
かつてサイファーと契約を結び妖魔になった魔法使い。
《バット、グリフォン、インプ、スケルトン》

【お知り合いになった人】
《カイナスト=オブデロード》
ガルメイアの王宮魔術師。
《レディスト》
オブデロード家の先祖。
《サイファー=オブデロード》
魔道都市ガルメイア屈指の王宮魔術士の長男として生まれるが、当人は非常に勉強嫌いでろくに魔法を学ぼうとしない。また遊び人の上美人には目がないというすばらしい特徴を持っている。かつて地上を脅かせたルイ=サイファーという妖魔の転生した姿であり、厳密には人ではない。
《フローラ=クイン》
魔道都市ガルメイアにすむ女性。サイファーとは幼なじみ。この都市出身にしては珍しく魔法が得意ではない。持ち前の素早さと器用さで狩人をしている。
《ザムソン》
フローラの父。

【入手技能カード】
《紅玉の舞、魔法の矢・改、魔法の鎧・改、魔法防御・改、巨炎の玉》

【冒険した奴ら】
《エイジ、レクフィー、ミルズ、アイルーロス、スカルダ、レイジス》

『鳴かないカナリア』ver1.00(EIJYU)

2007-03-19 18:33:17 | プレイ日記(ネタバレあり)
ASKシナリオをお手本にしている作品で、斎藤さんのゲームデザインをよく研究しているなと思いました。
全体的に良く作られていて楽しむことができます。
ただ画像から何からすべてASK風に作られているせいか、他の作品と比べると個性が薄いような印象はありました。
習作と言ってもいいかもしれませんね。

ダンジョン内の敵は攻撃が当たりにくく、ラストバトルは強い相手だったのですが、エイジが「セイラム」を持っていたので、苦戦しつつも倒すことができました。
謎解きもさほど難しくなく、ちょうどいい感じで楽しむことができました。
光の三原色のような知識が要求される謎解きについては、以前だったら反対していたと思いますが、今はブロードバンドが普及していて簡単に調べられますので、これはこれでいいかと。
酔っ払いには水をぶっかけ(笑)、バットに対しては「閃光の書」を使いました。

最後は無事にミューレンの声を取り戻してクリア。


【地理】
《ディスノール》
リューンの隣町。

【店】
《ドラッグ・ノール》
ディスノールに新規開店した薬屋。
《大鷲の翼亭、カナリヤ亭》
ディスノールの酒場。

【戦った敵】
《トム》
大鷲の翼亭の亭主に雇われたチンピラ。
《男、チンピラ、酔っ払い、バット、パイソン、ラット、大鼠》

【お知り合いになった人】
《エリア》
大鷲の翼亭のウェイトレス。
《ラファール》
カナリヤ亭の亭主。
《ミューレン》
カナリヤ亭の歌姫。
《マリー・ローズ》
占い師。
《ゲイル》
盗賊ギルドのリーダー。
《ヴァロン、デニム、ヴァシャス》
ディスノール近辺で有名な冒険者。

【入手アイテム】
《傷薬(試供品)、高級・葡萄酒、エシェル》

【冒険した奴ら】
《マルパッチョ、スカルダ、フィリア、ナギ、エイジ》

『闇の蠢動』ver1.05(あずった)

2007-03-17 22:51:53 | プレイ日記(ネタバレあり)
カードワースでは珍しい、エロティックさを前面に出した作品で、B級映画的なノリの作品といったところですかね。
B級映画というものをあまり見たことがないので違っているかもしれませんが(オイ)。

ティータというキャラは非常に色っぽく描かれていますね。
ゲームとしても面白く、屋敷の探索は緊張感があって楽しめました。
分岐条件が厳しくて、隠し扉を見つけるのに何回も同じカードをクリックしなければならなかったのは修正すべき点かもしれません。

結構古い作品で、カードワースで盗賊ギルドというものを踏み込んで描いたのはこの作品が初めてなんじゃないですかね。
レベル4のPCがギルドについてよく知らないというのは、最近のプレイヤーからすれば違和感があると思いますが、この辺りは仕方がない部分ですね。

ちなみに最後にティータにキスされたのはフーでした。


【地理】
《ゼフィーリア王国、ラルティーグ公国》

【組織】
《盗賊ギルド》
盗賊や情報屋が所属する組合みたいなもの。またギルドに所属しない者が盗賊行為を行った場合に制裁を行う縄張り意識を強く持ち、都市ごと、街ごとに独立した組織。その性格上、行政府と裏で結びついており、治安組織の側面も持つ。

