ロンドン野郎

カナダのオンタリオ州ロンドン市で4年半暮らしたロンドン野郎。 この度本家大英帝国ロンドン市(近郊)へ参上。

こで会ったが百年目! - 木綿のお金

2010-11-27 11:24:13 | うんちく・小ネタ

ニューヨークのタクシー・キャブの話で思い出したのですが、数年前お仕事でマンハッタン島に滞在していた時、どこか目的地へ行くのにタクシーを拾いました。 乗っていたのは仕事の関係者三人くらいだったと思います。

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碁盤の目のマンハッタンの道を目的地に向かって走りながら、とある交差点の横断歩道の前で我々を乗せたフォード・クラウン・ビクトリアのイエローキャブはごく当たり前に赤信号でストップしました。

その瞬間です

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突然タクシー運転手がバアーンッと運転席側のドアを開け、車の外へ飛び出し、走り去って行ったのです。

もう、親の仇を流浪の旅の末発見した浪人と見まごうばかりの勢い!

ここで会ったがぁぁぁぁっ百年目ぇぇぇぇぇっ

いったい何が起こったのか。

タクシーに取り残された我々はもう茫然とするばかり

え、え、え、僕らどうしたらいいの???ここ交差点じゃん・・・

しばらくすると件の運転手は戻ってきました。

何やら嬉々と、手には5ドル札が・・・

いやね、これが風に舞っているのが見えたんだよ。

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いやー、驚いた・・・

ま、確かにアメリカのお札って、1ドルも、5ドルも、20ドルも、100ドルも同じ大きさ、同じ色だから、運が良ければ一攫100ドルだったかも知れないというワケ。

ちなみにUSドルのお札って、独特の手触りがありますよね。 アレ、何でできているか知っていますか? 妙な質問ですが、実は紙幣といいながらも紙じゃないんです。

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答えはコットン木綿繊維でできているんですよ。

南北戦争の原因もなったくらい、アメリカの産業、歴史の中でコットンは非常に大切なものなんですね。 だからこれは実にアメリカらしいお札の素材なんです。

コットンでは簡単に偽造できそうにも思えませんが、実は世界中であまりにも多くの偽造ドル紙幣が出回っているので、最近は時々モデルチェンジを行い、印刷も変わってきています。 偽造の手口の中には、大きさ、素材が同じことに目を付け、1ドル紙幣を漂白して、その上に100ドル紙幣の印刷をするなんていうのもあったそうです。