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WADIAは簡単ではない。(再掲載4)

2023年11月23日 | メンテナンスetc

ワディアcdプレーヤーの分解方法

と、いう検索がありましたが・・・

蓋を開けて中をみるだけでも

ネジの頭をなめてしまって、

当方に持ち込まれた時には外すのに一苦労という代物ですので、

正直をいうと、やめてくれという思いがします。

 

ましてや、分解・・・

この分解の果てに、部分を壊してしまったり

接触不良やら、とんでもない対処など

その実例はWADIAだけでなく、

ブログにあげているCDP、200台(以上?)の中でも

数多く見られます。

 

それも、基本的には修理屋さんが行ったものであり、

蓋を外すのさえ、ネジの頭をつぶし

ケーブルは変な方向におりまげてしまい

断線をおこしたり

ピックアップになってくると、

まともな物をチョイスせず

異常な調整をおこなっていたり

廉価版のピックアップをいれていたり

ガイドバーをまげてしまったり

傷をつけてしまったことで

錆をわかせてしまったり

バカの様に、556を吹き込み

基板までべたべたになったり

(果てにはまともに動かなくなる)

とにかく、

はっきり書きますが

ネットで分解の仕方など懇切丁寧に書いていません。

それ以前に、ネットで調べなければならない状態では

まず、分解は不可能です。

 

修理屋さんでも、初めて

分解するのに、1日~2日かかったとかかいていますし

高橋も一番最初は、5~6時間かかったと思います。

 

その5~6時間かかるというのも

機器の中をじっくり見て、手順を探るというもので、

実際の作業時間はそんなには掛かってないし

カズ重ねるうちに、

専用の冶具を作るように成ったり

工具など、厳選していくことになります。

 

この機器の中をじっくり見て、展開法を探すというのは

実際にあったことですが

かなり複雑に織り込まれた折り紙の完成作品をじっと見ていて

(むろん、初めて見たもの)

暫くすると、

同じものを折り始めるというのに、似ています。

どういう手順でおられたかという、手順を逆に追う事が出来るので

WADIA初めての分解でも、5~6時間(だったと思う)で、出来たというものですから

まともに手順など書いてないネットを探さなければならないようでは

分解できない。

よしんば、分解できたとしても、まともに組み立てなおすことができない。

見た目はまともであっても、

要所要所で曲げてしまったり、壊してしまったり、

元々の位置にきちんと設置できていなかったり

ろくなことになっておらず、

かえって、自分で安く上げるつもりが

高く付くというどころか、

壊れてしまうと言う事もあり得るわけです。

 

簡単にOHは、全半田増しと全コンデンサ(G-UP)交換と言っていますが

この半田ましひとつでも、半田同士がひっつくような置き方をしてしまうと

音がでなくなるわけです。

簡単そうにみえて、全半田増しは簡単ではありません。

メーカーでさえ、全半田増しなどというOHをやらないのは、

非常に手間暇かかるからです。

かつ、ミスすれば、

再検査など、半田をひとつずつ見ていなければならなくなります。

 

コンデンサも高橋がよく書いていますが

基板によっては、スルーホールごとぬけてしまう、

基板プリントがきれてしまうなど、

これも、素人では判断・対処できない施工技術が必要になってきます。

 

それらが、わかった人が初めて分解したいのだというのなら

かまいませんがwwww

単なる興味で分解、いや、蓋を開けることからも

反対します。

その一つは、WADIAという機器は

普通のCDPの様に通気口が有りません。

中は埃一つない状態なのです。

これが、蓋をあけると、微細な埃がはいり、

それに湿潤が付着し、

場合によってはとんでもないところにカビや錆を発生させます。

 

このことからも、高橋は非常に神経を使って仕事をしていますし

静電気の発生などで、機器内が帯電するという可能性もつぶしています。

以前、新聞紙を敷くのは高橋くらいだと話したことが有りますが

こういう帯電や埃の部分でも

新聞紙が良いのだと代理はみています。

(ほかにももっと、深い理由があると思うのですが・・・)

 

実際、ご自分であけたのか、

髪の毛がまきついていたり、

当の本人は気をつけているつもりでいても、

まきこんでしまったあとでは、

もうみえなくなってしまいます。

そして、そこにその時に一緒に混入したと思われる埃がまきついていました。

(たぶん、回転部分と髪の毛の摩擦で静電気が起こり、埃を集塵してしまったのでしょう)

 

そして、簡単に外せて、簡単に元に戻せるとおもわれることでしょうが、

高橋から見れば、

中をあけたかどうか、何かを外して、元に戻したかどうかも

判るようです。

それは、一度外したことによるゆるみとかもあれば、

埃の混入など、いろいろなことで判るのだと思いますが

 

それら、すべてが

「機器は触れば触るほど悪くなる」と、言う事なのです。

 

きちんと、メンテナンスできたら、

必要以上に触らない。

のが、ベストなのです。

実際、当方のWADIA6LTD・プロトも

何年前にあけたか、

なにかを追加するためにあけて、

最近、ピックアップのレベルを測るまで

およそ、3年はあけていませんでした。

ピックアップは、元の6のもののままで

ざっと考えても8年以上?もっと?

