WADIA16のOHをおえて、昨日、発送した。
本業の手すきのところを狙って、仕上げるため
不具合特定の難しいものは、
集中時間がとれないため、後回しになってしまう。
WADIAのOHになると、慣れていることもあり
かなり、早くしあげることができる。
およその本業がおえたあと
(段取りや・プログラム・設計図・などなどあり、
まるまる、1日とか2日という時間がとれない)
夜中までOH作業をおこなうとか、
昼まに、半田増しだけをおこなう。
など、作業が分散してしまうのだが、
それでも、2~3日くらいでしあげてしまうところをみると、
ぶっつづけでできるなら、
1日くらいで、できるのではないかとおもう。
そのWADIA16の音。
音が安定している。
音質的にはWADIA21LTD のような構築感であるが
車でいえば、地に吸い付いて走っていくような、ぶれない安心感がある。
音としては、WADIA860 系統になってくるのであるが、
むしろ、WADIA6にちかい。
高橋が感心したのは、造りが良いということだった。
中の仕切りとか、ピックアップ部分の底板とか、
干渉や振動がかなり配慮されている。
これが、地に吸い付くようなぶれのなさを感じさせる一番の要因なのかもしれない。
OHしたてでも、そこそこの音になっているため
(通常はコンデンサの硬さ(新しさ)を感じさせてしまう)
なおさら、安定感をかんじるのだろう。
今回でまだ2台めの機器であり、
まだ、LTDにするという方はあらわれていないが、
WADIA本来の良さをかっちり出してきている機器である。
LTDにしたら、どうなるか、予測がつかないwwww
なにか、その安定感の良さにより、
予測がつかない以前に不足をかんじさせないトータルバランスがある。
以前、WASIA6改(-)が、オークションで出されていた時に
WADIA16より音が良いという表現をされていたが
WADIA16(おそらく素のまま?)の安定感の心地よさを
はっきり認識していなかったこともあって、
WADIA16よりWADIA6改(-)のほうが良いという評価の中味が
ハッキリ見えていなかったが
今回、そこも、納得出来たところがある。
逆に前期型のWADIA6改(-)で、
WADIA16の安定感をこしているとはいえ・・・・
OHしたWADIA16がさらによくなっているわけだから
音質改善・LTD化をおこなうと
さらに良くなるのはまちがいがない。
ただ、不足を感じさせないぶん、
やはり、どう変わるか想像ができない。
以前の16は音質改善まで持ち込んだが
バランスの良い低域配分が生じていて
単純に太いという表現ではなく
整った均一美の太さというか、
そんなものを感じた覚えがある。
6以降のものは、(21・850・860)
素できくと、
音の厚みや密度が薄く、
ともすると、フラット方向にもちこんでいるぶん
平面的な音作りが(全体的に均一に音が出る)かえって、
うすっぺらさ・・・う~~ん語弊があるな
軽いというのでもない。
ライトといっていいか・・・。
(ボクシングの・・・)
フットワークの良さや見栄えの点でも
華麗で軽快であるが、いまひとつ、重量級の存在感の様な物が薄い。
ちょうど、そういう感じと言っていいか。
そこが、LTDまでもっていくと、
中味が詰まってくる。
そういう、何らかの不足を感じさせるのがほとんどであり、
逆にそこを何とかしたいとLTDにもっていくことになるのだが、
WADIA 16(OH後) 不足がみえてこない。
これは、ひょっとすると、
LTDにかえてみて、わかるというパターンかもしれない。
現時点では、音の構築がちょうどよいバランスになっているため
つけいるスキをあたえないというところであろう。
が・・・・
しいていえば、
鋭い冴えと
鋭さが見せる心地よい緊張感がたりていないようにも思える。
むろん、このあたりは、6LTDとひきくらべて
感じることであるので、
WADIA16(OH)としては、やはり、不足も不安定要素もないと言ってよいだろう。
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