ため池事故“警告”あった 小学校入学の直前...死亡 (msn.com)
この記事の最後に
「住民は3月末に、安全対策の見直しを求めたばかり。
市が対策を検討していた最中だったという。
栗原市は事故を受け、現場に立ち入り禁止を呼びかける貼り紙を設置している。」
と、いう1文がある。
なんともいえない気分になる。
子供が小学生のころ
PTA役員の中で(子供会のほうだったかもしれない)
安全確認を行うという「行事」(まさに行事化していた)があった。
各地域の支部長が、学校教員と危ない場所を、見回り点検し
市役所や個人の場所であれば個人に、改善嘆願を出す。
代理が
その役になったとき
「どうすればよいのだろう」
と、役員の経験のある方に尋ねたら
「毎年、おなじような場所を嘆願してる(つまり、改善されていない)から
前年度と同じように、報告すればよい」
と、答えられた。
正直、
はい?
と、いう思いだった。
そして、教頭とももめたwww
危ないと点検報告をしても(例えば遊具)
結局は事故がおきないと対処しないじゃないか。
ー実際、学校前の小川に子供が落ちてしまったとき
柵(ガードレール)がまもなしに設置されたー
危ないという報告は何のためにするんだ!!
結局は報告だけで終わるのか、と、いう憤りのようなものが
噴出していた。
そして、自分の学区の点検になったとき
何か所も危ない場所を見つけたのだが
その点検場所のひとつを見ていた時
前の散髪屋さんがでてきて
(町内活動など世話好きな方で、近所のこともよく把握している方だった)
ーあのな、いくら、学校側から言うても、市は動かん
各地区にそういう(名前忘れた)土木改善とかを市に伝える人がいるから
その人にも、伝えておきなさいー
と、いうことを言われた。
いわゆるコネクションといっていいか。
代理の報告書が市に通り
あちこちと、改善しましょうということになったのは
散髪屋さんという存在
地区にいた井上さんという方の尽力によるものだった。
ただ、それだけなら・・・
取り立てて書くほどのことではない。
危ない場所を一緒に見てくださった井上さん
この方がすごかった。
開地池というため池があり、何か所の柵がきれていて
ここから子供が池に落ちかねないと、いうことを
伝えたあと
井上さんは
市役所に申請すると同時に
柵がきれている場所にロープを張ってくださっていた。
(池に落ち込まないように柵の隙間の上から下まで)
が~~ん、と頭を殴られた気がした。
危ない・危ない
と、いうけど・・・
こんなに簡単に自分で安全配慮ができるのに
なにもせず、
市が悪いの
役員さんの考え
「どうせ、市はしてくれないから、いつも通り報告すればそれで、行事が終わる」
と、いうセリフに憤ってみたりしたけど
手を尽くせるところは自分で応急措置でもよい
しなければならないと考えることさえなかった。
もしも・・・
例年通りに報告をし
その間に柵の切れ目からもしも子供が落ちていたら・・・
教頭に向けた
ー事故が起きなきゃ何もしないのですねー
と、いう言葉はもろ刃の剣となって一生自分を苦しめたことと思う。
地域にとって子供は宝である
他人の子も自分の子も同じように・・
地域で子供を守ろう
など、いくつかの標語は浮かび上がるが
実際、
各個人が
手を尽くせるところは自分で応急措置でもよい
しなければならない。
井上さんになれる人はいなかったのだろうか?
何人かの有志で(自分たちも事故になってはいけないので
ちゃんと整えて、複数で)
応急措置はできなかったのだろうか?
その後、開地池の近くの坂から転落して人がなくなったことも
ガードレールをつけるように報告したが
確かに、ガードレールはついた。
1部分に・・・
これが、行政か、と、情けなくなった。
ついていないところは、まだ、3mとかの落差がある。
いや、たとえ50cmでも、転がり落ちていく傾斜がある。
どこで、ここまでで大丈夫なんて、馬鹿な計算が働いたのだろう。
この時も井上さんが動いてくださったと思う。
(何せ、数か所危ないところがあった)
まもなしに坂の上から下まで
ガードレールが付いた。
一概に市役所や施設(ガードレール)の不備だけが
悪いとは言えない。
個人個人が危機意識をもっていないと
いけない。
常日頃、大人でも子供でも
どこかで、ほかのことに縛られる。
例えば、坂道の片側が下りの急斜面であっても
右側通行しなきゃいけない、とか
左側には雑草が生い茂っているので
虫刺されやかぶれがきになり
あぶないほうの右側を歩くとか・・・
近道だからとか・・・
ながらスマホやら
なにかしら、
死に行きたいのかと思うような行動まで見かける。
各個人が
手を尽くせるところは自分で応急措置でもよい
しなければならない。
「守る」という意識がどこかで希薄になっている。
井上さんにならなきゃ・・・と
思いなおさせられた。
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