Mark Levinson No.390SL
2018年9月18日掲載
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この後マークレビンソンNo.37Lのオーバーホール時に新品のピックアップの販売が有ったので予備を購入しておいたのが功を奏してオーバーホールの再チャレンジです。
ピックアップ交換後はCDの認識再生は良好となりましたが、CD押さえが外れるトラブル発生です。
ブリッジに挟み込む構造の所の爪が経年の使用で曲がり?引っ掛かりが無くなっていました。最初からか過去のメンテで爪の取り付け位置を迷ったかいずれにしても100万円を超えるプレーヤーとしてはお粗末です。
CDドライブユニット取付やコントロール基板取付ネジは必ずと言ってよい程錆が発生しています。
ここも100万円を超えるプレーヤーとしてはお粗末ですね。
トランスポート側が大丈夫になったのでいざ再生確認を始めましたがここで最悪のパターンです。
右chのDC漏れです。回路を追うと表面実装で作られた増幅回路の中でトラブルが出ている様です。
表面実装で使われているパーツの型番が確定できず今回はここまででオーバーホールは断念です。
H氏とも相談して390SLの目玉のアナログ回路は使えませんがトランスポートでの使用で了解となりました。
ここで完了と成るはずだったのですが、ここで新たな不具合発生です。
電源を投入すると勝手にレーザーが発光しピックアップのフォーカスが上下に激しく動作する不具合です。
まる1日調べて不具合の原因がつかめずH氏に駄目報告をしようかと躊躇していましたが、あるヒントで不具合原因が判り修理は完了です。
通常のCDでは使わない仕様の部位での不具合で上記の誤動作が発生していました。本末転倒な造りにはほとほと呆れてしまいます。
マークレビンソン全体を通して思うのがネームバリューにすがって何とか出来ている会社だと思わされますね。
造りは値段相応ではないし、出てくる音は緩いし(ハイエンドとして)プログラムのバグを取り切れていない等々非常に残念なことです。
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