幻想伝説エッセイ

早く船を完成させて、大海原に飛び出したいのよ。

『月夜の晩に-前編』ver1.07(伊達)

2006-10-31 00:00:25 | プレイ日記(ネタバレあり)
超久しぶりにレタルエルム登場。
あいかわらずとぼけたキャラが魅力を出しています。
ただ最近の作品に比べると全体的にやや落ちるという印象はありますね。
ダンジョンなども非常にわかりずらくて、この辺りはやはり初期の作品かなと。

今回は魔人という存在が出てきます。
魔人といったものがどういう存在なのか詳しく説明されていませんので、作者さんがどう考えているのかなとは思いました。
ボー・ブランシェは吸血鬼らしいですが、詩の魔人は違うようですし。
ちょい役ではありますが、一応ヴァンパイア初登場ということになりますね。
名前だけが登場するザエボスというキャラは、何か他の作品に登場するのでしょうか。

レムシャイド戦は「氷炎の玉」で全滅させられてしまいましたが、それ以外は楽勝でした。


【地理】
《ヌォーグ》
比較的軽症な、感染を恐れた家族や近所、当局の人間によって強制的に送り込まれた黒死病患者の村。

【戦った敵】
《レムシャイド》
実験の結果、ヴァンパイアの体を乗っ取った恐るべき錬金術師。
《クロニクル》
『時計台屋敷のねずみ』参照。
《エゼルベルガ》
レムシャイド老が妻エゼルベルガと自身、レタルエルムの細胞を使い、精製したホムンクルス。
《ムーニー》
レムシャイドが道楽で作り上げた、ゴブリンをベースに人間の脳を移植している合成生物。通称、マッド・ムーニー。
《強化ゾンビ、ワーウルフ、キマイラ、ムルアト》

【お知り合いになった人】
《マイト》
詩の魔人。
《ボー・ブランシェ》
ヴァンパイアたる魔人。
《たま、ぽち》
レタルエルムの使い魔。

【入手アイテム】
《たいまつ》

【冒険した奴ら】
《マイリーラ、スィン、チュカ、ヤシモット、ヒョウタ、シーラ》

旅のお方、探険はまたの機会になさいませ

2006-10-28 22:08:25 | エッセイ
エルリックの「闇の三王」ですが、前回以上に書くことないっす(汗)。
ラストは珍しく希望にみちた終わり方でしたが、これはほんの一時的のもので最後の波乱が目の前に迫っている、まさに嵐の前の静けさといったところでしょう。

今回はザロジニアが初登場しますが、自分はサイモリルよりかはザロジニア派かな(笑)。

わが父祖の名において御身を呼ぶ、〈風の王〉よ!

2006-10-27 23:13:41 | エッセイ
エルリックの「魂の盗人」ですが、あまり書くことないっす。
エルリックが自らの行為を歴史の役割を果たしたとしていますが、ムアコックという人は当時のイギリスにおいてファンタジーとSFというジャンルの大きな変革をなした人ですから、その辺りの意識というものもあるのではないかと思われます。
当時の状況なんて日本にはほとんど伝わっていないのでわかるわけないですが。
はっきり言えるのはムアコックが後の作品に多大な影響を与えたということですね。

『交錯する思惑』ver1.0(理の元Q)

2006-10-26 20:50:54 | プレイ日記(ネタバレあり)
サニィウォーカーズ第6弾ですが、連作ものということで作るのを急いでいるのか、スランプに陥っているのか、全体の作りがうまくいっていない感じがしました。
マクスウェルなどの味方キャラは魅力的ですが、ジュダやビフロンスのような敵キャラはやや浮ついた印象を感じます。
ボウェーロらしき人物は存在感を出していましたね。

ストーリー展開もうまく消化しきれていない印象を持ちました。
良いと感じた部分は、ゴルダインが名声を得る展開や情報屋から得た情報で行動するイベントなどですね。


【地理】
《楓通り、公孫樹通り》
リューンの通り。
《地下古墳(カタコンベ)》
害されたクドラの民が、聖北教会に埋葬されれば神に見離され完全に魂は滅びると信じて、各地に地下墳墓を作った。

【戦った敵】
《クドラ教徒、ビフロンス、ゾンビ、パイソン、司祭、スライム、トード、レギオン憑き、レイス》

【お知り合いになった人】
《ステラ》
クドラ高司祭グラウフの娘で、同じくクドラの司祭。

【入手アイテム】
《メダル》

【冒険した奴ら】
《マイリーラ、スィン、チュカ、ヤシモット、ヒョウタ、シーラ》

『古代の末裔』ver1.1(理の元Q)

2006-10-24 18:53:32 | プレイ日記(ネタバレあり)
サニィウォーカーズ第5弾となる作品です。
作りとしてはヴィジュアルノベルならぬヴィジュアルコミックという感じのシリーズですが、今回は道中にイベントを発生させたりと、ゲーム性も意識して作られている印象を受けました。
ただその辺りは完全に自分のモノにできていないようで、キャラクターの魅力は相変わらずですが、ストーリー展開が過去の作品に比べると全体的に中途半端な印象を感じてしまいました。
まあ、色々と試してみればうまくいかないこともあるでしょう。
キャラクターとしては宿屋の女主人が良い味を出してしましたね。
敵役に関して言えば、ビレトが一番印象に残っています。

