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ある意味、育児作業???(再掲載4)

2023年10月13日 | 音を聴く耳

こういう商売?をしていると、

いろんな・・・

う~~ん、例えば、コンデンサとか抵抗とか

検討する機会がおおくなる。

 

元々、本業のほうでも、

回路設計etcとやっていることもあり

やはり、民生向けと企業向けとの

品質管理についての考え方が

実地面で違う。

 

例えば、AUDIOの世界で

コンデンサをかえると音が変わるから、交換しない。

あたりから、はじまる妙な神話でも、

企業の機器になると、

安定した性能が必須なので、

コンデンサは早いうちに交換する。

別にコンデンサだけではないが・・・

部品ひとつで、

ラインが止まるなどあってはいけないわけで、

充分、つかえるものでさえ、

何年使ったから変えるという万全を敷く。

だが、

AUDIO世界では、妙な神話によって、

安定した性能という部分を度外視したデマがまかり通る。

コンデンサを変えたら音が変わる

と、いう当たり前の事象をマイナスにさせているところが多い。

安定した性能というのは、

コンデンサをかえて、より良い音にする。

と、いうことをいう。

音が変わって悪くなるなど、

安定した性能とはいわない。

 

ここをどのように誤解されるのか、

はたまた

音が変わって良くなる、と、いう

音質の内容に納得させられるだけの技術者がいなかったのか?

 

実際、修理屋さん?の記事などを読んでいると

コンデンサ良いものに交換しました・・・

と、あるから、どれどれとみると

え~~~?そんなもので良いというの?

と、いうことがあり・・・

これでは、

コンデンサを交換すると、音が変わるから、しない。

=たいしてよくならない。

場合によっては、本来引き出されるべき音質にほど遠い。

 

こういうのが、まかりとおっていて

AUDIOの世界の中で

「OH/音質を良くする」と、いってみても

その内容・変化は、今までの認識?で測ってしまう。

 

そりゃあ、どの修理屋さん(?)も

音がよくなりました。

と、いうのだから、

言葉だけを言えば、同じでwww

その音質の違いは実際、施工してもらわなきゃわからない。

と、いうところだが、

どうも、従来の認識にとらわれ

妙な思い込みを持つ人もいる。

 

例えば、WADIAの抵抗をかえてみてくれという話があり

じっさい、実装したが、

その種類だけで、3万以上支払ったのではないだろうか?

それも、逆神話があり

「定評ある抵抗」に換えたいという主旨なのだが、

その定評ある抵抗が、実につまらない音に感じる程

WADIA氏のチョイスは見事だった。

 

風評や誰かの評価というものが

あてになるか、ならないかは

実際に自分で検証するしかないが、

その検証する部品?自体の

世間の評価をうのにみするわけにはいかない。

データなどもしらべて

かつ、実装してみて、

例えば、この人の評価は間違いない。

と、ある方の(どこのサイトだったか、覚えてないーちらっと、高橋の横からかすめ見ただけなので)

「耳」については、参考になる。

とかwww

逆評価になってしまうが・・・

そういう部分がある一方で

この程度の音をよいというのでは、あてにならないなあという

逆評価もあり得る。

 

例えば、そういう人?記事?に遭遇してしまうと

まだ、もっと良いものがあるのに・・

たとえば、*****とかwww

だが、それをいうわけにはいかず、

何故、そのチョイスがよくないか、という

詳しい説明もするわけにはいかない。

 

なにか、このあたりは

「その人の耳」部分

つまり、嗜好の部分なので

嫌な言い方だが

それでいいのなら、

それでいいじゃん。

 

こちらも、音の良さというものを

「売り」にしていて

特許みたいなものだから、

話すこともない。

 

このあたりが、

プロというか、

音を対価にするだけのことをしているぶん

アマチュアとは、わけが違う。

 

先日も息子が

音作り?(微妙な言い方であるが・・)について

「万人受けする音楽ってないよなあ」

と、ぽつり。

ロックでいえば

ハードな物が良い人もいるし

ソフトロックやプログレ・・etc

たしかに、嗜好の問題で片方は好きじゃないというばあいもあろう。

だが、

「あるよ」

と、いうと、息子

「???」

厳密には消極的な肯定をふくむが・・・

と、いいたすと、なおさら

「????」

例えば、クラッシックなど、どうだろう?

