幻想伝説エッセイ

早く船を完成させて、大海原に飛び出したいのよ。

『決戦! 木の葉通り』リメイク版(きりう)

2007-06-27 18:21:19 | プレイ日記(ネタバレあり)
このガードシリーズという作品の魅力はシンプルなノリでしょう。
tzさんの素晴らしい曲でノリノリになれる作品です。
ところがこのリメイク版では全体的に間延びした作りになっていて、ノリが薄れてしまったような気がします。
シナリオ作者は試行錯誤しながらシナリオを作っていて、それが結果的に思わぬ効果を生むことがありまして。
それを作者は必ずしも意識しているわけではない場合があるんですよね。
リメイクによって今度はそういった良さが逆に失われてしまうケースがあって、この作品もそういうパターンのような気がします。
本当にリメイクというのは難しいです。

作品としてはまさに戦隊物(笑)。
強敵と戦える喜びを満喫することができました。
readmeと張り紙では対象レベルが違っていましたが、取りあえずレベル4で突入。
準備不足で挑んだラスボス戦で1回全滅しましたが、それ以外はちょうど良いバランスでした。
2度目のラスボス戦では、スィンの「かばう!!」がなければやばかったですけどね。
ランクの方はBでした。
できればシリーズの最後まで遊んでみたいという気持ちは強いのですが、残念ながらこの方も撤退されてしまいました。

ちなみにハルというキャラは旧版に登場してましたっけ。

このシリーズは他の作者による外伝があるのですが、書類の谷さんの作品は持っているのですが、伊達さんのは持っていなかったりします。
というわけで誰かくれ(爆)。


【戦った敵】
《黒土のレンガ》
木の葉通り中心部にある広場で確認されたエネミーの統率者らしき人物。何やら魔術的な儀式を行っていたという報告もある。人間とはかけ離れた大きく伸びた耳が、伝承に登場するエルフという亜人に酷似しているが・・・。
《エネミー》

【組織】
《独立市街安全保障軍》
通称ガード。昨今の怪物騒動に対して設立された対怪物市街特別部隊。

【お知り合いになった人】
《バンダイク》
正軍大佐。ガード隊長。
《シグ》
疾風のシグ。第四小隊の隊長。
《ハシ》
第三小隊長。
《ダンチ》
第二小隊長。
《ライカ》
第一小隊長。
《ハル》
独立市街安全保障軍情報担当。

【冒険した奴ら】
《ケイン、スィン、マリア、サマンサ、ラディー、マイリーラ》

本物の魅力と原点回帰

2007-06-20 18:25:21 | エッセイ
自分がカードワースに参加したのは初期の作品があったからこそであり、何とかしたいと思ったのも初期の作品があったればこそです。

2002年の頃もカードワースは停滞していましたが、それを打破するためにはどうすればいいかと考えたとき、上っ面の技術などではなく、本物の魅力でなければ駄目だという思いがありまして。
自分が初期の作品に惹きつけられたように、自分の作品も初期の作品のような本物の魅力を持たなければならないと。
そうでなければカードワースを復興させるのは無理だと思っていました。

それで自分がシナリオを作るときに意識するのは、初期の作品のように生き生きとしているか、本当に楽しんで作っているか、評価を気にして守りに入っていないか、虚栄心などが間違った方向に作用していないか。
そう自分の心に問いかけながらいつもシナリオを作っていました。
そんな自分のシナリオより、自分から見ると上っ面の技術にばかり走ったシナリオの方が、絶賛されていましたけどね(笑)。

最近プロ野球で西武の裏金問題といった不祥事があって、観客が減少したという数値データがありますが、カードワースではそういったものがない以上、すべて観念論で片付けられてしまいますよね。
今のカードワースだって見方によれば、十分盛りあがっているということにしてしまえるわけですから。
今発表されているシナリオにしても、馴れ合いで誉め合っていれば、一見盛りあがっているように誤魔化せるわけですよ。
カードワースには自分から見ると、そういった嘘の世界で満足できる人間が多いなと思いますね。
まあ、中には天然もいるかもしれませんが(笑)。

