オンタリオ州ロンドン市の古い目抜き通りDundas Streetの東、Western Fairの手前に古いレンガ造りの建物があります。 先日の土曜日、ここでバイオリンとピアノの二重奏のコンサートが開かれました。
Jennifer Kozbial, Violin & Kumi Miyagawa, Piano
'A Recital in support of the Canadian Cancer Society'
演奏会は本当に素晴らしくて、100名くらいの観客の雰囲気もとてもアットホーム。 何か日常の煩わしさを忘れる清々しさでした。 ピアノを演奏したのはオンタリオ州ロンドン在住の日本人のピアニスト宮川久美さん。 神奈川県横須賀市出身の宮川さんはロンドンのWestern Ontario大学を卒業して、現在は世界各地で活躍されている方です。 横須賀のラジオ局の番組にも毎週出演されていているそうです。 こういうところで活躍している日本人がいるのは、何かとても嬉しいものです。 ちなみにロンドン野郎の同僚のお嬢様は、宮川先生のご指導の下、最近ロンドンのピアノ・コンクールで部門優勝の栄誉に輝きました。
実はこのコンサートの翌日、7月1日のカナダデーの夜ロンドン野郎アパートメントで行われた恒例の『納涼花火大会見物大宴会(別名”夏の夜会”)』にも宮川さんに飛び入り参加頂きました。 今年は幸いにも雷雨に妨害されることもなく、しっかり花火は上がり、主催者としては一安心(昨年7月3日のブログ「カナダ・デーと幻の花火大会」を参照)。 本当にホッとしました。
今回はこのコンサートの話から離れて、コンサートの行われたAeolian Hallの建物が面白かったので、写真で少し紹介したいと思います。
Aeolian Hallの全景。
場所はかつての繁華街Dundas Street旧市街の東。
一階には小さな音楽学校も併設されている。
銘盤を読むと、1884年から1947年までロンドン市の東庁舎だったんですね。 1969年に修復されている。
ステージ。 芝居なんかもできそう。
二階席もある。
演奏会終了後。 流石に演奏中は撮影できなかった。
小さいながらもロビーがしっかり設けてあった。
幕間にシャンパンを片手にちょっとした社交の場にもなるのかも知れない。
正面から見て左側には1885年から1947年まで消防二分署だったとの表示が。
流石にこの大きさの扉では今の消防車は入らないよね。 できた当初は馬車のポンプを馬が引いていた筈。