と、いうと、ピンときたらしい。

消極的なぶぶんというのは、

良い・悪いでなく

良いのだろうけど、自分に理解できる耳がない。というふうに

音楽自体を良し悪しで(嗜好)でわけるのでなく

自分のほうに、聴く耳がないという不足?を見る。

これは、ある意味で

万人受けしているといえるのではないだろうか?と・・・

 

こんな風に自分の耳を問い直す

いや、問い直させる。

そういう状態でないのが、

音質改善であろう。

自分の耳が足りないのでは?

などという段階でなく

「納得」させる音に仕上げなければならない。

 

万人受けという

一応、キャッチはしました。

と、いうだけでない

納得しました。と、いう音を作らなければいけない。

 

これが、対価をもらうという部分で

いっそうのシビアさと

責任が伴う。

 

いくら、定評ある抵抗であっても

お客様の耳を納得させられるかどうかというところがポイントになる。

その前に自分の耳が納得できないものを

お客様(全員という意味で個人ではない)が、納得するわけがない。

 

代理も呼ばれて、どう?と尋ねられると

「だめだね」の一言しかでてこない。

依頼人はもっとエージングしたら、という抵抗をみせたがwww

(抵抗交換だけに、抵抗したと・・)

やはり、その音の特質が全然違う。

無い要素と言ってよい。

逆をいえば、元々の抵抗は

微妙な濁りが倍音や響きをつくるのだけど

好評抵抗は、ただひたすらクリアで緻密。

つまり?

使う場所がちがうと考えてよいのかもしれない。

WADIA氏があえて、この抵抗で独特な味をつくったのを

なくしてしまうのでなく

好評抵抗は

たとえば、アンプのほうで使用して

WADIAの音そのものを皿にのせて

きれいに盛り付けるというのが良いのだろう。

 

こんなことからも、アンプとCDPの違いと言ってよいかな。

CDPはCDの音質を引き出しながら、

独自の装いをする。

個性という洋服を着るようものだろう。

だが、アンプはそのモデル(女優?)の個性をくいつぶしてはいけない。

ひきたて役に徹せねばならない。

 

こういう意味合いで

真空管アンプは好きじゃない。

音は評価に値するが

WADIAの音がどれほど良いかを

表現しきれない部分がある。

高域・中域を支えるのが低域であるはいつものセリフだが、

真空管アンプはこの低域(耳に聞こえない部分の低域も含め)

ほぼ、空気振動が無い。

きっと、真空管が耐震装置みたいになって

空気振動を相殺してしまうのだろう。

綺麗だけど、いまいち、密度がないというというところか・・

おそらく、バカでかい真空管をつくれば

よくなるんだろうけど

(大聖堂のパイプオルガンみたいに)

 

話ずれたけど、

CDPだけでは、追従できない部分というのもあるのだろうと思う。

相変らず、高橋はSPをあと1,5倍はおおきくしたいというし

アンプもプリもコントロールアンプもSPネットワークも変えたし

800Lネットワークにしろ

見る人が見れば、素材の良さがわかるし

まだ、改変できるところもわかる。

(素材集めきれず。妥協した部分もある)

ヴァージョンアップしてつくる800Lネットワークも

もう3年以上素材を探し、

今度は納得の素材のようである。

 

CDPを良くしていけばよくしていくほど

それを表現する周りの機材が気になってしまう。

 

こんな調子で

MY・AUDIOも、進化するし

それがまた、ひいては、

コンデンサなどの部品の音を厳選させていく。

 

堂々めぐりというか、

いたちごっこのごとくであるが

それは確実に螺旋階段を上がっている。

 

だからこそ、

また、「耳」が育つ。

それが、また、お客様を納得させる音として

CDPに返っていく。

 

技術と知識と耳

それは、やればやるほど、

育つ。


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