YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

CG125ビッグキャブ化の一例

2014年11月15日 | バイク一般

YBR125と関係ない話だけど、キャブレター・ケーヒンPD24(中国ケーヒン名:PZ27)の話。

先日顔見知りになったホンダCG125さんをそそのかした結果ヤフオクでPZ27を入手し
て実装し登場した。

純正がPD22系なので俺のYBRと同じようにPZ27(PD24)はポン付け可能だと予想しておすすめし
てみたのだが、行動力がある人だから速攻で入手交換したみたいだ。

CG125にPZ27は完全にポン付け可能!(・∀・)

まったくの無加工でスロットルケーブルさえも純正のまま実装可能だった。w
ただし、吸気の設計がYBRと違う関係からメインジェットのセッティングはまだ出ていないとの事。

とりあえずMJ#102、PJ#38、PS 1・1/2で目下のところ運用ちゅうだけど、MJがちょっと濃いらしくて
アクセル開度1/2~全開域ではJN(ジェットニードル)のクリップを一番上にして薄くし、どうにか走れる感じら
しい。

MJを#100、#付属の未刻印(たぶん#95~#98程度)、#95と変化させながら、傾向を掴みつつ、
JNクリップ段が中間位置になっても大丈夫なMJを探す作業で追い込むしか無いだろうな。
俺のPZ27は台湾ケーヒンなのでMJの刻印もしっかり刻まれていて#95であった。
この#95をサイフの中でも入れておいて、今度顔を合わせ時にでも試験してもらう。
#95で薄くなり出したら#98ってな具合で探るのだ。
全体的なセッティングが追い込めたら、最後の仕上げにPSの回転数を+-1/4回転調整でアクセル全閉
から1/2開までの繋がりやフケ具合、出だしのトルク感を好みに合わせて追い込む感じでいいと思う。

YBRで実績を積みつつあるPZ27だけど、車種のちょっとした違いによって微妙な燃調のやり直しも必要なの
がよく分かる例だった。
先で知り合ったCGL125も同じように微調整は必要な気がする。

CG125さんに後日またお会いできたら、その後のデータを聞き取って追記しようと思う。
YBR125と関係ない車種ではあるけれど、共通の苦労やノウハウは公開共有することで輪が広がり、非正規
輸入原2の維持管理に一役立てられるのならいいかな。

追記:その後のCG125さん

偶然CGさんと再開できたのでその後のセッティング状況を尋ねてみたけれど、泥沼にハマったようだw
ちょっとだけ車体を目視確認させてもらったら・・・

CG125はフィルターボックスに乾式ペーパーフィルターが付いてる。
CGさんの話によると内径27mmのPZ27キャブに対してCGのインレットマニホールドは細くて段差が生じ
ているとの事。
セッティングが出ない理由に段差が影響してると読んだけれど、もうひとつ根本的な不具合を発見!
エアクリ確認のためにコネクティングチューブを固定してるバンドを緩めようとしたら締め込みが甘い状態
だということが発覚したのだ。
つまり二次エアーをこの部分で吸い込んでて、いくらジェット類を変更しても安定しないのだ。
再度組み付ける時にバンドの締め込みを修正して試走してもらった結果、来る時の燃調から大きく変わって
調子悪くなったとの事。
つまりダメな状態に合わせてセッティングを出そうとしてもダメなわけで、もう一度最初からやり直し。
せっかく分解するのだからインマニのスタッドボルトを六角ボルトM6✕20mmへ変更、インマニの内径
をテーパー状に
27mmまで削ってPZ27に合わせる追加工、そしてジェット類の番数を戻して各部の
組付けと二次エアー
確認など、一箇所でも見落としや不安要素が無いか再作業する予定となった。

結果が楽しみである。

追記:その後のCGさん
その後ずいぶん経ってCGさんのCG125の燃調が決まり出したとの事。
不調の原因はやはりキャブ出口径27mmに対してインマニ入り口径が約24mmと
細すぎて乱気流が起きてた模様。

タオバオにて改造用に総アルミ製のインマニを入手して入り口径をキャブに合わせて
削って装着してた。

ところが5mmほどインマニが短いというちょっとした不具合も発生したらしい・・・
原因は分かってる。
買う時に必要な断熱用インシュレーターとガスケットが同封された物を選ばなかった
のが理由である。

ホンダ系はインシュレーターとガスケットと組み合わせて初めて寸法が合致する。

この手の細かい部品は後から追加購入するとすごく高くつくので、どうせ安いんだから
フルセットで買ったりガスケットやインシュレーターの予備品も購入しておくと良い。
(例: タオバオ id=39038212910  6元 CG125 平直口

インマニの径を整合させた結果
PJ:#38
MJ:#100で現在試走中との事
ずいぶん調子が良くなったらしく、まあMJ:#100~105の間でいい結果が出るであろう。

後日お会いしたらセッティングが出たとの事だ。
PJ:#38
PS:1・1/2回転開き
JNクリップ:上から3段目(中間)
MJ:#105
ほぼCGL125の例と同じ結果になったって事だな。

これで100km/h長時間巡航可能だったそうだ。(個人サーキット内?w)