初期の作品が生き生きとしてる理由のひとつとして、当初はまだカードワースに発展の可能性を感じる余地があって、それがシナリオ作者のメンタル面に良い影響を与えていたというのがあるかと思います。
とにかく昔は熱かったでしょ、今と違って。
で、様々な試みがありましたが、すべて失敗に終わってしらけムードが漂いはじめて、今に到るわけで。
可能性があれば人間は誰でもがんばれるし楽しいし、だけど何やっても無駄といった状態になればしらけた気分になるのは当然ですよね。
精神面がシナリオの出来にどのような影響を与えるかなんて証明するのは難しいですが、シナリオ作りにおいて一番重要なのは技術よりも魂だというのは、本来ならありきたりのことでしょう。

最近はゲーム業界で原点回帰の動きがあるそうで。
自分はフリーゲームばかりで市販のゲームは全然買ってなかったので知らなかったのですが、最近のゲームデザインはとにかく複雑な方向へと進んでいたらしく、それがゲームの売れなくなった原因と言われているのだそうな。
そこで任天堂がもっとシンプルにということでDSやWiiを作ったということらしいです。
カードワースで原点回帰と言えば、やはり初期の作品でしょう。
馴れ合い体質などは原点回帰しなくてもいいですけどね(笑)。

唐突に歴代シナリオベスト10

2007-06-16 09:07:27 | エッセイ
突然ですが、個人的カードワースシナリオベスト10を発表したいと思います。

1  『賢者の選択』(斎藤洋)
2  『夢の王様』(龍乃)
3  『霧を抱く』(イーグル)
4  『最果ての森』(文鳥櫻)
5  『老兵の歌』(keim)
6  『Away』(SARUO)
7  『最後の最後に笑う者』(Dr.タカミネ)
8  『鳥の歌が聞こえない』(斎藤洋)
9  『深海の盟主たち』(ブイヨンスウプ)
10 『Satan』(leader)

順位付けはしてみましたが、はっきり言って気分によって多少変動したりします。
人間の心で絶対的な基準を持つのは難しいですからね。
それとシナリオベスト10とシナリオ作者ベスト10は必ずしも一致しませんので。

ただ見るとわかると思いますが、上位ベスト5は全部初期の作品です。
やはり初期の作品というのは一番生き生きと作られていて、一番心に訴えるものがあるんですよ。
これはシナリオ作者が自分の本当に作りたいものを純粋に作っていたからだと思いますね。
それと余計なところに力が入っていないので、シンプルに遊べること。
これが中期になると作り込みなどといった権威主義がはびこるようになって、本当の意味での魅力が失われていって、そんなわけで中期の作品はベスト10にはひとつも入っていません。
そもそも自分がカードワースに参加した理由のひとつが、初期のカードワースの良さを取り戻したいというのがあって、だからこそ当時のカードワースを覆っていた価値観を真っ向から否定するシナリオを作ったわけで。
そしてそれは後期の一時的な良い流れに繋がったと自分では思っているんですけど、違いますか(笑)。
ちなみに今は後期ではなく、末期に入っています(笑)。

『亡者の主』(テイル)

2007-06-11 20:53:55 | プレイ日記(ネタバレあり)
うちのPCにはスカルダがいるぜ!ということでネクロマンサー用のシナリオをプレイ。
必ずしもスカルダのイメージと作品の中での描かれ方は合っていませんでしたが、強烈な個性を持った元NPCのイメージがずれるのは仕方のない部分でしょう。

戦闘はきつかったですね。
全滅新記録ではないかというくらい死にまくりました。
敵全体に効果のあるアイテムが複数ないとかなり辛いです。
レベル2の魔法使い系では厳しいかもしれません。
何故か眠りなどのキーコードを弾くように設定されていますが、この辺りはどうなのかなという気はします。

最後は親子を助けることができましたが、過去にプレイした時はいずれも死なせてしまった記憶があるので、今回が初めてハッピーエンドに到達ということになりますね。
何とも悲哀なハッピーエンドではありますが。

ちなみに「亡者生成」ってどうやって手に入れるんでしょう。


【地理】
《ダルシャン》
宿から北に2時間弱の所にある小さな農村。

【組織】
《真紅の刃》
盗賊団。

【戦った敵】
《ドートス》
盗賊団、真紅の刃のリーダー。性分は姑息で卑怯、人殺しにも躊躇しない。貴族に対して私的な恨みがあるようだ。
《盗賊》

【お知り合いになった人】
《ロベルト=スフィード》
中流階級の貴族。自分の娘の為に単身盗賊のアジトに乗り込むなど行動力に溢れる。
《リノ》
ロベルトの娘。

【冒険した奴】
《スカルダ》

『汚された森』ver1.01(あずった)

