せっかく温度測定機能が付いたテスターを買ったから遊びでYBRのキャブなどの
温度を測ってみたよ。
約20㎞ほど走行して十分エンジンが温まった状態で測定してみた。
外気温は10度。
寒いけど水の凍結温度には達してない。
インマニの温度。
アイドリング時で68度もあるのか。
キャブレターの温度。
俺の車体は真夏のキャブオーバーヒート対策でヒートスプレッダー(遮熱板)を一枚
間に追加してるのにもかかわらず測定結果は21度で外気温より11度高かった。
測定位置はアインシング対策でキャブヒーターを付ける位置であるスロー経路直近と
したので、2009年型YBRまでのアルミインマニ仕様なら真冬でもアイシングが起きない
理由が数値的に納得できるなあ。
ついでにエキパイの温度を測ってみた。
163度!あちちちちw
YBRのエキパイは二重管構造だけれど根元付近が一番熱い。
排気の温度。
サイレンサー内でウロウロしながら冷やされて53度になってた。
測ったところでなにが変わるという訳ではないが、温度が測れると普段分からない各部
の温度が分かって面白い。
ついでに新たに導入した秘密兵器の試験。
テスターのリード棒に付ける極細アダプターで針のように細い。
工具屋ストレートで見つけたのだ。
ACジェネレーター(発電コイル)の動作電圧を測ってみた。
3,000回転に合わせて50Hzなので測定結果は正確なはず。
ライト点灯時の最大負荷で17.7V。
これがレクチファイヤー・レギュレーターを通って直流約14~15Vに変換されるのだ。
ライトを消すと電圧は約15V付近に落ちる。
負荷が軽くなる分、電圧が上がってしまうのをサイリスタでコイルの出力波形を一部カット
してつじつまを合わせる回路動作だ。
これも測定したからどうって事は無いけれど、正常動作時の電圧を一度測って記録して
おくと、充電回路の不具合時にACジェネレーターの故障判定に役立つ。
サービスマニュアルに書かれているACジェネレーター単体のコイル抵抗ではわかりにくい
動特性なので、この方法がより実践的な検査方法だと思う。
まち針で極細棒を作る予定でいたけれど、時給換算で買った方が得だと思うくらいの値段
だったから良い買い物だったよ。
測定あそびに満足して裏ヤビツへちょっと入って途中の砂防ダムで引き返した。
道は乾いていたけれど周囲はまだ雪が残っており、寒いのでさっさと帰路につく。
まだまだ寒い季節だな~・・・(-_-;)