判断

退路がなくて道をふさぐ木があり、近くに斧が落ちているという状況だけを描写して、何をするのか一切説明しないのが表現のひとつのポイントとしてあります。
作者としては始めから木に対して斧を使わせたかったわけですが、プレイヤーが自ら判断を下すことが大きいわけですね。

こういうのってゲームだけの問題ではなくて、普段の生活でも大事だと思うのですね。
上からの一方的な指示に従うことが要求れるケースのある現代日本ですが、そういった問題点がゲームデザインに反映されているかもしれないと思うことがあります。

主体的に判断を下さなければならないサッカーのプロリーグが日本でスタートしたのは幸運だったと思うし、日本社会が生きていると思わされた出来事でもありますね。

M.S.G
https://www.youtube.com/watch?v=T2v5b5Be1xE
https://www.youtube.com/watch?v=JQsKzMFC0V8
https://www.youtube.com/watch?v=6ilZvSQL7gc

買ってはいませんが

ネットの記事を読んだかぎりでは、ビジョナリー・カンパニーという本が良い感じ。
現時点で4冊出ているのですが、とりあえず3の紹介記事をリンクしておきます。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20101001/216468/
他にも色々と紹介記事がネットにあるので、興味のある方は検索でGo！

しかしこういうタイプの本は、いつもアメリカ発のような気がしますね。
中国の古典も良いと思いますが、どちらも日本に影響の大きい大国で、左右を挟んでいるのも因縁？とか思ってしまいます。

文化のキャッチボール

最近のディズニー映画はファンタジーバトルなシーンがあったりするんですね。
SFやファンタジーの分野では日本の漫画やアニメの影響を抜きには語れないレベルで、そのこと自体は嬉しいことですが、日本の良いところを吸収してどんどん先へ進んでしまっているという印象も受けます。

「文化のキャッチボール」というのは昔読んだ日本と海外のゲームクリエイターの対談で出てきた言葉ですが、今は海外から影響を受けている谷間の段階なのかもしれません。
組織構造の問題で、新しい可能性を持った作品が出てこれていないだけかもしれませんけどね。

Within Temptation
https://www.youtube.com/watch?v=Dy6MpsDPKts
https://www.youtube.com/watch?v=x9NOL3BDlRA
https://www.youtube.com/watch?v=bhzJO34SCoc

コツコツ

小さな成功体験を積み重ねろと言いますが、ほんとそうでもしないとプログラミングなんてやってられないです。
昔読んだ本にスポーツ心理学でヒア・アンド・ナウというものがあると載っていたのですが、検索してもそれらしきものはヒットしないですね。

超えなければならない目標が絶望的だとメンタルが萎えてしまって、それこそ負の連鎖に陥ってしまいますが、目の前にあるできることを目標として、ひとつひとつこなしていくことが奇跡の大逆転劇に繋がるというものだったんですけどね。
少し手を伸ばせば届く目標なら誰でもがんばれますが、不可能と思えるような目標へ進むためには、意識の持ち方を変える必要があるということですね。

OO7 Theme
https://www.youtube.com/watch?v=doAy4Ivcidg
https://www.youtube.com/watch?v=JXjnwXUN1Mg
https://www.youtube.com/watch?v=7HKoqNJtMTQ

必殺技

YouTubeを適当に巡回していると日本未公開のファンタジーに遭遇することがあるのですが、アクションシーンがまるで香港映画みたいなものもあるんですよね。
パワレンの影響なのかもしれませんが、これならば自分たちがバトルファンタジーな漫画のノリを持ち込んでも問題ないよねと思ったり思わなかったり。

もともと自分の狙いのひとつとして、西洋的な叙事詩の中に日本的なヒーロー像を放り込むというのはあったんですけどね。
市販のゲームだと、ロマサガが一番イメージに近いですね。

Holy Knights
http://www.youtube.com/watch?v=qiacWF9w-zI
http://www.youtube.com/watch?v=pedbEFU14mY
http://www.youtube.com/watch?v=pnmnBF_IzNk