幻想伝説エッセイ

早く船を完成させて、大海原に飛び出したいのよ。

『ジェシカ』ver1.1(イーグル)

2005-07-27 20:04:17 | プレイ日記(ネタバレあり)
基本的には漫画やアニメを見るようにストーリーを追っていくシナリオです。
それにちょっとばかしPCが絡んでくるというスタイルですが、そのちょっと絡んでくるという所が良いんですね(笑)。
漫画や映画などは視聴者は完全に部外者ですが、RPGというものが登場したことによって自分も物語に参加できるどころか、自分が中心になってストーリーを進めて行く事ができるようになりましたからね。
ゲーム進行はNPC中心となっていますが、一番重要な核はPCという形で描かれているのではないかと思います。
そのせいかもしれませんが、プレイしてまったく違和感なく楽しむことが出来ました。


【地理】
《キジローの町》
ジェシカの住む町の隣町。

【お知り合いになった人】
《ジェシカ》
踊り子。
《ナターシャ》
踊り子。
《サリア》
踊り子。
《カート》
ジェシカの店のオーナー。
《ルシア》
リューンにあるパブのオーナー。

【冒険した奴】
《ハリード》

『惨劇の記憶』ver2.40(きしりとおる)

2005-07-26 21:27:42 | プレイ日記(ネタバレあり)
ケイン一行の冒険としては今までにない不気味で規模の大きい冒険となりました。
あえて突っ込むとすれば、これだけ規模の大きい事件が起きれば騎士団や治安隊に先に話を持っていくといったところでしょうか。

それと今回は魔族という言葉が出てきますが、この辺りの解釈は難しいものがありますね。
自分もシナリオ内で魔族という言葉を使っていますが、これはメビウスさんやyukiさんのシナリオなどをプレイして自分の中でイメージさせた物で、最近では馬の骨さんが明確に悪魔と魔族は別物と区分けをされています。
自分は悪魔=魔族ではなく、魔界に住む者の総称として魔族というものを捉えています。

それとゴブリンの描き方も単なる邪悪な生き物としてではなく、人間に近い描かれ方をされていますね。
こういった所は日本人ならではなどと思ったりもします。
それとカードワースでは唯一ノールの登場するシナリオでもありますね。
あまりメジャーなモンスターではないので知らない人の方が多いでしょうし、自分もD&D以外では見たことがありません。

ラストバトルはちょうど良いバランスで、苦戦しつつも勝利するという面白いバトルを繰り広げることができました。
で、例によって今回も真実を伝える選択肢を選びましたが、エリンの心の葛藤は作品全体のテーマのひとつなのではないかと思います。

以前プレイした時は「いたんだ聖印」というアイテムを手に入れたのですが、今回は入手し損なってしまいました。
どこで手に入れたんだっけなあ。
ちなみに古いバージョンでは確か木を切って橋を作るイベントがありましたよね。


【設定】
魔族は人間の苦しみもがく姿を見ることによって命を永らえる。

【組織】
《毒針の盟友団》
ゴブリンの盗賊団。

【地理】
《ルネス村》
紅茶の名産地として知られる山間にある小さな村。
《オーエン村》
何者かによって滅ぼされた村。
《アダン洞窟》
古くからあるルネス村の祭場。

【戦った敵】
《マンティコア、グール、ゾンビー、生ける屍、ノール、大蜘蛛、小蜘蛛》

【お知り合いになった人】
《マルゴー》
「毒針の盟友団」を率いるゴブリンロード。
《ユリン》
オーエン村のただ一人の生き残りの少女。
《クーバー》
ルネス村青年団のリーダー。
《メイア》
ルネス村図書館の司書。

【入手アイテム】
《昼と夜の首輪、浄化の鎚矛、薬草の粉末》

【冒険した奴ら】
《スィン、ハリード、フー、ユウィン、ランド、サマンサ》

『荒野の六人』ver1.2(さくらもり)

2005-07-21 21:56:40 | プレイ日記(ネタバレあり)
剣と魔法の世界とは違った西部劇を舞台にしたシナリオですが、一応ASKの世界観から完全に独立した形ではないように意識されているようです。
以前にも書きましたが、初期の頃はASKの世界観を破壊する方向でシナリオを作る傾向があったようですが(この辺りはあまり詳しくないのでもしかしたら違うかも)、自分のように世界観を常に意識して遊ぶ人間に取っては少しでもリューンなどと整合性があるのはありがたいです。
単純に好みだけでいいますと、西部劇のような世界観や拳銃やメカニックが当たり前のように出てくるのは好きではないんですね。
でも文鳥櫻さんやレシェさんがクロスオーバーをされているように好きな方はやっぱり好きなんだと思います。
ですのでここで書いているプレイ日記は自分個人の日記ではありますが、なるべく自分の趣味とは違った方も同時に楽しめるひとつの世界観という所は意識をしているんですよ。
ちなみに自分の好きなエターナル・チャンピオンやマイト・アンド・マジックなどは平然とSF兵器が出てきます(笑)。

