らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール

2009年06月08日 23時59分04秒 | 音楽
 本日は、色々なニュース番組で第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで日本人初の優勝を飾った辻井伸行君の偉業をトップニュースで伝えていました。

 1年中どこかしらの国際コンクールで日本人の入賞者がいても一般のニュース番組や新聞で大きく扱われる事は希です。それだけマスコミや一般の方々はクラシック音楽に対して関心が無いと思われるし、重要ではないと思っているのかもしれません。

 のだめカンタービレなどの一時的なクラシック音楽ブ~ムはあってもやはりマイナ~なジャンルなのでしょう。演奏者という職業を選んだ私には寂しく思えてきます。

 辻井伸行君についても障がい者なのに国際コンクールに優勝して、他の障がい者や一般の方々も勇気づけたという締め方をしているニュース報道には少々閉口してしまいます。

 辻井伸行君という優秀なピアニストが小さい頃からの努力で勝ち取ったという事実を妙にねじ曲げてしまっては、余計な事です。一時的なスターをつくって、後は知らないという態度をマスコミが今まで繰り返してきた実績?があるからとても不安になってしまいます。

 素晴らしい音楽を奏でるピアニストとしてこれから、一時的ではなく生の彼の演奏にふれに行く人が増えていって欲しいと思います。そして、クラシック音楽をブ~ムで終わらせない我々演奏家達の役割も大きいのでしょう。

 是非、山形にも来県して素晴らしい音楽を奏でてもらいたいものです。おめでとうございました。

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