今 日 の 出 来 事

今日あった出来事、感じた事を綴ります…

秩父追っかけ札所巡礼

2018年09月28日 | 旅行・レジャー・ドライブ
台風24号のバータレが接近してるのに、今日は奇跡的な好天に恵まれた。昨日は荒天、今日好天、何たるラッキーな行楽日和だろう。前回の秩父は気温35度の茹だるバテバテ巡礼だったが、今日は最高気温26度ぐらいなのでぐったりしなくて良さそうだ。
朝8時に池袋駅集合。8時半発の特急に乗り、朝食のサンドイッチと共にワンカップ大関で身体に火入れをした。

今回はダーヤス初参戦という事で秩父三十四ヶ所観音霊場は振り出しの一番から巡る事にした。個人的には途中からダブって中途半端だったが、今日は追っかけ巡礼として二度目の札所巡りとなる。
車中の会話が弾んであっという間にスイッチバックの飯能駅に着いたが、ここで途中乗車する予定のCちゃんが間に合わず西武秩父駅で合流する事になった。
10時前に西武秩父到着。

雲一つない快晴でとても台風が接近してるとは思えない素晴らしい行楽日和だ。天気予報によると台風24号接近に伴って天気は下り坂なのに、晴れマークがついてるのは今日だけという奇跡。恐らくダーヤスが晴れ女なのだろう。少し遅れてCちゃん到着でようやく役者が揃った。
ようやく駅前始発の西武バスが来たので乗りこんだ。

初回でも利用したが札所1番へはこの皆野行のバスで行くのだ。本数が少ないので乗り遅れると1日のスケジュールが大幅に狂ってしまうのだ。乗ること20数分で札所一番に到着。1番の四萬部寺(しまぶじ)の真ん前にバス停があるのでアクセスは凄く良い。

四萬部寺の名は性空上人の弟子が4万部の経典を読経して経塚を建てた事に由来する。境内正面に建つ観音堂は320年の歴史の重みをヒシヒシと感じる。発願に相応しい身の引き締まる光景だ。

納経所はさすがスタートを飾るに相応しく、巡礼用品が豊富に揃っていて見てるだけでも楽しい。今回は初回の結願を待たずに二度目の船出という事で専用の納経帳と帳袋を購入した。

四萬部寺でノンビリ寛いでいよいよ札所2番へ。次に向かう2番の真福寺(しんぷくじ)までは徒歩40~50分の道程、しかし高篠山の中腹にあるためその道程はほぼ上り勾配なのだ。道は目的地までずっと舗装路で歩きやすいが、イイ天気過ぎて気温も上がってきたので汗ばんできた。最高気温26度って着る物にちょっと悩む。

地酒の武甲正宗はサッパリした味わいで疲れも和らぎそうだ。道は宅地を過ぎて徐々に勾配が出てきた。やがて民家も途切れて山間部の景色になると勾配もキツくなってくる。う~ん雲ひとつ無くてスッキリな分日差しがキツイ。ダーヤスの日傘は正解かも。

道はやっと木陰に入ってひと段落。案内板が出てこないので札所2番はまだ先だが、一度踏破している道程だから先の見えない不安は全く無い。独り黙々と登るのも良いが、複数でバカ騒ぎしながらの飲酒登山もなかなか楽しい。

やっとの事で2番真福寺に着いた。無住のお寺で近くに民家はあるものの、ひっそりし過ぎて異様な雰囲気だった。夜なんかに来ようもんなら完全に肝試しである。無住で誰も居ないお寺なので御朱印はココでは貰えない。代筆はここを末寺とする光明寺が麓にあるので、そこまで下りなければならない。

のっけから2ケ所1セットで山登りを強いられるハードルの高い札所だが、無事に到達できたのでしばらく休憩する事にした。江戸時代の札所順番改変の折に新たに1番が付け加えられて三十四霊場になった。
その34番目のお寺が真福寺である。東京23区で言えば練馬区みたいなもんだ。

札所三十四ケ所は山間部を除いて大半は高低差が然程ないので、2番を過ぎれば暫くは横移動だ。後は下るだけ。登った記念に缶チューハイで乾杯して2番札所を後にした。こうして見ると2番の登り下りも全行程舗装路で車でも楽に行けるようになっている所が凄い。ただ道が狭いので大型車はキツイかもしれない。ウチらは途中から歩行巡礼路に入りショートカットで一気に麓まで下る。