人によっては世界観という物をまったく意識しない人もいるようですが、個人的には二つのパターンがあるのではないかと勝手に思っています。
一つは文字通りまったく世界観を意識しない人、もう一つはただ別の世界観もプレイしたいというだけで、別の世界観で同じようにクロスオーバーするのは実は歓迎だというパターンです。

魔法の世界で拳銃という物の位置付けについて個人的な考えを書かせてもらうと、便利ではあるものの、一般には中々普及していないといった感じとなります。
今の世の中でも優れた物だから世の中に普及するとは限りませんし、そういう物が普及するには広まる“時”というものが関わりあってくるのではないかと思っています。
また魔法を憶えた方が敵を倒すだけではなく眠らせることができたりと、拳銃よりも何かと融通が利くという理由も考えられます。
また拳銃は抜く、構える、撃つと三動作必要なのに対し、ナイフは一動作で相手を切ることが出来るので、接近戦ではナイフに勝てないといった内容をマスター・キートンで読んだ記憶があります(違ったかな)。
今のはあくまでも自分の考えですが、要はもっともらしい理由があれば何だっていいんですよ(笑)。

ケイン一行としては今回はかなり全滅しましたね。
ピースメーカーの威力が非常に強いので、回復技能やアイテムを持ったPCがやられると戦局を挽回することがほとんど不可能でした。
やはり拳銃というと剣よりも強いという意識がありますのでこういった形にしたのだと思いますが、考えてみれば「炎の玉」も火炎放射器などに置き換えてみれば一撃必殺の威力がありますよね。
ですので自分としては拳銃などの扱いは威力が特別に強いというものではなく、多くの技能やアイテムの中の一つのような物でもいいんじゃないかなと思ったりもします。

基本的にケイン一行は善人パーティーですので、最後はビリーに勝って見事に「WASTELAND’S HERO!」の称号を得ることが出来ました。
しかし決闘の場面は本当にハラハラしましたね。


【お気に入りのセリフ】
ドン・マリノ「この村を、あんな男にまかせて出て行くなどと・・・」
ドン・マリノ「自分の身だけを考え、残される村人のことなど、考えてもみなかった」

【地理】
《ウエスト・ウエスト・ビレッジ》
リューンから西へ四日の距離にある開拓村。

【戦った敵】
《ザコ、F型ザコ、ザコR-1》

【お知り合いになった人】
《ドン・マリノ》
ウエスト・ウエスト・ビレッジを古くから牛耳ってきた実力者。
《ドン・グーチ》
通称”スラッター”グーチ。ウエスト・ウエスト・ビレッジに流れ着いてきて、あっというまに一方のボスに伸し上がった。
《ビリー・ザ・キッド》
「流れ星のビリー」と呼ばれる常に単独行動の、凄腕の賞金稼ぎで冒険者。

【入手アイテム】
《デリンジャ、火晶石、傷薬》

【仲間になった奴】
《マリア》
ドン・マリノの一人娘。

【冒険した奴ら】
《ケイン、ランド、フー、ユウィン、スィン、サマンサ》

それからリューンで「火精召喚」を買いました。

人は発展を求める

2005-07-18 08:14:51 | エッセイ
カードワースは個人で成り立っているわけではありません。
大勢の方がいて始めてひとつのゲームとして成り立つわけですから、自分ひとりが良いシナリオを作っていればいいというわけにはいかないのがカードワースです。
もし自分だけがシナリオを作っていればいいというのであればツクールあたりの方が他人の存在に惑わされることなく自分のやりたいようにできるでしょう。

自分がシナリオを作る際にはカードワースの発展というものを心の中で意識しています。
自分の中にそういう意識があるということを最初から認識していたわけではありませんが、自分の心を分析してみるとそういうことになるわけですね。
そしてそれが個人で創作活動をするのとは違ったカードワースにしかない魅力であり、それと同時に個人で解決できない難しさがあるわけです。
ツクールあたりが個人競技ならばカードワースは団体競技といったところですね。

