YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

パンク!!

2013年07月03日 | YBR125整備

ギャーーーーー!タイヤがぁーーー!!

ネジがーーー!!釘がーーーー!!

なんのことはない、わざと刺したんだ(てへペロ

YBR125の換えホイールに付いてた消しゴムタイヤ・TT100-GPがもう限界なので、とりあえず元の
ホイールに戻そうと思ったから、ついでにパンクの修理の練習でもしてみようと思い立って実行しただけだ。w
ヘタすると10年以上前にやったきりなので手加減なんかすっかり忘れてる。

手持ちのチューブレスタイヤ用パンク修理キットは二種類あって、それぞれ特徴があるが穴を塞いで
ハッピー
になればいいってわけ。

まずは弾丸型の栓を使うタイプを使ってみる。
これは随分昔に買って車とバイクで2回使って、まだ弾が残っていた物だ。
使えるかどうか知らないけど、とりあえず・・・

まず釘をプライヤー等で抜いておく。
リーマー状の先にタップリとゴム糊を塗って左右にグリグリ回しながら刺してまたグリグリして引きぬく
こと2回。

次に赤い筒をセットし、栓にゴム糊をタップリ塗る。

まっすぐ押しこむ様に栓をブスリと差し込む。

完全に入れず、赤いネバネバ部分のくびれでストップさせ、後はカッターで2mmくらい頭を残して切り取
れば完了。
久しぶりにやったけど簡単なものだ。

次は俺も未体験なジャーキータイプで輸入工具のアス◯ロで500円くらいで買ったものだ。
ネジを抜いてからリーマーにゴム糊を塗りたくる。


右回転を守りながらグリグリと刺してから右回転で引きぬく

これを3回繰り返して穴を整える。

次に栓となる謎のビーフジャーキーみたいな物体を差し込みにセットし、タップリとゴム糊を塗る。

そして方向を保ちながらブスリと差し込むんだけど、これが意外と力が必要で前出の弾丸型よりちょっと
たいへんだった。
少しだけ空気を補充するとタイヤが凹む事なく挿入しやすいらしい。

スボっと差し込んだら、方向をそのままで引き抜き、カッターで2mm程度残しつつ余分なジャーキーを
切り取って完了。
有名なマルニ製はバルカシールって商標みたいだけど、他は特に呼び名は一定していない。
このジャーキー型の栓はなんかう◯こに似てるのでウン栓って呼ぼうかな?

大事をとって30分くらい放置した後に空気を入れてみる・・・・あれ?シューシュー音がするぞ?

漏れてるのはやはり弾丸タイプの方だw

もう十年以上寝かしてたゴム栓だから亀裂でもできてたらしく、中心から漏れてるのがわかった。
このタイプのゴム栓は5年くらいで交換・補充したほうがよさそうだ。

仕方なしにウン栓で塞ぎ直した。

最後に出先での修理を想定して、いつもロングツーリングで携行してるパナレーサーのポンプでフルに
空気を充填してみた。

このミニポンプはフロアポンプみたいな使い方ができて優秀だけど、ひと押しの補充量が少ないからちょっと
大変で、回数にすると170kPaで約150回、200kPaで約180回もシコシコしないとならなかった。
だけど人里離れた山の中だったらこんなポンプでも無いよりはるかにマシだよね。w 

感想としては弾丸型は女性でも簡単にできる力加減で修理が簡単だけど、栓の定期的交換が
必須
とする弱点があると見た。
またこの栓がホムセンや車用品店、バイク用品店でもよく見かけるが意外と値段が高い。

一方、ジャーキータイプは挿入の力がちょっと必要だけど、いびつな形の穴にもフィットするし、換え栓も
あちこちで見かける。
値段はさまざまで100均のダイソーでも灰色のジャーキーが置いてあったのが驚きだ。
俺は今回初めてジャーキータイプを使ってみて、こちらのほうがしっかり穴が塞がっていいなと思う。
両方共にゴム糊は経年劣化の可能性があるので、数年単位で適当な時期にゴム糊も交換しておくと良い
だろう。
今回使ったゴム糊は3年前に100均で買った自転車用で成分はチューブレス用と同一だから、出先で気づいて
も何処かで買えるだろう。

修理後、数日間走らせてるけれど漏れた兆候もナシで完全に直った。


タイヤをホイールから剥がした時に裏からパンク修理箇所を見たらウン栓がそこに座っていた。w

こんな構造、だれが考えだしたのだろう?

パンク修理は自分で出来るとツーリングや通勤に重大な損失を与えること無く走行復帰できるので、
チューブレス仕様のYBR125オーナーはぜひ習得すると良いだろう。
「チューブレス パンク修理」で検索すれば記事や動画が見つかるから、色々眺めてからどのタイプを
購入するか決めたり予習でもしておけば、本番でも慌てる事が無い。
何よりこの手のキットはその場に無いと話にならず、また他の車両でも使える利点があるので連休ツー
リングを良いきっかけにして購入・持参すると良いかと思う。