トロントのダウンタウン。 東西を通るQueen St. WestとCollege St.の間を南北を通るSpadina Ave.沿を中心に大規模な中華街 China Townが広がっています。 この中華街は1997年の香港返還以降突然のように開けた北のハイテク中華タウン(ロンドン野郎の仲間が命名)とは違ってまさに伝統的な中華街。
場所的にすぐ裏に謎の無国籍タウンケンジントン・マーケットがあることもあって、妙にインターナショナルな一角です。 道行く人々も東洋人系、白人系を含め、多種多様なのも特徴です。
逆に香港人が形成した新しい北のハイテク中華タウンの方がある意味よっぽど現代の中華的なの場所かも知れません。 でも、やっぱりこの雑多な訳の分からなさが中華街の真骨頂。 ニューヨークの中華街なんかにも規模や質で引けを取らないんじゃないかと思います。
これもちょっと訳の分からない赤門。 何か中華街のシンボル的なモニュメントです。 まあそうは言いながらもきっとオメデタイものなんでしょう。
ここはちょうど路面電車の駅なんです。 こういう人と車と路面電車が行きかう雑多な雰囲気がまた街っぽくていいんですよね。
トロントの中華街は殆どが香港、台湾系で占められていることもあって、看板には普通の漢字が使われています。 大陸の共産党政権が進めてきた妙な略字ではないので、日本人にとっても大体意味は分かります。 時々漢字と英語の店名が全く脈絡なかったりして笑えますけどね。 話す言葉は広東語が席巻しているそうです。
ブタやトリの丸焼がこれでもかって言うほど店先にぶら下がっています。 これを買って持って帰れば、北京ダックなんてお手軽に家庭でも楽しめそうです。
ロンドン野郎はトロントでは中華のレストランにもかなりの行きましたが、まだまだ奥が深過ぎて、人さまに指南できるようなものはありません。 ただ、今日本に帰ってきて中華を食べると、あまりにもあっさりし過ぎていて、物足りなく感じてしまうようになってしまったのは明らかに後遺症です。