幻想伝説エッセイ

早く船を完成させて、大海原に飛び出したいのよ。

『亡霊の詩』ver1.00(twofive)

2007-01-25 20:06:14 | プレイ日記(ネタバレあり)
水晶を砕いた後の展開が非常に印象的でした。
展開によっては後味の悪い結果になるようですが、自分は普通にプレイしたのでさわやかな結末をむかえることができました。
事件を解決した後に町を廻ると老夫婦のその後なども聞けて良かったですね。
全体の作りも良くできていて楽しめる内容になっています。

後でエディターで見てみると、readmeに書いてあるように多くのキーコードに対応しているようですね。
ただ自分は何もないところで無闇にキーコードを試すような遊び方はしないので、プレイヤーを誘導するようなイベントが組まれていれば嬉しいんですけどね。
森の中では明かり系のキーコードへの誘導がありましたので、いつも袋に入れている『奇跡の夜に』で手に入れた「赤光玉」を使いました。
「赤光玉」は個人的に重宝しているアイテムだったりします。
「魔法の鍵」もあれば2階で休むこともできましたが、今回は持っているPCがいませんでした。

このシナリオとは直接関係ありませんが、エディターで見てみると明かり系のキーコードだけでも結構あるんですね。
本当はこういった部分は統一させた方がいいと思うのですが、個々がバラバラにやっているカードワースでは難しいところがありますからね。
感知系のキーコードも無闇に増やすのではなく、ひとつのキーコードで併用するようなことも考えないと際限がなくなってしまいますね。
そうしないとプレイヤーに取ってもシナリオ作者に取っても負担が増大する一方なので、いかに簡略化するということは重要なテーマと言えるでしょう。
これはキーコードだけではなくセリフのバリエーションなどもそうですね。
何故かカードワースでは簡略化とは逆に無駄に作り込むことが良しとされていますが。

屋敷で手に入れた「小さな鍵」は結局使わなかったのですが、どこで使えばよかったのかわかりませんでした。
死霊蜘蛛戦の蜘蛛の糸は楽しい攻撃でした。


【地理】
《湖畔の町アイエン》
宿から北西の方角のモーラ湖畔にある小さな田舎町。

【店】
《湖畔の幻影亭》
アイエンにある宿屋。

【戦った敵】
《ハドリール・エルスール》
アイエン出身の西方諸国でも屈指の天才詩人として名をはせた人物。彼の晩年には謎が多く、噂では人知れず遠い異国へ旅立ったとも言われている。
《ゴースト、ウィスプ、死霊蜘蛛》

【お知り合いになった人】
《ビルフォール》
アイエンの町長。
《ゴメス》
猟師。
《クロフォード》
吟遊詩人。
《ロラン》
神父。
《エリア》
ハリドールの妻。

【入手アイテム】
《古びた聖印、コカの葉、聖水、光弾の書、錆びた斧》

【冒険した奴ら】
《ミルズ、プーキー、アイルーロス、セトレル、ヒョウタ、エイジ》


それから『略奪、そして』のテーマパークで「光のカード」と「愚者の杖」をゲットしました。

『ゴブリンの穴』ver1.0(NIFQ)

2007-01-14 17:35:17 | プレイ日記(ネタバレあり)
かなり古いシナリオで欠点が目に付く箇所はあるものの、ノリが良くて楽しむことができます。
かなり無茶苦茶な展開ではありますが、こういうのは理屈じゃないですからね。
戦闘は若干苦戦しましたが、他は特にトラブルもなくクリアすることができました。

このシナリオで手に入る「首刈りの鎌」は何となく好きだったり。


【戦った敵】
《おばさま、アニキ、ホブゴブリン、ゴブリンシャーマン、ゴブリン、ウルフ》

【お知り合いになった人】
《ライリ》
新米冒険者。あまりに運が悪いため、仲間にも見捨てられた。
《ジャイン》
冒険者。
《クリス、シフ》
ライリの元仲間。

【入手アイテム】
《傷薬、奇跡の宝珠》

【入手技能カード】
《首刈りの鎌、癒身の光》

【冒険した奴ら】
《オロフ、セトレル、アイルーロス、プーキー、ミルズ、エイジ》

『銀斧のジハード』ver1.07(Mart)

2007-01-11 18:50:07 | プレイ日記(ネタバレあり)
今回はドワーフ初登場となります。
エルフに比べて登場回数が少ないのはキャラ立てが難しいというのがあると思いますが、この作品に登場するドワーフは一人一人がよく描かれているなあと思いました。
背景設定などもしっかりしていて、ひとつの世界を堪能することができます。
それから『教会の妖姫』を冒険したPCを連れていくとセリフが変化しますね。
ブレーメルはビルイェルに渡してしまいましたが、アイテムと技能カードでしたらやはり技能カードの方が嬉しいですね。