「GOLD HOUSE」の冒険者がひとり途中で返されましたが、結果的にこの人は命拾いをしたことになるんですよね。
それとアルヴというのはエルフのことなんでしょうか。


【歴史】
《古代ラブレスカ》

【戦った敵】
《ブリアレオス、レギオン、盗賊、オーク、オークロード》

【組織】
《古代史研究財団》
ザカート家の利益の社会還元の一環として設立されたもの。

【お知り合いになった人】
《バンフォート=ザカート》
中央公路周辺諸国で知らぬ者は無いほどの金融界の大物であるザカート家の当主。
《ジュダ=スレイマン》
古に栄えし帝国の末裔を名乗る男。

【入手アイテム】
《アルヴの香水、バーンシンボル、ゲイルシンボル、メダル、傷薬》

【入手技能カード】
《魔力の利剣》

【冒険した奴ら】
《マイリーラ、スィン、チュカ、ヤシモット、ヒョウタ、シーラ》

『サヨナラをもう一度… 』ver1.24(Pippin)

2006-10-23 22:37:51 | プレイ日記(ネタバレあり)
NPCとの会話をこなすことによってストーリーが進行していくという、ゲームデザインとしては他に類をみない個性的な作品ですね。
ドラマとしても素晴らしいですし、数多く登場するキャラもひとりひとりが個性的に描かれていますので、本当に心に残りました。
全体的な印象をとしては、映画を見ているような感じですね。

お気に入りのキャラをひとりあげるとすれば、ミンクでしょうかね。
頭をぶっ叩かれるシーンはとても笑えます。

敵は以外と強くて、『交錯する依頼』で手に入れた「セイラム」が大活躍してしまいました。
ただ海賊の本体との戦闘では破れてしまいまして、そうなると別のストーリー展開になってしまうんですね。
ですので残念ながらトゥルーエンドにたどり着くことができなかったのが心残りではありました。

それとケリーとの一騎打ちでは、エンジンのバージョンの違いで全滅してしまいますので、エディターで変えるしかないでしょう。

readmeを読むと必ずしも完成版ではないとのことですが、確かに真実がすべて明らかにされていない感じで、どのようなストーリーがあったのかがわからないのは残念ですが、これはこれで非常にドラマを堪能することができました。


【地理】
《ソーミー王国》
リューンからは馬車で11日ほどの街道、4日ほどの山道の二つが通ずる国。先王がなくなり、幼い王子が即位した頃(1年半ほど前)治安はかなり悪化したが、最近の情勢はひと段落した。これは新王に変わり政治の指揮をとっている摂政の力であると一般的には言われている。
《大鷲通り》
リューンにある通りのひとつ。

【戦った敵】
《クルー》
山賊の頭。
《蜘蛛、副頭領、ウィスプ、魔術師、盗賊、海賊、賊、海賊頭、参謀》

【お知り合いになった人】
《ミシェル》
若干の治癒の魔法が使える女性。
《グルーブ》
劇団『Light a Candle』の団長。
《チュール》
グルーブの妻。伝説の女優チュール・スランク。
《シューレ》
劇団の受付。
《クライスラー》
劇団のハーフエルフの事務員。傭兵稼業をしていたので、剣術はそこそこ使える。
《クリス》
劇団の医者兼雑用係り、治療者としての能力は高く、それを当てにして、団長以下、無理な演出をしている。
《カヤ》
女優でグルーブの養子。
《エール》
エルフの精霊使い。
《ミンク》
ハーフエルフの精霊使い。
《イノセント》
劇団の副団長。
《ケリー》
傭兵をしていたので、剣術は扱える。また、野外活動にも秀でている。
《スフィーダ》
人見知りな少女。子役。
《ノップル》
音楽の才能がある少年。
《トール》
グルーブの甥。
《ライム=トルクレイン》
とある王国の貴族の麗嬢。

【冒険した奴ら】
《マイリーラ、チュカ、マリア、セトレル、アイルーロス、ヒョウタ》

『Out of Control』04/08/19(DAT)

2006-10-21 07:57:03 | プレイ日記(ネタバレあり)
渋い!!かっこいい!!そんな感じのシナリオです。
ハードボイルド風ダークファンタジーと言っていいんでしょうか。
選曲からしてこの方のセンスを感じさせてくれます。

文章にもセンスを感じさせてくれますが、使い方が非常に効果的に演出されている面とマイナスに感じる面の両方が出ていたように思いました。
効果的と感じたのはPCが囚われる部屋の描写ですね。
ストーリーの展開やバックの赤い画面とあいまって、素晴らしい緊張感を演出していたと思います。
逆に気になった部分はPCの心理を長々と描写しているところで、結果的にプレイヤーの感性を横へ追いやってしまったかなという気はしました。

