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ピックアップの良しあしに気が付くには、まず、OHだと思う。2021-03-29

2023年09月19日 | ピックアップ

どうも、気になることがある。

良い音がでるCDPというと、

結局、1990年あたりに出ているものが多い。

当然のことながら、

半田もコンデンサも劣化し

よれよれ状態になっている。

そして、そのOHをするところなど、今まではなかった。

修理とか、交換とか

メーカーが面倒を見てくれているうちは良かったけど、

1990年代のものとなると、

メーカーはもうタッチしていない。

タッチしていても、そのころの精鋭の技術者も

関わっていないようになっていて

修理技術も継承できていないように思える。

最初にCDPが発売されたのは1982年

そこから考えても40年近く・・・

携わった人間がその時20歳だとしても

(そんなに若い人間が携われなかっただろうとも思うが)

今、60歳・・・

その人からみても、

30年40年後のCDPの修理・あるいは不具合状態など

考え付かなかったところもあるのではないだろうか?

交換部品で対応すればよいというのが、

基本の考え方だろうから

交換部品がなくなれば、サービスを終了せざるを得ない。

特にピックアップが今、そこをついてしまい

メーカーでも対応できなくなっていることがある。

当方もKSS151Aを触る機会が多くあり、

何台も触っているうちに

そして、年月もある。

「30年40年後のCDPの修理・あるいは不具合状態など

考え付かなかったところもあるのではないだろうか?」

と、いう考え付かなかった不具合状態を診ることになる。

よく書いているHマーク付きのKSS151Aは

すでに底をつきかけた純正のKSS151Aを案じて

第2期生産品として作られている。

ところが・・・おそらくであるが・・・

発光ダイオードが純正品のように良いものでなかったのだろう。

メーカーが最初からHマークを載せた2003年ころ発売の機器がやってきたとき

その音の不味さに驚いた。

まさか、Hマーク付きのピックアップに原因があるとは思わなかった。

おまけを言えば、OH前の時に聴いたときは

まあまあ良い音じゃないか。と、感心した。

それが、OHをしたら、不味い・・・

コンデンサや半田が元気になって、どこかの隠れ不具合が露呈したのか?

と、思って、高橋そこら中丹念に調べ上げた。

原因がでてこない・・・

と、いう高橋に

「まさかと思うけど・・・ピックアップじゃないの?」

と、問いかけた。

しかし、数値もアイパターンも正常だったと言っていたと記憶する。

これは、CDM-1の発光ダイオード乗せ換えピックアップの時にあったことなのだけど

測定すると、新品以上の良い数値やアイパターンを出してきながら

返却すると2~3日で劣化してまともに読み取らなくなってしまう。

燃え尽きる前の蝋燭さながら、当方の3日間エージング中非常に良い音を奏でたいたのだ。

発光ダイオードの数値がピックアップの求める適性を超した数値だったのではないだろうか?

そのことからHマーク付きのピックアップもそうなのではないだろうか?と思い

当方用意の純正の新品に近い数値の中古良品のピックアップに交換してと進言して

交換してみたら、これは良いわ~~~♪という音になった。

2003年の発売だとしてもHマーク付きのピックアップは10年~15年ほどで

ぼろぼろの音になってしまう。

と、考えるようになったわけだけど

実際、WADIA6LTD(改)Blueほどの機器になると

ピックアップの良しあしをもろに表現する。

WADIA6LBにHマーク付きピックアップをのせると

寿命が短いだけでなく、、音もぼろい・・ピックアップの性能が悪いとわかり

以後、LTDーBlueを目指す機器については、Hマーク並びに廉価版用ピックアップがのっていた場合

例え、良さげに鳴っていても・・LBの真価を発揮できないので

当方用意の純正ピックアップに交換するとブログの記事の中に書いている。

ところが・・・

それとは、まったく別の問題が気になっているわけで・・・

多く、音が悪くなってきても、

OHせず、へたったコンデンサ・半田で、なおかつぼろいピックアップであっても

まともな情報を表現しないので

なんとなく「よさげ」に、聴こえてしまう。

「おまけを言えば、OH前の時に聴いたときは

まあまあ良い音じゃないか。と、感心した。」

これは、誤解を招いたと思うけど

これで、OHすればかなりなものになる・・・という

期待と想定があった。

なので、まあまあ良い音じゃないかという言い方になったのだけど

実際、緻密さとか、薄れているのだけど

中高域の張り出しが良いため(インパクトの強い帯域が、劣化により逆に強調される)

心地よいと思わされるのだけど

分離・解析・解像の良い6LBで聴くと、まともな音ではなく

逆にこんな音を良いとおもってしまったのか?と愕然としてしまう。

そこまで、行かなくても、

OHしたら、俄然良くなるものが、逆にぼろくなったとなっては

愕然を通り過ぎて驚愕の極みにたどり着くwwww

そして、これがHマーク付きピックアップのせいだと判れば

気にかかる。

OHすらせず、そのままHマーク付きをのせて聴いている方は

良い音じゃないことに気が付けないでいる。

その音で良いものだと思っている場合もあり得る。

ただ・・・救いは寿命が短い

(純正だと30年近くまともなままの状態でいる)

(ただし、機器の環境・使い方にもよる。)

そのおかげで、

早めにOHにたどり着ける。

そして、良いピックアップがあればこそ、

音質改善・LTD化・オプション・Blue化と進めていくことができ

あなたの知らなかった素敵な(音)世界の次元を開く。

 

良くない状態の機器により(場合によっては)良くないピックアップによっても

耳を逆エージングされて

あなただけが気が付かない、劣悪な(音)世界に住んでいてほしくないと思う。

 


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