お店で傷薬などを買いましたが、エンジンの仕様の問題で画像がASKのものに戻ってしまったのはご愛嬌ですね。
シナリオ内でPCの心情が長く描かれていますが、この辺りはプレイヤーに委ねるかもう少し簡潔にした方が良かったかもしれません。
盗賊ギルドのアドバイスを素直に聞くとオロフを仲間にするチャンスを失いますが、あえてアドバイスを無視する必然性のようなものがあれば良かったかなとも思います。

ラストバトルで「光精召喚」があるとイベントが発生するようですが、残念ながら今回は持っていませんでした。


【地理】
《メーヌ》
山間の村。
《チーニの妖精窟》
メーヌから北東に二日進んだところにあるドワーフの住む洞窟。
《司教座都市ペルージュ》
メーヌから北西へ一日ほどの距離にある街。

【組織】
《ガイウス派》
聖北教会の"悪魔=天使同一説"を奉じる一派。天使だけでなく悪魔もまた神の使いとみなす。宗教会議で正式に異端認定されて解散させられた。

【戦った敵】
《ギョーム=ドゥ=チーニ》
チーニの領主で先代の後を継ぎ領主となった。ガイウス派を保護し、その振興を謀っている。
《ダークエルフ、騎士》

【お知り合いになった人】
《コラ》
チーニ城の元使用人。長年に亘りチーニ候に仕えたが、先代の死後、現チーニ候ギョームによって解雇された。
《アルトゥル》
オロフの兄的存在。
《ビルイェル》
オロフの友人。
《ギィ・シェンデルフェール》
異端審問官。

【入手アイテム】
《コカの葉、傷薬、葡萄酒、香油、解毒剤、妖精の眼鏡、オロフの指輪》

【入手技能カード】
《盗賊の歩、破岩撃、潰石断、風の刃》

【仲間になった奴】
《オロフ》
"チーニの妖精窟"出身のドワーフ。"銀斧のオロフ"の異名は鉄塊を銀の如く飾り上げる細工師としての腕前と斧を自在に操る戦士としての力量の両方に捧げられたもの。

【冒険した奴ら】
《スィン、サマンサ、マイリーラ、ヒョウタ、セトレル、ハリード》

最後のシナリオベスト3

2007-01-02 00:01:06 | シナリオ感想
さて今年もシナリオベスト3の発表の時がやってまいりました、と言いたいところなのですが、今年はなんとベスト3に該当する頭ひとつ抜け出た作品が一作しかありませんでして。
これは中止にするべきか一作だけ発表するべきか、はたまた発表する作品を広げてシナリオグランプリみたいなことをやろうとか色々と考えたのですが、最終的に甲乙つけ難い中から気になったシナリオ二作を加えてベスト3を発表することにしました。
それとタイトル通り、シナリオベスト3は今回で最後とすることにします。
まあこれ以上続けることに意味を感じなくなったというのが理由ですね。

というわけで今回のベスト3はleaderさんの『Satan』、塵芥歪鏡さんの『奇物蒐集家』、楓さんの『赤い記憶』です。

『Satan』は衝撃的なストーリー展開や敵キャラの描写など様々な点が優れている作品でした。
これだけ緊張感あふれるシナリオは他にないのではと思われるくらい素晴らしかったですね。
いくつかの点では間違いなくカードワース過去最高レベルに達していると思いました。

『奇物蒐集家』は暗い雰囲気の中にキラリと光るギャグセンスといった独特の雰囲気が素晴らしかったです。
他の作品をプレイしてみると文章だけでひとつの世界を作り出すことができる作者さんだと思いました。
またこの方はPCにまったくセリフをしゃべらせないのですが、違和感をまったく感じさせない技術とセンスを持っていますね。
過去を振り返ってみても今までいなかったタイプの作者さんなのではないかと思います。

『赤い記憶』はとにかくプレイして楽しかった、そしてもっとカードワースを遊びたいと自然に思わせてくれた作品です。
自分が一番重要視しているものを持っている作品でした。
他の作品をプレイしてみるとまだ発展途上という感じではありますが、この辺りは経験をつめば十分クリアできる部分だと思います。

とまあ今回はこんな感じでした。
とりあえずベスト3は今回で終了しますが、もしかしたら特別気になったシナリオが発表されればメールで感想を送るかもしれません。
送らないかもしれません(爆)。