【戦った敵】
《ベルセリア》
暗殺など、破壊活動を金で請け負う魔術師。破壊的な魔法を好み、高度な体術と強力な魔法で敵を翻弄する。変装の達人(魔法)で派手好き。グラマラスかつ長身。露出狂で色狂いの気も見える。両刀、サディストと、かなりの性格破綻者。元々組織に所属していたのだが、現在はフリーのように活動している。
《キボード》
組織の命により、ある幹部の実行部隊として配属されたうちの一人。
《侵入者、暗殺者、ワイト、ゴーレム、スライム、スケルトン、竜牙兵、サラマンダー、シルフ、ウンディーネ、ドリアード、レイス、デーモン》

【お知り合いになった人】
《ティータ》
複雑な過去と秘密を持つハーフ・エルフ。自分を「ボク」と呼ぶ。可憐な容姿を持ち、物腰も丁寧。多少なりとも欲望のある者なら思わずモノにしたくなる程の愛らしさを持つ・・・。過去の経歴からか、落ち着きがあり、冷静。物事の裏も知っているオトナ。弱者には同情し、悪には敢然と立ち向かう熱血漢でもある。優秀な戦士であり、精霊使い。
《フィアナ》
ティータにとある事件で救われて以来、一緒に旅をしている。
《サムス》
ギルドの情報屋。優秀な盗賊であり、将来の幹部候補。

【入手アイテム】
《エアナイフ、魔法薬》

【冒険した奴ら】
《フー、レクフィー、ミルズ、マイリーラ、ヒョウタ、レイジス》


それから隠者の庵で「心眼」「解放」「石化解除」を買いました。

『碧眼の瞳』ver1.04(SADA)

2007-03-16 18:30:07 | プレイ日記(ネタバレあり)
ストーリーと演出面、それにキャラクターの表現が素晴らしい作品です。
全体的に高い技術を感じさせる作品ですが、逆に気になる部分も結構あったりします。
ビジュアル的な演出やウエイトや効果音など、演出に力を入れている分、それが操作性を悪くしてしまっていますね。
操作性を良くすることはプレイヤーが作品にのめり込む重要な要素だと思っているのですが、演出によってそれが阻害されてしまうのは結果として本末転倒かなという気がします。
また作品全体の作りとしてプレイヤーが役割を演じる要素は少なく、RPGというよりはAVG的な作品だと思いました。
プレイヤーとしては受身でプレイするという感じですが、最後の屋敷の中の探索は主体的にプレイできたように感じます。
それとこの作品では情報カードというシステムを使っていて、それはそれでいいのですが、使用回数が制限されているのが気になりました。
恐らくプレイヤーに制限を与えることによってゲーム性といったものを表現したかったのだと思いますが、単に束縛感を与えるだけのように感じました。
まずプレイヤーが色々と試して様々な反応を楽しむことができないこと、また使用のタイミングを間違えると意味のない反応が返ってくるだけではなく、そのタイミングの情報が一切与えられないのでプレイヤーの判断というものが要求されず、単なる当てずっぽうになってしまっていることですね。

ただ先にも書いた通り、ストーリーとキャラクターは本当に素晴らしいです。
ラストは感動的でしたし、エリンとサブリナも何とかしてあげたいという気持ちを抱かせてくれました。
ヒューズの冷徹さも印象的ではっきり言って嫌いなキャラクターですが(笑)、そういった描写もレベルが高いですね。
心に残る作品であるのは間違いありません。

もちろんラストは大団円で終了。
でもなぜかハッピーエンドなのに凄く寂しい感じがするんですよね。
さらに付け加えるとエリンじゃありませんが、この作品はハッピーエンド以外は見たくないという感じ。
何か非常に鬱な気分にさせられるんですよ。
それだけサブリナというキャラが魅力的なのかもしれせん。


【地理】
《商業都市ツェーレル》
リューンより南に三日ほどの距離。

【戦った敵】
《配下》

【お知り合いになった人】
《エリン》
いつも目を閉じて生活している少女。
《サブリナ》
エリンを護るようにして、常に付き添っている沈思黙考を性とする長身の女性。槍術に通じており白く長い槍をいつも携えエリンに害意を持って近づく者をことごとく倒す。その腕は達人の域に達しており、女性となめてかかった者は例外なく血の海へ沈んだという。
《ヒューズ》
冒険者に声をかけてきた男。常に笑みを浮かべており、その表情を崩さずに何事も行うその姿は逆に不気味な雰囲気を醸し出している。
《ダレル》
エリンの叔父。エリンの父親の弟で兄が死んだのを契機に屋敷を乗っ取り我が物顔で好き放題にしている。些細なことで相手を恨んだりする狭量な人物。

【入手アイテム】
《碧眼の瞳》

【冒険した奴】
《セトレル》