2007-06-05 18:47:18 | プレイ日記(ネタバレあり)
前作と同様、ゲームとして楽しめる作品に仕上がっています。
それと同時に表現もこれまた前作以上に過激になっています。
こういった要素を頭ごなしに否定するつもりはありませんが、これは規制した方がいいじゃないかという場面が一箇所ありました。

キャラに関しては前作に登場したティータもそうですが、この作品に登場する姉弟もミステリアスな雰囲気がとても良く出ていました。
川の探索では運良く「金貨」を入手しました。

同じようなことは何度も書いていますが、こういった初期の作品は操作性が良いので、サクサク進んで他の作品も続けて遊びたいと思わせてくれます。
単体で存在しないカードワースでは重要なメリットではないかと思います。


【地理】
《クース村》
井戸に異変が起きた村。

【戦った敵】
《魔術師、インプ、ゴブリン、ホブゴブリン、オーガ、キマイラ》

【お知り合いになった人】
《ジル》
村の孤児。
《ローラ》
村の女性。
《エナ》
村の少女。

【入手アイテム】
《金貨、魔法薬》

【入手技能カード】
《樹精召喚、チャーム》

【冒険した奴ら】
《フー、ラディー、レクフィー、サマンサ、オロフ、ロッテ》

『三匹のカエル』ver1.00(慶凰)

2007-06-02 17:55:59 | プレイ日記(ネタバレあり)
対象レベルはどれでもいいということで、今回はレベル5で突入。
このレベルでもバットへの攻撃は命中しにくいなあ。
カエルも緑の奴以外はフェイントで弱らせないと、捕まえられませんでした。

捕らえたカエルはちゃんと依頼主に返還。
自分の冒険者像というのはアウトローかもしれませんが、あくまでも社会の一員であり、決して法に背く人間ではないというのがあるので、あまり悪いことはしないんですよ。


【戦った敵】
《緑蛙、青蛙、赤蛙、バット、パイソン》

【お知り合いになった人】
《リリー・メイスン》
生物の研究をしている依頼人。
《バート》
カエルを逃がした男。

【入手アイテム】
《葡萄酒、コカの葉》

【冒険した奴ら】
《ランド、シーラ、ユウィン、バウマン、サマンサ、ヤシモット》


関係ありませんが、葡萄酒のようなアイテムに“アルコール”というキーコードを付ければ色々と使い道が増えそうな気がします。

『UNDEAD GIRL』(twofive)

2007-06-01 21:26:45 | プレイ日記(ネタバレあり)
5本のシナリオのラストを締める作品で、一番ボリュームのある作品になっています。
アドベンチャーゲーム的なスタイルをとても楽しむことができました。

ラストのカークスのセリフは続編の匂いを感じさせますが、作られる気配はなさそうですね。
ただ『戦場の炎』や『彗星都市ミーティア』はこの作品の後の物語のようです。
今回登場した闇の首領の正体は『彗星都市ミーティア』に登場する星霊と同一人物なのではないかと。

ラストバトルは1回全滅しましたが、2回目でかろうじて勝利することができました。


【地理】
《フィオの森》

【戦った敵】
《カークス》
天才的な頭脳と魔力を持つ男。ネクロマンシーだけでなく、ゴーレムや暗黒魔術にも深い知識を持つ。表面上は冷静で礼儀正しい青年だが、その性格は残忍で冷酷非情、自己中心的で目的のためなら手段を選ばない。もはやその邪悪に染まりきった思想は常人からみれば狂気としか思えない。
《シャーリー》
グラフト村の村長の孫娘。事故で命を落とすが、ゾンビ化して復活。ゾンビ化の影響で生前に比べ、身体能力は格段に向上している。
《バーンズ》
元用心棒。
《機甲の兵士、ジェノサイド・ゴーレム、エリオル、スケルトン改、チンピラ、腐った巨人、ゾンビー改、ワイト、ゴースト、ウィスプ、グール、ゾンビー、スケルトン》

【お知り合いになった人】
《ミゼリコード》
裏の世界の住人。

【入手アイテム】
《クロニアの実》

【入手技能カード】
《妖精の剣》

【冒険した奴ら】
《レクフィー、オロフ、ラディー、ナギ、ボリス》