またまたオンタリオ州ロンドンとはあまり関係ないネタですが、先日お仕事でニューヨークへ行った際のレストランのお話です。 お世話になっている取引先のトップの方からご紹介して頂いたお店だったのですが、そのお店の『GEISHA』の名前を聞いて一瞬引いてしまいました。 カナダのトロントでもニューヨークでも日本食屋さんは、日系、韓系、中華系を問わず山ほどありますが、いまどきフジヤマ、ゲイシャガールも無いものだと思っていました。 でも、行ってみて驚き! NYのセレブな人々が集まる大変な高級店だったのです。 和食とフレンチの融合。 アメリカの一般的な料理からみたら信じられないくらい繊細な演出と味付け。 ちょっと涙が出るくらいの感動モノでした。 逆に言うとそのくらい大味でひどい料理も多いということでもあったりするのですが。
ものの本(Web)によると、超有名フレンチ『LE BERNARDIN』でミシュラン3星をニューヨークにもたらしたスターシェフ、エリック・リッパートとのコラボで創作されたメニューは独創的。 当日私が頼んだメインはSkate(エイ)でした。 それ自体珍しいといえば珍しいのですが、お皿に美しく盛り付けられたエイの実は柔らかく、ソースもピッタリ合っていて、本当に驚くくらい美味しかった。 北米に来てこういった料理に感動する事も滅多に無いのですが、これはお奨めです。 ニューヨーク旅行の際には 是非チェックして置いてください。 場所は61丁目、マジソンとパーク・アベニューの間です。 値段は多少高めですが、一品を除いて決して法外ではありません。 その一品とは、日本から直輸入のKobe Beaf16オンス。 何故かこれだけが300ドルという途方も無い値段が付いていました。 日本製のブランド力を思わず再認識です。
http://www.geisharestaurant.com/
こちらに来て時々思うのですが、日本にいて我々が日本食ばかり食べているかといえば、実際には中華あり、韓国あり、洋食ありで、結構いろいろなものが食卓に上りますよね。 日本人の味覚って、いろんな意味でフレキシブルです。 日本人はよく自分たち自身を卑下して『島国根性』なんていいますが、もしかすると意外にも世界でも珍しいくらい柔軟性に富んだインターナショナルな国民性なのかも知れません。 もっとも言葉(英語)の壁はまだまだ厚いですけどね・・・