ほぼ新品のレベルのままです。

 

これは、使い続けていること、常時通電と

やはり、

触らないことによる

一定の環境が保たれていることによると思います。

 

ですので、分解したい理由が何らかの不具合であるのならば

修理だけでも受けてくれるところは有りますので

そちらに依頼するべきでしょう。

 

ネットをさがしますと、

確かに自分でベルトを交換したとか

ギアなどは自分で交換すればよい。など、書かれていますが

上にかいた様々な理由でお勧めしません。

 

実際、特に触れば触るほど悪くなる。

と、いう結論を得たときから

ちゃんと開けれる常連さんにでも

「開けるな」と、言う風に伝えています。

ー開けずにおれないようですがwwww-

 

ですので、ここは、常連さんだから忠告するという不公平は取っ払ってものを言います。

おそらく、通風孔のある機器をさわることは有ったと思いますが

WADIAはおなじようにいかない。

と、言う事だけは、御理解いただきたく思います。

 

****

実際、まともに、直していると思われた修理屋さんは

わずか、1件だけでした。

名前もわかっていますが

ここは、伏せておきます。

と、いうのも

メンテナンス・修理としては、

元の状態近くにきちんと直せていますが

OH(半田増し・コンデンサのチョイス)という部分になってくると

完全な半田増しでなく

コンデンサも同じもの、あるいは、似たようなものを付け替えるだけなので、

「良い音を提供する」

というものでなく

その先の音質改善や、LTD化、blue化などには

たどりつけないベースでしかないのです。

 

当方、OHの時に交換したコンデンサをそのままに、

音質改善・LTD化・blue化のベースコンデンサとしています。

最高峰にもっていっても、そのまま使えるコンデンサによるOHを

最初から設置しているわけです。

この点からいっても、

さらに良い音をききたいという目標があるか、ないか

単純に元(当方のOHでは、元以上の音に成りますが)の音にもどしたいだけか

ここで、

施工していただくメンテナンス屋を決めて頂きたく思います。

 

かさねて、いえば

「元の音」はいろいろと、古い形式のコンデンサやオペアンプのため

WADIA本来がもつ性能を引き出せていません。

メーカーの行うグレードアップにしても、

基盤のずぼ換え

6を6iにするということは、

850の基盤に換えることで

むしろ、グレードダウンになっている。

その850も、OH・音質改善・LTD化・PCM1704換装・blue化

で、性能自体が上がってくるわけです。

このことからも、

元の音が完璧なのだというのは、

認識不足としか言えません。

 

いずれにしろ、

当方の方針は

「より良い音を提供する」ということなので、

音質をうんぬんしない場合は

元通りのOH(コンデンサ全交換・全半田まし)という処でも

大丈夫ですが

音質にこだわる場合は

他所で、元通りのOHを施工されていても、

せっかく付けたコンデンサもすべて交換

半田増しも多くが部分的なので

全部半田増しをし直します。

そこは、ちょっと、値段的にも無駄になりますので

お考え下さい。

 

あと、メーカーに出しているから、

OHしてあるというのは、

勘違いです。

メーカーサービスも

半田がだめになったところ、まもなしダメになるところだけの部分補強

コンデンサも同じ施工です。

ただ、部品的にはメーカーの純正品が設置されるという特典がありますが

例えば、ギアなどは、もっと性能・品質の良いものを作っていますので

メーカーのものより、アフターパーツより良い。

ほぼ、底をついているということもあり、

純正部品もなくなってしまって、

サービスを終了しているというのが現状ですから

当方なりに

同じ直すなら、より良いもので、と、いう考えがあり

OHですら、

音が良くなる。プチ音質改善の状態に成ってしまうのです。

それでありながら、

まだ、性能・音質アップ(充実)をはかれると言う事に成ります。

 

それほど、WADIAの構造は優れており

WADIAが、そこにめをつけて

向上させていかなかったところが

残念であり

おかげで、当方が性能をひきだしていけて、

さらなるグレードをお届けできると言う事に成っているので

WADIAの失態のおかげではあるのですがwwww

 


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