YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

ステムベアリングの確認と整備

2020年04月25日 | YB125SP整備

 今日の外出自粛の暇つぶしは我がYB号のハンドルステム
ベアリングの状態確認と整備なのだ。
以前、納車されて間もない頃に少し調整をしたけれど、
今回は本格的なメンテナンス。
基本的には昔YBR125でやった事と差ほど変わらない。
リンク ステムベアリングを整備してみた

 まず、メーターなどを外す。

メーターケーブルやエンブレムもついでに外した。

 メインスイッチの配線を外す。

ライトケース内から引き抜く。

 外した前輪は荷台に乗せると前に倒れない。

心配ならエンジン下に何かつっかえをすれば良い。

 燃料タンクを養生する。

以前、この整備のためにタオバオでタンクカバーを購入
したのだ。w
専用カバーでなくても適当な何かを覆って部品や工具の
接触からタンクを守れば良い。
(めんどくさがってやらない時に大きな傷を付けてしま
うのが世の常だ)

 フロントフォークを外す。

地面に直置きすると傷だらけになるので段ボールでも敷け
ば良いし、工具類も養生すると砂から守り、見失う事も
無くなるよ。

 ハンドル関係を外し、アッパーブラケットまで外した。

この状態でまだライトステーなどは付いたまま。
ここからライトステー下部のボルト2本を外し、周辺を
整理しながら前側へ倒す。

 折り畳み椅子の上へ乗せた。

この方法はスイッチ類などの電装配線を分解する事無く
整備を進められるけれど、組み立ての時に知恵の輪になる
場合もあるので、できればハンドルと左右スイッチは分離
した方が楽だろう。

 ベアリング関係のナットなどを外してベアリングの状態
を確認。

グリスは劣化しておらず錆びも見当たらない。

 ベアリングを抜いて受けのレースを見る。

ここも傷が無くて綺麗だった。

 ロアーブラケットのベアリングも確認。

まったく問題無し。
雨ざらし保管をせず、雨天時走行は数えるほどしか無か
ったおかげで劣化が進行していなかったようだね。

 ステムの裏側を覗き込んでレースを確認。

ここも傷無く錆び無く状態は良い。

 外した部品は整理しながら置く。

上からこの順番で組まれて居たから、戻す時は逆順。
個々の部品には上下左右・裏表・方向があると思いなが
ら外したり置いたり掃除したりする事をお勧めする。
まあYB/YBR系は9と10と12だけ裏表があり、他は順番を
守れば元に戻せる。

 ロアーベアリングを抜いてレースも見る。

ここも異常無し!

 ベアリングを掃除する。

潤滑オイルスプレーで古いグリスを軟化させて拭き取る。
その後パーツクリーナーで脱脂。

 ベアリングに新しいグリスを塗り込む。
指で球をコロコロさせて保持のリテーナーの隙間まで
塗り込む。

使ったのは指定のリチュームグリス。
俺はAZの小型蛇腹の極圧リチュームグリスを愛用。
これだけで消費しきるまで数年はかかるのだ。

 ベアリングに接触するレースにグリスを塗付する。

ベアリングを装着した時に少しはみ出るくらいで良い。
めったに整備しない部分だから防錆・防水・潤滑をしっ
かり行いたいよね。w
後はバラしたのと逆順に組み立てれば良い。
前出の9、10、12は裏表を間違えないように!

 ここまでが今回の確認と掃除、グリスアップの概要。
基本的にはブレーキパッド交換、フォークの付け外し、
ライトケース内の配線弄り、ハンドルの付け外し、タイ
ヤの付け外しを経験していないと手際よく出来ない内容。
もしもご自分で行う時は以下のリンクで十分予習をし、
工具を揃えて天気が良い日を選んで作業してくだされ。

ステムベアリング整備の準備・覚え書き

ステムベアリングを整備してみた

ステムベアリング調整 (調整だけならこれ)

 整備後に町内を一周してみたよ。
凄く差が出て、まるで自転車の様にハンドルの動きが
軽くなった。
右左折や切り返しが50ccの車体の様に軽い操作感に
変わったよ。
グリスアップが効いたのか調整が効いたのか定かで無い
けれど手間をかけた甲斐があったので、暇つぶしにも
丁度良い整備であった。
約4時間かかった。

以上、今回YB125SPにも行ったステムベアリングの
確認と整備の内容でした。