またカードワースの発展に貢献するということはシナリオ作成の大きなモチベーションとなります。
自分の作ったシナリオが多くの人に影響を与えて、より多くのシナリオ作者を生み出すきっかけになったりすれば、それだけでワクワクするでしょ?
逆にいくらがんばっても自分がカードワースに取って必要とされていないのではないかといった考えが心を支配してくればもう最悪です。
実際に自分もそういった気持ちになったことがありましたし、そういう時は全てを消して撤退したくなります。
撤退しなかったのは他の人が撤退するのを見て残念だと思ったからに他なりません。
自分がされて嫌だと思うことを人にするわけにはいきませんからね(笑)。

自分達のような個人もそうですが、カードワースのようなひとつの集団も時間が立つに従ってその姿や形態は変化していきます。
また生じてくる問題というのも時期によって様々です。
自分がカードワースに参加した頃も問題を抱えていましたが、あの時の問題はとにかく良いシナリオを作れば良かった、その事によってカードワースが発展していくと信じることができて、そして実際に多くの良いシナリオが作られ、その状態は去年まで右肩上がりで続いてきました。
つまりあの当時の問題はすでにクリアしているわけです。
で、今カードワースが抱えている問題は当時の問題とは本質的にまったく別物なのだということです。
今の問題はせっかく新しく入ってきたシナリオ作者に対する誹謗中傷問題であり、カードワースの評価システムを考え直さねばならないこと。
それ以外にもクロスオーバーや撤退される方のシナリオの問題など様々です。
今の状態は良いシナリオを作ったからといってカードワースが発展していくわけではなく、そのことだけをしていても閉塞感しか生まれないこと、シナリオ作成に対して虚しさを感じさせてしまうところに問題があるのです。
多くのシナリオ作者がそう感じてしまったらカードワースに対して野心的に取り組む者も出てこなくなるでしょう。
そうなったらカードワースはダラダラとした活力のない世界となってしまうでしょう。

こういった問題はもはや個人でクリアできる問題ではありません。
ですからカードワース全体で物事に対処していかなければならないのですが、この問題というのはカードワースの体質、構造的な問題なので口で言うほど簡単な問題ではない。
とにかく言えることはカードワースはその歴史始まって以来、最大の壁にぶち当たっていると自分は認識しているということです。

『オルゴールは鳴き続く』01/07/04版(Shin)

2005-07-12 23:33:05 | プレイ日記(ネタバレあり)
ストーリー主体のシナリオなので、当然のことながらストーリーとキャラクターがしっかりと描かれているかが重要となるわけですが、個人的には好感触でした。
中でもジューンの母親が夫の回想をする場面は心に残っています。
それとリイさんの曲も効果的に使われていますね。

【お知り合いになった人】
《ジューン》
音楽に関して天才的な才能を持つ少女。
《リセ》
ジューンの姉。
《セシリア》
ジューンの母親。

【冒険した奴ら】
《スィン、フー、ランド、プーキー、ハリード》

『ハロウィンの魔女』03/08/16版(keim)

2005-07-11 22:37:52 | プレイ日記(ネタバレあり)
自分は「伝説のオウガバトル」はプレイしたことがないんですが、それに出てくるかぼちゃのキャラクターがモチーフになっているようです。
基本的にキャラクターを中心に描いたシナリオだと思うのですが、どちらかというと続編の『南瓜三昧』の方がミネルバ様やプーキーがずっと魅力的に描かれていますね。
初めてプレイした時はプーキーが好きになれなくて削除してしまいまして、その後『南瓜三昧』がプーキー専用だと知って後悔してしまいました。
それから何年かして改めて両シナリオをプレイしてみたら今度はプーキーが好きになってしまいましたし(笑)、同じくミネルバ様も好きになってしまいました。
やはりNPCをしっかりと描くということは凄く大事で、それだけでかなりシナリオに対する印象が変わります。
他にはツッコミを入れるおばさんのキャラがよかったかも(笑)。

それとハロウィンというのは日本人には馴染みが薄いんですけど、欧米の人達にしてみれば普通だと思いますが、その辺りのギャップも感じておもしろかったですね。

【地理】
《ハロ村》
年に一度「はろいん祭り」が行われる村。

【戦った敵】
《ミネルバ》
カボチャをこよなく愛する、美しき魔女。
《ゴブリン、コボルト、ゴブリンシャーマン、パンプキッズ、西瓜大王》

【お知り合いになった人】
《ロイ》
ハロ村に住む少年。

【仲間になった奴】
《プーキー》
魔女ミネルバの魔道実験によって生み出された魔法生物。

【冒険した奴ら】
《サマンサ、スィン、ユウィン、フー、ランド、ラディー》

最後にリューンで「光精召喚」を購入。

『傀儡の騎士団』ver1.00(亜留志)