キャラクターなども非常に魅力的で、それにともなった戦闘も楽しむことができました。
エンディングも非常に趣があって好きですね。

あえて個人的要望を書かせていただくと、キャラの解説欄には何かしら入れてほしかったという所ですね。


【お気に入りのセリフ】
掃除屋「ぶ、・・・ぶフッ! ゲホッ・・・、ぶっこ・・・ろ・・・・・・っす・・・・・・。」

【戦った敵】
《掃除屋、犬、死人形、レイス、グール、ウィスプ、ワイト》

【お知り合いになった人】
《テレンス》
自称考古学者の青年。うるさいくらいによく喋る。

【冒険した奴ら】
《アイルーロス、ハリード、マイリーラ、スィン、バウマン、シーラ》


それから『ぴかくぽら2』のおまけバトルをバウマン、シーラ、ユウィン、ハリード、ヤシモット、ボリスで戦い、「ねこだ饅頭」をゲットしてきました。

マシャバクめをよこせ

2006-10-20 19:11:53 | エッセイ
エルリックの「薔薇の復讐」ですが、初期の作品と比べるとかなり変わった印象を受けますね。
全体的なイメージとしてはとにかく複雑ですね。
なんといいますか、単純な剣と魔法の世界から複雑な現代社会にいきなり放り込まれたようで、エルリックはよく混乱しないなと。
それから文章の表現方法に凝っているのか、非常にこねくりまわしている印象を受けます。
はっきり言って読みにくいです(笑)。
エスバーン・スネアが過去を延々と語る場面など、普通の小説とは違いますよね。
それとゲイナーとアリオッホのやり取りも普通に読み進めていましたが、その後のエルリックの心境を読んではじめてゲイナーがアリオッホに自尊心を捨ててひたすらぺこぺこしているのだとわかりました。
この辺りは英語表現と日本語表現の違いかなとも思いましたが。

アリオッホのキャラのイメージも随分と変わりましたね。
初期のイメージは邪悪ではあるものの、知的な印象をかもし出していたのですが、この作品では幼児的というか知的障害を起こしているというか(笑)。
でも性根の腐った真の悪党というのはそういうものだと思っていますので、こちらの方がより真実に近いと言えるんじゃないでしょうか。
アリオッホの「狂ったジャックポーカーが…」というセリフ、あれは一体何ですか(笑)?

エルリックの世界というのはひとつの世界の滅亡を描いているわけですが、この作品ではジプシー国というものが登場し、途中で滅亡してしまいます。
中でも大昔に実質的機能を失くした習慣や主義のために自滅する人々の愚かさ、ゆく道を変えるよりもこれまでの習慣に従うことを選んで死んでいくというエルリックの思いは決して他人事ではないですね。

ああ、呪われよ、呪われよ、呪われよ!

2006-10-19 18:25:15 | エッセイ
エルリックの「暁の女王マイシェラ」です。
この作品は三部に別れていますが、個人的にはやはり第三書の「ひとつの目的を持つ三人の勇者」がお気に入りです。
もともとこの作品は雑誌の廃刊によって発表されなかった作品に手を加えたものらしいということで、第三書だけが少し他とは毛並みが違っているように感じます。
第三の書は恐らくコルムの「剣の王」がベースになっていて、それからエルリックのエピソードとして入れられたか、もしくは同時進行していたかではないかと予想しているのですが。
読者によっては展開が唐突に感じる人もいるかもしれませんね。

それにしても「この世の彼方の海」では四戦士がひとつになることを嫌がっていたのに、こちらのエピソードでは歓喜に満ちていますね(笑)。

『伯爵様の紅い薔薇』ver1.22(さよこ)

2006-10-17 19:15:26 | プレイ日記(ネタバレあり)
ほのぼのして落ちついた雰囲気に良いお話で、心が洗われるという感じの作品です。
たまにはこういう冒険もしないと疲れてしまいますね。
お茶を入れる場面なども作者が楽しんで作っているようで、本当にローズティーというものを飲んでみたくなってしました(笑)。

さりげなく『スラムの病』とクロスオーバーされているようなので、先に『スラムの病』をプレイした方がいいかもしれません。

報酬は現金でもらい、アイテムはタッジーマッジーを入手しました。


【地理】
《木の葉通り》
『機械仕掛けの番犬』参照。リューンの超高級住宅街。

【植物】
《ノーブルブラッド、トワイライトサン、レディサルザナ》
エリシード伯爵の薔薇園で品種改良され、生み出された薔薇。

【戦った敵】
《チンピラ》

【お知り合いになった人】
《コスモス》
スラムに住む少女。
《エピフィリウム》
コスモスの母。
《ライレス・ジャニアリィ・アルバート》
通称リィル。エリシード伯爵に仕える従僕。まじめで少し頭も堅いが、どこかが確実に抜けている。
《エリシード・フォルサリア・レ・アリシェ・アリアレス》
リューンの北西に位置する、シェンデ地方の領主。

【入手アイテム】
《タッジーマッジー、百合の花、アールエリシード》

【冒険した奴ら】
《レクフィー、ロッテ、ナギ、エイジ、スカルダ》


それからシュレックさんから「亡者の凝視」と「妖精の外套」を買いました。