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ロンドン野郎

カナダのオンタリオ州ロンドン市で4年半暮らしたロンドン野郎。 この度本家大英帝国ロンドン市(近郊)へ参上。

大人のバーRobinson Hallの夜

2008-08-19 00:30:26 | グルメ情報

エッチ?なランチでお話したオンタリオ州ロンドン市ダウンタウンの大人のバーRobinson Hall の夜の様子です。 去年の冬、クリスマスの一ヶ月くらい前の寒い日の光景です。

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たまたまお向かいのJohn Labatt Center でアイスホッケーLongon Knights のゲームが終わった後、ちょっと寄ってみようって話になり、決死の潜入を試みました(別にそんなややこしいことしなくても、相応の身なりとお金さえあれば入れるんですけどね)。

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写真ではちょっと分かりにくいですが、カウンターの周りは完全に人波で囲まれていて、おいそれとは近づけない雰囲気です。 それにガンガンの音楽とカナダ人のデカ声で、信じられない騒音です。 飲みものの注文一つするのも、他人をドンドン押しのけ、グイグイかき分け、ズンズン入り込む不屈の図々しさと、カナダ人に負けない金切り声が必要です。

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こうして冷静にみると、元銀行の建物を改装したこのバーは、本当は結構オシャレな場所だったんですね。 でも、シャイな日本人にとってはそれどころじゃないんですが・・・


駅のステーキハウス THE KEG

2008-08-18 07:57:02 | グルメ情報

オンタリオ州ロンドン市のダウンタウンを南北に走るRichmond Streetの北側を踏切が横切っています。 線路自体は単線なのですが、たまにはおそろしく長い貨物列車が通り、ダウンタウンの交通を長時間遮ったりすることもあります。

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実はこの辺りがその昔は旅客駅があって賑わっていた駅前商店街だったようなのです。 今の旅客駅はカナダ統一の旅客鉄道VIAの駅としてダウンタウンン北側にありますが、想像するにあちらは元々CN(カナダ国有鉄道)の駅、こちらはCP(カナダ太平洋鉄道)の駅だったんじゃないかって。

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上の写真の建物もStation Park All Suite Hotel なんて名前がついているくらいですから、かつての駅前旅館みたいなものでしょうか。

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そして、かつての駅舎はカナダのステーキレストランチェーンのTHE KEGになっています。 夏場はパティオでも食べられて、なかなかいい雰囲気なんですよ。 カナダでは地震がないということもあって、こういう古い建物をそのまま現代に活用することがよく行われます。 古い歴史的価値のある建物でも、どんどん壊されてゆく日本と比べるとどうでしょうか。

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レストランの脇には今でも線路が通っています。 プラットフォームの跡もそのまま残っているんですよ。 ちなみにKEGっていう名前はビールの樽から来ているみたいです。 以前このレストランでサーブしてくれた東洋系のお兄ちゃんが突然日本語で話しだしたのでびっくりした事がありました。 話を聞いてみると彼はカナダ育ちの日系人で、Western Ontario大学の学生で、アルバイトだそうです。 なかなか賢いに違いありません。 この街は学生の数がとても多いので、飲食店なんかのウェイターやウェイトレスの質が全体的に高いような気がします。

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いくら本数が少ないと言っても、こんなことをしているとその内貨物列車に轢かれること請け合い。 良い子は絶対マネをしてはいけません!


健康なお色気レストラン

2008-08-17 05:43:35 | グルメ情報

『健康なお色気レストラン』なんて変な事を書くと、かえってすっごくイヤラシそうな感じですよね。 本当は全然たいしたこともないのですが、北米地域では超有名なその手のレストラン・バーHOOTERSのお話です。

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お店自体は簡単にいえばどこにでもあるスポーツ・バー

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ウェイトレスのお姉さん達がちょっとだけこんな格好しているだけなんですよね。 ちなみに、このお店はカナダ最大の都市トロントのダウンタウンのお店。 日本からのお客様の接待です。 決して私個人の趣味ではありません(なんか言い訳っぽい)!

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いくらお色気ったって間違っても18禁なんてことはないんですよ。 こんなガキンチョの誕生日のイベントなんかもやったりしているくらいですから。

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この店のもう一つのウリがおつまみのChickin Wings。  食べ放題なんてこともやっているんですね。 北米ではどこにでもある実にたわいもない食べ物なんですけど、表面がパリッと仕上がっていて、ちょっと他の店のものと違うんです。

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それに意外なほどお値段も安いんです。

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こんな風に勘定書にカワイイことを書かれると、思わずチップをはずみたくなってしまうのが、なかなかの落とし穴。 ちなみに担当のお姉さんの写真は、ちゃんと許可を貰って撮らして戴きました。

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少し前にオンタリオ州ロンドン市にもHOOTERSの支店ができたんですけど、場所が悪かったのか、安すぎて逆に客層が悪くなってしまったのか、ほとんど一年もしない内に閉店になってしまいました。 ちょっと残念!