2005-07-10 23:28:51 | プレイ日記(ネタバレあり)
わりとスケールの大きいドラマチックなシナリオで、ルートによっては『墓守の苦悩』とクロスオーバーしている箇所もあるようです。
自分はそのルートは通ったことがありませんけどね。

最後は逃げ出さずに戦うことを選びましたが、今回の敵はかなり強力で初めて同じ相手に二度も全滅してしまいました。
「サクリスくん」がなかったら「鋼鉄の箱」を使うしかなかったかも。
アンデッドとはいえ、一国の軍隊を相手に戦いを挑むなんて普通に考えれば無茶ですからねえ。


【地理】
《エスカス》
遠方のエウラギナ大陸一帯を治めていたが、二年前に激しい内乱で滅亡した国。

【戦った敵】
《ウィスプ、リビングメイル、傀儡の騎士》

【お知り合いになった人】
《グランテ・F・ルッテンハイム》
エスカスを調査しようとしている学者。
《ルシード・フェリル》
エスカス歩兵部隊の隊長。
《アルク・F・エトルシアン》
エスカス近衛部隊の副隊長。

【入手アイテム】
《バージエッジ》

【冒険した奴ら】
《サマンサ、スィン、ユウィン、フー、ランド、ラディー》

それからリューンで「練気弾」を購入。

『機会仕掛けの番犬』(赤塚 晋也)

2005-07-09 11:16:26 | プレイ日記(ネタバレあり)
対象レベルの書いていないシナリオですが、完全にクリアを目指すのならば、最低でもレベル3は必要でしょう。
スチームサイクロプスのスチームブレスには今まで何度も一撃でパーティーを全滅させられてきましたが、残念ながら今回も敗れ去ってしまいました。
リトライしてもいいのですが、古き道標亭ではなるべくそういったことはしないようにしています。
まあ、最後まで戦えたので良しとしましょう(笑)。

ちなみにこのシナリオでは魔術師学連ではなく魔導師学連になっていますね。


【地理】
《木の葉通り》
リューンにある通りのひとつ。

【戦った敵】
《スチームドッグ、スチームゴブリン、スチームサイクロプス》

【お知り合いになった人】
《ファラン=ディトニクス》
古代文明を研究する魔導師で、魔法学院で講師を務めている。
《ルーシー(ルーシェラン=ディトニクス)》
ファランの娘。

【冒険した奴ら】
《サマンサ、スィン、ユウィン、フー、ランド、ラディー》

『同行者募集』ver1.04(シルビア)

2005-07-07 00:08:33 | プレイ日記(ネタバレあり)
ストーリーとキャラクター、それに雰囲気と非常にセンスを感じさせるシナリオです。
途中で入るNPCとの会話などは実際に一緒に冒険をしているような感じを受けますし、何よりNPCがしっかりと魅力的に描かれていますので、とても楽しむことができました。
メインの二人だけではなく、登場場面の少ない校長先生も魅力的に描かれていたと思います。

ラストバトルはわずか一ターンで終了、ちょっとあっけなかったかもしれません。
謎解きは少し考えれば解けるという、自分にはちょうどいいぐらいでした。

気になったのは、平均レベルが3でないとプレイ出来ないということですが、パーティーが全員高レベルのPCしかいなかったりすると、プレイ自体出来なくなってしまいますので、このあたりはプレイヤーに委ねてしまってもいいのではないかと思います。


【お気に入りのセリフ】
PC「投げ出す事は簡単にできるけどそれは今までの冒険を棒にふる事になるんだからね。古き道標亭もケイン一行の名も傷つくんだよ」

【施設】
《レム学院》
貴族や上流階級出身の優秀な者しか入れない、貧乏人お断りの学校。

【戦った敵】
《コボルト、ゴブリン、ホブゴブリン、魔術師》

【お知り合いになった人】
《エデン=ホーリス》
レム学院の学生で剣術を専攻している。

《オーシス》
レム学院の学生で魔法術を専攻している。

【冒険した奴ら】
《サマンサ、スィン、ユウィン、フー、ランド、ハリード》

それからリューンで「練軽気」を購入。