YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

クラッチケーブルの代替品を発見!

2017年08月27日 | YB&YBR関係雑記

結果から書くとKAWASAKIのゼファー750/RSのクラッチ
ワイヤー
(クラッチケーブル)はYB125SPやYBR125系
(含むYX125)に
流用可能だったよ。

昨日のイベントで買ってみた謎のクラッチケーブルの部
品番号「54011-1309」で調べてたら、ゼファー750/RSの
純正クラッチケーブルだった。
両端のタイコの寸法と向き、そして全長がYB/YBR系に似
ている。

YBR125系の純正品と比較。

クラッチレバー側は似ているが、角度は少し違う。
パイプ径・タイコ径は同寸の8mm。

エンジン側。

引き出し長やワイヤーアウター全長もほぼ同じ。
これは調整範囲内に収まるんじゃないか?

YB125SPのクラッチケーブルホルダーに付くか?

問題なく組める。(フラグ)

YBR系のクラッチケーブルホルダーはどうか?

こうやって通す。

「大丈夫だ。問題ない・・・」(フラグ)

早速車体に付けてみた。

エンジン側はまるで純正のようだ。w

クラッチレバー側。

これも問題ない・・・では無かった。
実際に付けてみるとクラッチインナーワイヤーが10mm
程度短いのかアウターケーブルが10mm長いのか、ギリ
ギリ装着できる感じ。

おかげでクラッチレバーの「あそび」がまったく無くて
使い物に
ならない。

無い頭を絞って考えみた。

ワイヤーアジャスターのロックナットを外してみた。

この厚み分、約4mmほど余裕が出来たよ。

エンジン側のナット位置も再調整。

位置決めナットをめいっぱい奥にセットする。
これでクラッチレバーのあそびが生まれた。

ただし、クラッチミートポイントが少し遠い印象。
好みのあそび幅よりも浅いので違和感はするものの、ク
ラッチの
入り切り動作は完全に正常な具合になった。

ついでなので、YB純正ワイヤーに付いているダストブー
ツをゼファー用ワイヤーに移植してみた。

いい具合になったが、ロックナットを外した影響でズレ
やすくなってしまったよ。

タイラップでズレ止めすればOK。

試走してきたよ。

レバーのクラッチミートポイントが若干遠くなった他は、
特に機構的な問題は起きなくて純正品と変わりない。
大型車用だからなのか、クラッチを切る時にスパッと切
れる感じ。
純正時のなんだかワイヤーが伸びてポワ~ンとした切れ
方と違って剛性がある感じだったよ。

さて、クラッチミートポイントの解決法を幾つか考えて
みた。
エンジン側ホルダーを2~3mm削るのはどうか?

ただでさえ少しフニャフニャたわむ部品なので、剛性が低下するよう
な加工はやりたくないな。

レバー側のアウターパイプを3mmくらい削るのは?

やって出来なくもないけれど、インナーワイヤーを傷つ
けずに加工する手間でかなり苦労しそう。

★追記
このケーブル側を加工してポン付けする方法に成功した。
流用クラッチケーブルの加工 リンク


クラッチレバーホルダーを削るのは?

内側にネジが切ってある範囲を確保しつつとなると3mm
が限界かな。
だけどアルミ製なので加工は容易。

本格的な調整は?

クラッチカバーを開けて、クラッチユニットの調整機構
をゼファーケーブルに合わせて最適化する。
だたし、これを行うとYB/YBR純正ケーブルに戻した時に
ケーブル自体に付属している調整ネジで再調整しなけれ
ばならない。

こんな面倒な事は絶対したくない人はこんなレバーに交
換すれば解決。

YB/YBR系用のレバー距離調整機構付き社外レバー。
これなら気軽にクラッチミートポイントを選べるだろう。

てな具合で今のところ大きな問題は無くて使えているのだ。

クラッチワイヤーは初期伸びが発生するので、しばらく
使って
いるうちに伸びてミートポイントが近づいて好みに
合うだろう。


調べてみたらゼファー系のノーマルアウター長は
・750/RS 1085mm
・400/χ 1065mm(20mm短いだけならたぶん使える)
社外品ブランドNTB社のゼファー750用は純正長と同じ。
社外品ブランドCHERRY社のゼファー400/Χ/750用は純正長より
 約8㎝短い。(低いハンドルに交換した時に丁度良い長さかも)
・社外品ブランドCHERRY社のゼファー400/Χ/750用+100㎜ロング
 タイプは純正長+20㎜。(ハンドル高や若干幅が長いハンドル
 などに合わせやすい長さかも)

他に社外品の100~300mmのロングケーブルや純正互換品など、
超人気車種ゆえの選択肢の豊富さが味方になって、YB/YBR系
クラッチワイヤーの弱点である「切れやすい傾向」の改善方法
として、ゼファー用ケーブルの流用は価値があると思う。
クラッチが重い大型エンジン用に作られたケーブルは丈夫なのが
一番の魅力だね。

純正が切れてもゼファー用なら量販店に在庫はありそうだから、
長期間ツーリングの時に役立つだろう。
通販を見ても日本製の安価品もたくさん見かけるしね。

レバー側アジャスターのロックナットを外すだけでポン付け可能だか
ら、お店に交換依頼する時はこれを忘れずに伝えれば問題ない。

とにかく切れる前でもこんな状態を見つけたら交換推奨。

出先で切れると大変こまるのがクラッチケーブルなのだ。

以上「工夫すればポン付け!」なカワサキ・
ゼファー750用純正クラッチケーブルの流用情報でした。

これで俺のクラッチケーブルは「カワサキか・・・」   最高!