割と手軽に都心では絶対味わえない景色を存分に堪能して無事下山。今日はみんな翌日も仕事なので早めに切り上げるため、次の3番札所で撤収する事にした。一山超えて平坦路に落ち着き、通り沿いのベンチで休憩して2番の納経所・光明寺に向かう。陽射しが何気に強くなって、既に上着は脱いでいても尚暑くて汗ばんでくる。

ようやく2番納経所の看板が見えて長~い2番の1セットが終了となる。聞く所によると真福寺に登らず光明寺でちゃっかり御朱印だけ貰っていく人が居るらしい。それじゃあ巡礼の意味無いんじゃないの?

この頃はだいぶ気温が上昇して何気に夏日だ。とても台風が近づいてるとは思えない。酒もだいぶ回ってきて時折フラッと足にくるが、吉澤ほどじゃないのでまだまだ大丈夫。しかし神聖な巡礼に不謹慎ではないかと恐縮するが、本音勝負と都合よく美化してお茶を濁しておこう(爆)
これまでの行程で我々以外の参拝者や巡礼者は2~3名程だったように思う。

納経所で御朱印を頂いて休憩。発願から最初のハードルを無事に乗り越えた安堵感で肩の荷が下りた思いだ。ここから終盤の山間部までは、あまり高低差のない街中の巡礼となる。光明寺を出て次の3番へ向かった。札所で案内地図をくれたり、予めガイドブックを持参すれば頼もしいが、それらの類が無くても良いぐらいあちこちに案内看板が設置されているので不安になる事はない。現代の看板に併せて江戸時代の古い石標も散見できるので、それらを探しながら歩くのもまた楽しい。

平坦な住宅街を抜け荒川を渡る。著しい登り下りはないからラクだが夏日も手伝って疲労が出てきた。そして腹も減ってきた。さっきの蕎麦屋は定休日だし、辺りに飲食店コンビニは無いし、どうしようかと悩んでるうちに3番札所・常泉寺に着いた。
地図的には3番4番5番と隣接しているのでトントン拍子に駒を進めそうだが、早め撤収の掟から逆算すると今日は3番でオシマイにした方が良いだろう。

本尊・薬師如来を祀る本堂は焼失して江戸時代に再建されたものらしい。脇の石段を上がった所にある観音堂が見事だ。もともと秩父神社にあった薬師堂を移築したものだという。
御朱印を頂いて境内の喫煙所で休憩していると、タクシーの看板に目が止まった。すぐさま記載の電話番号にかけて3番札所まで配車してもらう事にした。もはや駅まで歩いて行こうなんてモチベーションは誰も持っていなかった(笑)

タクシーを待ってる間にトリの3番をバックに記念集合を撮った。地図でチェックするとここから西武秩父駅まで直線距離で3.3㎞もあるのでタクシーという選択は正解だろう。徒歩だったら時間的に完全アウトである。

さっきから酒ばっかで固形物が恋しくなってきたが、案の定付近には何もないので顎芸は西武秩父駅のフードコートまでお預けだ。それにしても今日の「秩父錦」は実に美味い。
西武秩父駅に着いて、先に乗車時間を決めて特急券を買った。それまでの空き時間をカウントダウン形式でフードコートへ。

天麩羅そばを頂いた。今回は紅一点のダーヤス初参加の秩父巡礼だったので結構楽しく巡れたと思う。しかし家の事情で恐らく年内には長野に引っ越してしまうため、参加できるのも数える程だろう。食後に土産屋でアレコレ見積もり、酒売り場で秩父錦を買って喫煙所で一服。

時計も16時を過ぎてそろそろ特急が入線するので、再び秩父錦を買い足して乗り込んだ。発車を待たずして車内酒盛りが始まってほぼ全員出来上がってきた(ダーヤスだけシラフ)。画像の乾杯の後特急は西武秩父駅を発車したが、そこから記憶が全く無い。Cちゃんが飯能で流れ解散になった事すら覚えてな~い(爆)
よくよく考えたら日帰り温泉すら時間がないのでオミットして、酒に溺れる前に何とか無事蘇生して池袋に到着。4番札所金昌寺から先は次の機会に再開する事にして、今日のドタバタ巡礼はこれにて終了。
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