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YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

オクタン価で選ぶと?

2018年11月01日 | YB&YBR関係雑記

 11月になってしまったようだ。
先日のオフ会やSNS上の話題でYB/YBR系エンジン搭載車に
ハイオクを入れると、加速感やパワー感が上がったり燃費が
良くなったって話があった。

実は俺も春からハイオクを入れつづけているのだ。
別にレギュラーが不適合ってわけじゃなさそうなんだが、違い
が出るのは確かだ。

読者様の一例
「燃費 51.80km/L 過去最高燃費を更新」
普段はもっと悪いらしい。
「ハイオクを入れた結果、平均36km/Lが、40km/Lに」
街中加速も良くなったとの事。

俺も平均42~45だったのが46~48へ上がったので、昨今の
ガソリン高でも嬉しい。

 YBR用オーナーズマニュアルを参照すると・・・

「無鉛ガソリンを使え。有鉛ガソリンを使うとあっちこっち
ダメージが起きるよ。オクタン価91またはそれ以上を使って
みてノッキングが起きた場合は違う銘柄に変えてね(要約)」
と記載されていた。
有鉛ガソリンは今や絶滅種なので気にしなくて構わない。w

 YB125SP中国語オーナーズマニュアル。

「オクタン価90以上をあーたらこーたら・・・(要約)」

さて、日本の場合は基本的にレギュラーとハイオクの二種類しか
販売されていないよね。
日本のオクタン価は91(レギュラー) 98(ハイオク)となっ
ているから、レギュラーでも問題なしなんだけど、諸外国の事情は
少し違うようだ。

イギリス 95 97 100
中国 90 92 93 95 97 98 99 など

レギュラーやハイオクで区分けせず、オクタン価を明記して販売
されているらしい。
南米はバイオエタノールが主流で、現地仕様のYBR系はCDIなどの
特性を合わせている可能性があるので考察から除外。

 中国の販売実情。

地方やスタンドごとに扱う範囲がバラバラらしくて、だいたい
92~98が多いそうだ。
現地バイク乗りは93~95を入れる事が多いらしく、日本のレギュ
ラーとハイオクの中間のオクタン価

 というわけでレギュラーでも問題無いけれど、ハイオクの恩恵
は大きいと思うよ。
また、ハイオクには吸気系や燃焼室を綺麗にする洗浄剤が含まれて
いるのも見逃せない。
走りが良くなりつつ燃費も向上すれば、1L当たりの実売価格差の
10~11円は気にならなくなるね。
特に燃費が良いYB/YBR系だと、例えば10L毎に給油したところで
差額は100円程度。
仮にハイオクで燃費向上してレギュラーよりも30㎞多く走れるなら
差額は相対的に縮まる計算だ。

 試しにレギュラーから数回ハイオクへ変更して、体感が変わらな
ければ元のレギュラーに戻せば良いし、エンジンを改造する手間も
必要ないから、極めてお手軽なチューニング遊びだと思うよ。
リザーブに切り替えるぎりぎりまで消費させて、交互に入れてみる
と違いが分かるだろう。

 以上、ツーリングネタばかりじゃつまらないので、ガソリンのオ
クタン価の違いの話を書いてみました。



4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2018-11-03 20:44:11
はじめまして
2012年式Kですが今年からハイオクに切り替えたところ、低回転でのギクシャク感、始動性、燃費全てが大幅に改善しました。
イリジウム+ガス濃い目だとより効果を体感できます。
試しにレギュラーを入れたところ明らかにレスポンスが悪くなり驚きです。
YSPでも店によってはハイオクをすすめているようです。
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圧縮比 (雷太)
2018-11-04 07:24:11
レポート、有難うございます。
私のYBはガス薄めなので夏期が特にハイオクの効果が出ますね。
ヤマハのこのエンジンは燃焼室の圧縮比が10.0:1なので、条件しだいでノッキングが起きやすいのでしょう。
中国ホンダのCBF125などは9.2:1です。


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ハイオクとレギュラーの違い (もののはじめのiina)
2021-10-15 09:22:13
レギュラー車にハイオクを入れた場合、パワーがあがったりエンジンがキレイになると考えていたのは、どうやら都市伝説だったようです。

50年近くも、ハイオクはプレミアムガソリンともいわれており、高級ガソリンだと信じていました。(;´д`)トホホ
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点火制御の違い (雷太)
2021-10-15 17:45:53
 当ブログのYBR/YB125のようなキャブレター式CDI点火だと、生産販売国の油種に合わせて
設計しているのでその事情を考慮した場合に、日本国内ではレギュラーが良いか
ハイオクが良いかと言う話題で記事を書いてみました。
昨今のFi式ECU車ではフィードバック制御で指定油種を入れておけば最高の性能を発揮します。
ですので昔は少し有効であったレギュラー車にハイオク入れは今や無駄だと思います。

古いキャブレター車で点火時期と圧縮がレギュラー向けですと、高回転長時間走行時のデトネーション対策に
ハイオクを一時的に入れる手法はアリだと思います。
ただし劇的に変わってレーシングマシンになるはずが無く、自己満足の域でしょうね。
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