旅人御用達デルマー食堂の朝ごはん

2008-08-16 00:01:50 | グルメ情報

カナダのオンタリオ州ロンドン市を東西に走る旧街道のDundas Street。 この街道の東側の街外れにあるモーテル街のことは以前少し書きました。 そして、そのモーテル街の真ん中にある昔ながらの食堂Del-Mar Restaurant。 なんか妙に風情があるお店です。

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ハイウェイ401号線が開通する前は、車で旅をする人たちは長い時間を掛けて街道をトコトコ走って、この辺にたくさん並んでいるモーテルへ宿泊。 そして、こんな食堂で腹ごしらえをしたんでしょうね。

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この日はたまたま日本から来られたお客様とここで朝ごはんです。 これ以上典型的なものはないというくらいの典型的な”アメ飯”朝食セット。 薄切りのトーストバター付き、卵二個の目玉焼き。 それにカリカリベーコンとポテト。 それに大型マグカップ入りのアメリカン・コーヒーお代わり自由というやつです。

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さすがに他のテーブル席の撮影はできませんが、店の中はこんな感じ。 40年前から絶対何一つ変わっていないと思います。 こういうお店では、ウェイトレスさんがテーブルまで案内するのを待つ必要はありません。 さっさと空いているテーブルに付いて注文すればいいんです。

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正統派のカリカリベーコンって、ベーコン自身から出る油でベーコンを揚げるみたいに炒めて、水分を飛ばすんですよね。 別に大したもんじゃないんですけど、なんかアメ飯の典型みたいなのはいつの頃からなのか。 カーボーイが焚火の上のフライパンで炒めてつくるようなイメージでしょうか。 普通の家のキッチンじゃ油が飛び散って大変だと思います。 そういう訳か、スーパーなんかでは出来合いのカリカリベーコンも売っていました。

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入口にはこんなフーセンガムの自販機が置いてありました。 販売機自体も結構レトロなものなんですが、これチャリティになっているんですよね。 一セントの公的援助も貰えないかわいそうなペットたちを救おう! こんなのを見ると思わずガムの一個でも買いたくなります。 でも、ガムを買う事がチャリティになるのか定かではありませんでした。

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今の時代、レストランもどんどんチェーン化されて行く中で、Del-Mar Restaurantみたいな個人経営の食堂が生き残って行くのも本当に大変だと思います。 

Del-Mar Restaurant
1677 Dundas Street
London, ON N5W 3C6


ANGELO'S - 街一番のデリ

2008-08-12 23:49:29 | グルメ情報

オンタリオ州ロンドン市の街一番の食料品屋さんとして名前を挙げるとすれば、間違いなくこのイタリア系のデリカテッセン、ANGELO'Sという人が多いと思います。 街の西側にはもっと大きく近代的な店もあるのですが、こちらのWellington StreetからBase Line Roadを東に入り、Westminster Avenueに道の名前が変わり、更にもう一度Thompson Roadに名前が変わる(こりゃかなり複雑ですね)あたりにあるお店が本家になります。

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移民が多いこの国、そしてこの街ということを改めて思い出すのが、パン類の豊富さ。 1957年創業のこのお店にはヨーロッパ系のありとあらゆるパンが置いてあります。 勿論、みんな自家製の焼きたて。 それに、これもすごいと思うのは、ハム・ソーセージ類とチーズの品揃え。 驚くほどの種類があります。 ロンドン野郎には訳の分からないものばかりで、多分品揃えの一万分の一も試すことができなかったと思います。

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そして、もう一つ特筆なのが、日本人にとって美味しいと思えるデザートが唯一買えるのもこのお店。 一般的にカナダのケーキ、デザート類は異常に甘すぎて、ちょっと食べるとすぐに胃もたれです。 特に誕生日パーティなんかで出てくる巨大ケーキといえば、蛍光カラーで彩られたマガイ物くさい生クリームのアイシングに砂糖ジャリジャリみたいなものが標準形で、日本の上品な味に慣れた我々にとってはこの世のものとは思えません。  そいういった意味でも、ANGELO'Sさんは本当に貴重なお店でした。